『高配当』銘柄。
『低PBR』銘柄。
最近の株式市場で注目されているテーマの一つです。
4/20(木)放送のテレビ東京『日経モーニングプラスFT』、「それいけマネー編集長」のコーナーで、上記要素を併せ持つ2つの銘柄が紹介されていました。
このコーナーでは、『日経マネー』の編集長・中野目純一さんが、2023/4/20(木)発売の『日経マネー』の掲載内容から、投資のヒントを伝えていました。
『高配当』『低PBR』は以下のように定義されていました。
『高配当』・・・配当利回り4%以上
『低PBR』・・・PBRが1倍割れ
■有望な高配当&低PBR銘柄はこれだ!
『日経マネー』でピックアップされていた2銘柄は、住友商事≪8053≫と日本製鉄≪5401≫です。
ピックアップされた理由は以下の通りです。
・PERも5倍前後、PBRも1倍割れを相当下回っており、株価水準はそう高くない。
・業績好調で増配余力がある。
・株価が安定的に推移する中で配当を安定的に受け取れると期待できる。
現在の配当利回りが高いか低いかだけでなく、現在の業績から今後も継続的に配当が望めるか、という視点も大切ですね。
■最新の株価・PER・PBR・配当利回り
『日経マネー』に掲載の株価やPER・PBR情報は4/6時点のもので少し古いです。
最新(2023/4/21(金)終値)のデータはこちらの通りです。
先日ウォーレン・バフェットが総合商社に追加投資したことが大きなニュースとなりましたが、住友商事も総合商社銘柄として株価が上昇しました。
『日経マネー』と比べると株価は7.9%も高くなっています。
PER・PBRは高く、配当利回りは低くなっていますので、注意してください。
それでも配当利回りは4.68倍ですから、十分に高配当と言える水準です。
■おわりに
『高配当』に『低PBR』、投資の視点としてとても面白いと感じました。
特に『低PBR』については東証が本腰を入れて低PBR銘柄の改善に向け動き出しましたので、注目度もかなり高まっています。
ただ、気になるのは、どちらも話題になり過ぎているのではないか、ということです。
特に高配当銘柄の象徴でもある総合商社については、過熱しているように感じています。
・累進配当を含めた安定した配当方針
・投資の神様・バフェットが投資
など、最近は良いニュースばかりが目につき、ネガティブなニュースが全く聞こえません。
私自身も「総合商社株をぜひ買いたい!」と思っていますが、今から手を出すとやけどをするような気もしてます。
ずっと良い状態が続くことはなく、良い時もあれば悪い時もあるのが相場ですので、安易に手を出すのは控えようと考えています。
皆さんはいかがですか?
『高配当』、『低PBR』など、投資の参考になる指標ではありますが、目先の指標だけでなく、今後の事業成長や企業の将来性などもあわせて、投資するかどうか検討したいですね。
本日もお読み頂きありがとうございました!
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