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こんなこと考えたことはありませんか??
権利付き最終日に買って配当Getして、翌日にすぐ売ったら、配当の分儲かるんじゃない?
株を始めた当初、前日の終値から翌日が始まると思っていた私は、こんなことを考えていました。笑
でも実際はそんなに甘くありませんでした。
高配当銘柄ほど、翌日(権利落ち日)は寄り付きから下落し、場合によっては配当利回りが3%なのに、株価が▲4%下落し、トータルで損をしてしまうこともあることを学びました。
ただ、儲かるか、損してしまうかは時の運!
翌日の株価次第です。
この9月はどうだったのか、29銘柄で、検証します!
■29銘柄で検証!その結果は・・・
検証結果を一覧表にまとめました。
早速見ていきましょう!
※便宜的に、株価は終値で検証しています。
数字が多くてわかりにくいと思うので、大事なところだけ抜粋します。
表の「株価下落率」は、権利付き最終日(2023/9/27)の終値から権利落ち日(2023/9/28)終値の株価の下落率です。
表の「中間配当利回り」は、権利付き最終日(2023/9/27)に株を保有することで得られる予想中間配当の利回りです。
「株価下落率」<「中間配当利回り」であれば、得をする。
「株価下落率」>「中間配当利回り」であれば、損をする。
ということです。
検証の結果は
9勝20敗と、負け越しました!
■一番当たりくじは、川崎汽船!
一番儲かったのは、川崎汽船です!
中間配当利回りが1.9%。
そしてなんと権利落ち日に株価が+0.4%上昇!
トータル2.3%儲かる結果となりました。
■一番の外れくじは、ソフトバンク
一方、一番損したのは、ソフトバンクです。
ソフトバンクは中間配当利回り2.4%に対し、株価下落率は▲4.0%、トータルで▲1.5%の損でした。
■おわりに
「権利付き最終日に買って配当Getして、翌日にすぐ売ったら、配当の分儲かるんじゃない?」
今回の場合、9勝20敗と、損をする銘柄が多い結果となりました!
やはり、そう甘くはないですね!
前日の米国株の動向など、株価は様々な要因で動きますので、毎回同じような結果になるとは限りませんが、少なくとも簡単に儲かると勘違いはしないようにしましょう。
なお、今年3月に高配当と言われる14銘柄で検証した際は、10勝4敗と勝ち越しました。
当時の結果に興味がある方はこちらの記事をご参照下さい。
【高配当14銘柄で検証】権利付き最終日に買い、権利落ち日に売る。儲かる?損する?
投資のスタンスは人それぞれですが、
「その企業の成長に期待して資金を預け、中長期で保有し、成長の果実の一部を分け前としてもらう」
というのが株式投資の基本で、今回のような短期的な手法は、自分ではコントロールできない要素が多く、あまりお勧めしません。
権利付き最終日・権利落ち日が株価にどのような影響を与えるのか、そのケーススタディとして、読者の皆さんの引き出しの一つになれば幸いです。
長期の視点を持って、投資していきましょう!
本日もお読み頂きありがとうございました!
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