『「アイ・カンパニー」の時代』~「自分探し」ではなく、「自分創り」のための一冊

本・名言・格言

本から学べることはたくさんありますね。

私も投資に活きる考え方、メンタルのコントロールに活きる考え方、人とのコミュニケーションに活きる考え方等、さまざまな考え方を本からたくさん学んできました。
そしてこれからも学び続けたいと思います。

今日は私が学びを得た本を紹介します。

今日紹介するのは小笹芳央氏、小畑重和氏著の『「アイ・カンパニー」の時代~キャリアを鍛える。モチベーションを高める。』です。
自分自身をひとつの「株式会社」の「経営者」と捉えるユニークなアプローチにより、「自分探し」ではなく「自分創り」をする考え方を学びました。

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著者について

2003年発行の書籍のため情報が古いと思いますが、書籍に掲載されていたプロフィールを抜粋します。

小笹芳央氏は1961年大阪府出身。1986年に(株)リクルート入社。
2000年(株)リンクアンドモチベーション設立。代表取締役就任。
HRM分野における気鋭のコンサルタントとして注目を集め、セミナーや公演多数。
現在、キャリアスクール「i-Company」の監修も務めている。

小畑重和氏は1959年京都市出身。1982年に(株)リクルート入社。
人事部人材開発課長、ガテン事業部事業企画課長などを経て、1993年情報と流通のシナジーを目指す『暁の駱駝プロジェクト』創設。
コンビニ放送局開局、コンビニECマガジン創刊など新事業立ち上げに従事。
2001年に(株)リクルートエージントに移り、サイト編集長、募集企画部長を経て、現在「i-Company」校長。

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内容について

本著のコンセプトは自分自身を一つの「株式会社」に置き換えて、その経営者になったつもりで現状分析を行い、将来を設計してみる、ということです。

終身雇用や年功序列といったかつての会社の在り方は現在大きく変わってきています。
そのような環境変化の中で、

「自分はこの先どうしていけば良いのだろう」
「自分が本当にやりたいことが見つからない」
「このまま今の会社で働き続けることが、なんとなく不安だ」
「そもそも会社に勤めていて、自分のキャリアなんて自由に描けるのだろうか」

といった不安も増していることでしょう。

そうした不安に対して、一つの視点を提示する一冊です。
社名を決めたり、社史を作成したり、自社の強みの因子分解をしたり、経営課題とリスクを書き出したり、本著の中にある様々なワークに取り組むことで、「自分探し」ではなく「自分創り」をするきっかけとなる一冊です。

本著は以下のような章立てで構成されています。

第一章:アイ・カンパニーを設立する

第二章:アイ・カンパニーの社史沿革
 ~<やりたいこと>は何か/自社のモチベーション特性を把握する

第三章:アイ・カンパニーの因子分解
 ~<やれること>は何か/筋肉インデックスで競争力を把握する

第四章:アイ・カンパニーの環境分析
 ~<やるべきこと>は何か/投資家の視点に立つ

第五章:経営目標の言語化とオンリーワンを目指す戦略策定

第六章:アイ・カンパニーを繁栄させる七つの道具

印象的なフレーズ

本著の中で印象的だったフレーズをいくつか紹介します。

・先行きに対する閉塞感のみにとらわれているとしたら、それはあなたが旧来型の考え方から脱却できていない証拠なのかもしれません。

・過去を塗り替えることは不可能です。しかし、「未来は自らの力でつくることが出来る」のです。どのような未来をつくるのか。過去から学ぶべきことは多いはずです。

・決して無駄な過去というものはなく、すべての出来事が現在に通じる重要な意味を持つ。そして自分自身の思考や行動そして感情には、大きな傾向が存在する。

・「人間は誰でも死ぬ」ということは、裏を返せば「人間に与えられている資源の中で最も高価な資源は時間である」ことにほかなりません。

・「感情」を変えるのは難しいことです。しかし、「思考」や「行動」を変えることで、ある程度”自分”をコントロールする術を身に付けることが必要だと言えるでしょう。

・経営者にあるのは、常に「今」と「未来」です。

・”今から””自分の””思考や行動を”どう変えるのか、「変えられるもの」に経営資源を集中しましょう。

・「常識を疑い、オンリーワンを目指す」のが「アイ・カンパニー」経営の秘訣です。

・仕事ができる人とは。「アイ・カンパニーの経営者」という意識で常に社会に関わり、自らの強みを見極め、アイ・カンパニーを繁栄させていくためのポータブルなスキルを常に磨いている人のことなのです。

まとめ

私がこの本に出会ったのは、2006年冬。大学3年生の時で当時は就職活動中でした。

会社説明会で(株)リンクアンドモチベーションという会社に興味を持ち、当時の社長である小笹氏の著書を読んでみようと思い手に取ったのででした。
ご縁がなくこの会社に就職することはありませんでしたが、本著の考え方は15年たった現在でも、とても活きています。

この15年間で世の中も様々変わり、どんな会社も色々な変化の中で試行錯誤をしているように、自分自身(アイ・カンパニー)も変化をして対応していかないといけません。
毎年ではなくても、3年に1回でも5年に1回でも本著を手に取り、ワークシートを通して現在の環境を捉えなおすことはとても有意義であると感じています。
私自身、今後も定期的に見直しをしようと思っています。

「自分=アイ・カンパニーの経営者」という思考は、前向きに現実を捉えて、困難があっても立ち向かっていくための出発点になります。
「自分探し」をしてもなかなか答えが見つからないという方には、自分を起点に答えを作っていく「自分創り」のアプローチはとても学びがありおすすめです。

ご興味のある方は是非読んでみて下さい!
本日もお読み頂きありがとうございました!

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