『女子高生ちえのMBA日記』~経営に活かせるMBAのノウハウを学べる一冊

本・名言・格言

本から学べることはたくさんありますね。

私も投資に活きる考え方、メンタルのコントロールに活きる考え方、人とのコミュニケーションに活きる考え方等、さまざまな考え方を本からたくさん学んできました。
そしてこれからも学び続けたいと思います。

今日は私が学びを得た本を紹介します。

今日紹介するのは甲斐荘正晃氏著の『女子高生ちえのMBA日記~社長だもん、もっとべんきょうしなきゃ!!』です。
経営に活かせるMBAのノウハウを物語に沿って楽しみながら学べる一冊です。

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著者について

書籍内の著者紹介より、以下抜粋します。

(株)KAINOSHO代表。経済学博士。大妻女子大学講師。
横浜市出身。慶應義塾大学大学院工学研究科修士課程修了。
大阪府立大学大学院博士課程修了。
三井銀行、さくら総合研究所、国際協力事業団(JICA)海外派遣専門家、コンサルティング会社執行役員などを経て、現在は企業の組織活性化、ブランド構築、業務改革等のコンサルティング業務、講演活動に携わる。
主な著書に『女子高生ちえの社長日記~これが、カイシャ?!』『女子高生ちえの社長日記PART2~M&Aが、やって来た?!』など。

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内容について

この物語の主人公は山本ちえ、都内の女子高に火曜高校2年生でありながら、「山本産業」の社長。
山本産業は大手の家電メーカーに勤めていたちえの父親が独立してつくった会社で、父親が急死したため、ちえが二代目社長に就任したのであった。
「女子高生が社長をしている会社」としてメディアでも注目を浴びるようになっていた。
何も勉強せずに社長となり、会社の経営って何だろうと考えると自信がなくなっていたちえが、知人からMBAコースの話を聞き、入学を志願するところから物語は動き出します。
期待の新製品の不振、リコール騒動への対応等、様々な荒波の中、MBAコースで得た経営知識やノウハウを駆使して、ちえが経営の課題に立ち向かっていく物語です。
様々なケーススタディを通して、楽しみながらMBAの知識やノウハウ学べる一冊です。

本著は以下のような章立てで構成されています。

プロローグ:今日も、マスコミの取材?!
第1話  :会社のコアコンピタンスって、何?
第2話  :ちえ、ビジネススクールに入学
第3話  :はじめての授業はゲーム理論
第4話  :「チームちえ」、リベンジに成功!
第5話  :バリ島の王様も使ったSWOT分析
第6話  :会社のお金、正しい使い方教えます
第7話  :ちえの会社を通信簿で評価すると?
第8話  :期待の新製品、どうして売れないの?
第9話  :マーケティングの調査結果は・・・・・・
第10話 :ビジネススクールの仲間と工場見学
第11話 :仕事も「つなぎ目」が大切
第12話 :環境対策って、人しだい、ね。
第13話 :損得勘定を科学してみると・・・・・・
第14話 :会社で、大トラブルが発生!
第15話 :ちえの応援団長、ついに登場
第16話 :リアルケーススタディは、ちえの会社!
第17話 :メディア対策は、逆AIDMA作戦で
第18話 :ちえ、作戦を実行に移す
第19話 :社員は、みんな起業家じゃなくちゃ!
エピローグ:社長だもん、もっと勉強しなきゃ!!

印象的なフレーズ

本著の中で印象的だったフレーズをいくつか紹介します。

・うちコアコンピタンスって、いったい何だろう?

・実際のビジネスの場面を見ていても、意外と『相手がどんな行動をとるか』が考えられていないことが多い。

・よそから見て『ついてるだけ』と思うことでも、じつはその裏にいろいろな作戦があることって、けっこうたくさんあるんじゃないですか

・社員と言うのはね、上の人の意向で動こうとする動物なんだよ。
ちえちゃんがしっかり目を光らせてていないかぎり、社員の力をフルに発揮させることなんてできないと思うな

・テストマーケティングなしですか?それは、かなりつらいですね

・マーケティングの調査というのは、仮説・検証なんですよ。
『こうじゃないかな?』という予想があって、それを確かめるのが調査の目的です。

・マネジメントの判断には、つねにリスクがともなうと思ったほうがいい。
何か重大な決定をする場合には、どんなリスクが発生するかをつねに考えて、リスクを移転したり分散させたりする方法を同時に考えておく必要があるのだよ。

・人間の習性として、自分が見えている範囲でのムダや悪いところはすぐに気がつく。
しかし、日常、目に触れない部分にムダや悪いところがあっても、意外と気がつかないものだ。

・糸川先生はそういいながら、ホワイトボードに、「全体最適の視点」「経営効率の視点」「顧客満足の視点」という三つの言葉を書き出した。

・社長が科学的に分析してくださったお陰で、大きな失敗を防ぐことができました。

・ちえさん、会社はいった、誰のためにあると思っているのかね!

・切羽詰まった状況に置かれると、誰でも迷うものなんだ。
銀行とか取引先とか、いろいろなところが勝手な意見をいってくる。
しかし、彼らはその結果に責任をとるわけではない。
そのなかで、責任をとって最終的な決断をするのが、社長の役割なんだね。
社長にしかできない仕事なんだ。

・ちえさんのまわりには、力になってくれる人たちがたくさんいるはずだ。
その人たちの協力を得ることを、決して忘れないようにね!

まとめ

MBAとは「Master of Business Administration」の略で、日本語では「経営修士号」、まさにビジネスエリートの養成コースといったところです。

本著の中ではMBAのノウハウであるコアコンピタンス、ゲーム理論、利得行列、SWOT分析、流動比率、ベンチマーキング、市場セグメンテーション、ターゲティング、リスクマネジメント、サプライチェーン・マネジメント、損益分岐点と感度分析、コーポレート・ブランディングといった要素がふんだんに盛り込まれています。

言葉だけを聞くと難しいと思いますが、物語の中でちえが直面する様々な課題や問題に沿って、とてもわかりやすくそのエッセンスが落とし込まれています。

社会人の方であれば、1つや2つは「あ、これ確かにな。この考え方明日からの仕事に活かせるかもな。」というエッセンスに出会えると思います。
私自身は第11話『仕事も「つなぎ目」が大切』の中で登場する、仕事のムダは「つなぎ目」にあり、という話がとてもいい気づきがありました。
各部署にとっての最適を追求しても、全体としては非効率になってしまっていることはないか?という視点です。
自分の会社や業務で思い当たるところもあったので、視野を広げて業務を見つめなおそうと思いました。

ご興味のある方は是非読んでみて下さい!
本日もお読み頂きありがとうございました!

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