再生可能エネルギー事業を展開するレノバ。
バイオマス発電設備の営業運転開始延期が相次いでいます・・・
そんな状況下で投資すべきか、様子見すべきか。。
現状を整理して、頭の体操をしていきましょう。
■直近5ヶ月で5回も延期!
調べてみると、直近5ヶ月で5回も延期しています。
■2023年9月29日
・徳島津田バイオマス発電所
2023年9月 → 2023年12月中(予定)
長期間の安定稼働に向けたボイラ・タービン設備の最終調整に時間を要しているため
・石巻ひばり野バイオマス発電所
2023年9月 → 2023年10月中(予定)
長期間の安定稼働に向けたボイラ・タービン設備の最終調整に時間を要しているため
■2023年10月31日
・石巻ひばり野バイオマス発電所
2023年10月 → 2024年1月中(予定)
長期間の安定稼働に向けたボイラ・タービン設備の最終調整に時間を要しているため
■2023年12月22日
・御前崎港バイオマス発電所
2023年12月 → 2024年3月中(予定)
長期間の安定稼働に向けたボイラ・タービン設備の最終調整に時間を要しているため
■2024年1月24日
・石巻ひばり野バイオマス発電所
2023年1月 → 2024年3月中(予定)
長期間の安定稼働に向けたボイラ・タービン設備の最終調整に時間を要しているため
■2024年2月7日
・御前崎港バイオマス発電所
2024年3月 → 2024年7月中(予定)
長期間の安定稼働に向けたボイラ・タービン設備の最終調整に時間を要しているため
石巻ひばり野バイオマス発電所は3回延期、御前崎港バイオマス発電所は2回延期しています。
理由はいずれも「長期間の安定稼働に向けたボイラ・タービン設備の最終調整に時間を要しているため」です。
■延期発表と株価の動き
延期発表と株価の動きの推移は以下の通りです。
発表後、大きく下がっている時もあれば、必ずしも影響を受けていない時もありますね。
延期発表よりも、その後の業績予想の修正発表の方が株価は動きやすいようです。
■業績予想はどう動いた?
今期、レノバでは2回業績予想を修正しています。
その内容は以下の通りです。
1回目、2023年11月7日の修正理由は以下の通りです。
徳島津田バイオマス、石巻ひばり野バイオマスの延期が反映されています。
運転開始が延期され、売上収益が下がった一方で、減価償却費の減少や完工遅延損害賠償金の計上により、営業利益と純利益は上方修正されました。
2回目、2024年2月7日の修正理由は以下の通りです。
御前崎港バイオマスの延期が反映されています。
売上収益は下方修正されましたが、もともと3月の運転開始予定でしたので当期への影響は比較的小さいです。
一方、減価償却費の減少により営業利益は大きく上方修正。
純利益は企業結合に伴う再測定による利益が翌期にずれ込んだため、大きく下方修正となりました。
2回とも営業利益が上方修正となっていることはとても不思議な感じです。
運転開始延期に備えて契約でしっかりリスクヘッジがされていたことは素晴らしいことですが、運転開始が遅れているのは事実ですので、喜べる状況ではありませんね。
■来期稼働予定は?
さて、運転延期が相次いでいますが、現在の状況は以下の通りです。
1回延期した徳島津田バイオマスは12月に運転開始しました。
一方、3回延期した石巻ひばり野バイオマスは3月、2回延期した御前崎港バイオマスは7月に運転開始予定です。
次年度は唐津バイオマスも12月に運転開始予定です。
果たして現在の予定通りに運転開始されるでしょうか・・・??
■運転開始を確認するまでは様子見すべき?
複数の施設でこれだけ頻繁に営業運転が延期されているということは、それだけ共通する困難があるということで、現在の予定通りに運転開始されるかは懐疑的です。
まずは来月3月に石巻ひばり野バイオマスが運転開始されるかが注目です。
そして注意が必要なのはやはり御前崎港バイオマスでしょう。
2024年5月には、2024年3月期の決算発表とともに、2025年3月期の業績予想が開示されます。
もしその後、7月に予定されている御前崎港バイオマスの運転開始が再び延期となれば、期初早々から投資家の期待を裏切ることになり、株価は軟調に推移することになるでしょう。
ここ2年半ほど株価は軒並み下落傾向ですので、「もう売る人もいないのでは?」「期待も剥ぎ落ちていて、そろそろ底では?」と思わなくもないですが、ここで仕掛けるのは勇気がいりますね。
最近は資本効率改善のため増配や自社株買いを積極的に行う銘柄が人気な印象がありますが、レノバは無配ですし自社株買いすることもないでしょうから、そういう意味でも投資家の買いが集まる可能性は低いのかなと考えてます。
基本的には様子見で運転開始を見届けるまで手は出さないスタンスです。
もしよっぽど株価が下がれば、ポートフォリオの比率が大きくなり過ぎないように、小さく買い増すのはありかと思いますが、そのバーはかなり下の方に設定しながら見守りたいと思います。
待つのも相場。
事業の動きをしっかり見つつ、投資判断していきましょう。
本日もお読み頂きありがとうございました!
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