あなたは、配当金は好きですか?
では、あなたは、この本を読んだことありますか?
配当株投資を実践し資産を増やした配当太郎さんの初めての著書です。
先日別の記事でも書きましたが、配当株投資の魅力、配当金を計画的に増やす3ステップ、銘柄選定のポイント、など、とても参考になりました。
この記事では、この書籍の中で紹介されていた大型高配当銘柄、15銘柄を紹介します。
直近の株価・配当利回りの他、配当余力を示す配当性向を一覧にまとめました。
また、配当太郎さんが重視する「増配」の実績が視覚的にわかるように、過去約10年の1株配当金の推移をグラフ化しました。
さらに、会社四季報2023年6月号より、各社に対する記者のコメントも抜粋しています。
投資の参考になれば幸いです。
■注目の15銘柄はこちら!
注目の15銘柄は、こちらです!
株価は2023年9月6日終値、配当利回りと配当性向は、各社の直近決算発表資料の当期の予想1株配当と予想1株純利益より計算しています。
(非開示の場合は、会社四季報の数値より計算。)
各社の過去約10年の1株配当金の推移と、会社四季報2023年6月号の各社に対するコメントは以下の通りです。
あなたは、どの会社に魅力を感じますか?
・大和ハウス工業
【反 落】戸建ては国内低調も米国は底堅い。事業・商業施設売却が進捗、ホテル運営急回復。ただ年金債務数理差異(前期966億円)見込まず営業益反落。連続増配。25年3月期は米国戸建ての回復基調続く。 |
【事業拡大】米国で物流施設開発に参入。ヒューストンで25年3月竣工。物流需要大きい米国で収益源多様化進める。カリフォルニア州の戸建て住宅会社の事業譲受。 |
・積水ハウス
【連続増配】国内戸建て住宅販売は前半に資材高影響あるも、価格転嫁浸透し徐々に吸収。オフィスビル等の物件売却進捗。金利高の米国戸建ても復調兆し。最高純益更新。25年1月期は米国復調追い風に増益続く。 |
【拡 大】米国戸建て事業は展開済みの西部エリア強化と同時に、フロリダ州など南東部への進出検討。日本IBMと戦略提携、ITシステム開発運用体制を同社に集約。 |
・JT
【最高益】紙巻きたばこは欧州軸に本数増、値上げも効く。不動産売却益貢献。原料高あるが営業増益幅拡大。24年12月期も紙巻きは各国で値上げ持続、加熱式は欧州など海外拡大に本腰、マーケ費増こなし増益。 |
【加熱式】吸い応えを強化した新型デバイス投入、低価格や販促駆使しアピール。海外は競合が先行する地域を軸に市場拡大、加熱式の宣伝コスト省きシェア獲得狙う。 |
・ENEOSホールディングス
【急反発】資源相場下落で上流の石油・天然ガス開発後退。が、石油製品利幅が大きく良化、製油所トラブル改善。金属は半導体材料等減販だがチリ銅山売却評価損消える。前号より増益幅拡大。25年3月期は電気小売り堅調、機能材回復も油価下落で減益。 |
【脱炭素】JFEと水島コンビナートでCO2フリー水素の貯蔵・供給拠点整備検討。韓国石油大手とはSAF製造等で協業。 |
・トヨタ自動車
【再増額】世界販売は過去最高1138万台(前期比7%増)。高単価SUV伸長。中国苦戦も台数増の日米欧が高水準。円安効果や販価改定が想定超。増益幅拡大。増配。25年3月期は好採算のHV続伸で上昇。 |
【北米EV】米国初の電池工場に1・2兆円追加投資、25年稼働。韓国LG系とは電池供給契約締結。電磁鋼板訴訟は日鉄側が請求放棄し幕引き。デンソー株を一部売却。 |
・キヤノン
【増益維持】複合機は好採算の消耗品増え採算向上。好調なカメラで円安効果大きく営業益上向く。24年12月期は医療機器が営業強化中の米国中心に伸びる。監視カメラ拡大。半導体露光装置も堅調。連続増配も。 |
【発 売】約10年かけ開発したナノインプリント半導体製造装置を発売。カメラ事業のうち監視カメラ比率が約4割弱まで拡大、買収企業のソフトウェアの貢献大きい。 |
・伊藤忠商事
【微減益】自動車、建機好調。青果事業黒字化。情報・金融伸びる。ファミマ改善。石炭、鉄鉱石価格下落だが円安恩恵もあり小幅減益止まり。25年3月期は北米建機堅調、完全子会社化の伊藤忠テクノ貢献で反発。 |
【アンモニア】エジプト建設大手と連携しスペイン等に続きスエズ運河で舶用アンモニア燃料供給開発推進。24年2月末まで上限1700万株、750億円の自己株買い。 |
・三菱商事
【反 落】LNG、自動車や北米建材好調。海外再エネ資産売却が効く一方、牽引役の資源市況一服、不動産運用会社売却益剥落し純益減。ただ円安恩恵あり高水準。25年3月期は原料炭権益売却も資源価格続落。 |
【売 却】豪州2原料炭鉱売却で24年度以降最大3000億円受領、高品位原料炭に集中。ホンダとEV電池活用のインフラ新事業創出。23年12月末基準日に株式3分割。 |
・三菱UFJフィナンシャルグループ
【最高益】前期の米銀売却費用消える。海外軸に預貸金利ザヤ拡大、市場運用も好調。為替差益。モルスタ15カ月決算。下期に外債実現損膨らんでも経常益急伸。連続増配。25年3月期はモルスタ12カ月決算復帰も、国内外資金利益や海外現地銀が伸長へ。 |
【巨 額】24年3月末まで4000億円、4億株上限に自己株取得。国内金利上昇捉え、円建て融資の利ザヤ拡大に本腰。 |
・三井住友フィナンシャルグループ
【最高益】国内外ともに貸出金利息好調。決済や資産運用も伸びる。下期に政策保有株の売却増勢。為替差益膨らむ。航空機リース子会社の保険金受領も追い風。与信費用こなし経常益増額。連続増配。25年3月期も預貸や市場運用堅調で資金利益拡大。 |
【還 元】24年3月末まで1500億円、2600万株上限に自己株取得枠。全株消却方針。不採算の米貨車リース会社売却。 |
・オリックス
【最高益更新】コロナ給付金の減少で保険が伸びる。訪日観光客回復で旅館・ホテルが改善。下期に不動産や投資事業の資産入れ替え売却益計上し最高純益更新。増配。25年3月期は前期買収案件が利益貢献。 |
【投 資】経営再建中の東芝にファンドを通じた出資と劣後ローンで合計2000億円投資実行。事業投資加速の一環。静岡県熱海市に2件目となる高級旅館を開業。 |
・東京海上ホールディングス
【連続増配】火災保険は料率改定で収支が改善。海外は保険料の上昇で北米地域を中心に収益が拡大。台湾におけるコロナ関連費用縮小も寄与し最高純益。25年3月期は利益柱の自動車保険が収支改善。自然災害が平年並みなら連続最高純益。連続増配。 |
【行政処分】保険料カルテル問題で23年度中に行政処分を受ける見通し。防災・減災のサービスを外部提供する子会社を設立。 |
・NTT
【最高益】ドコモは通信単価下げ止まり、解約率も低い。データは円安効く。東西は上期足踏みも法人向けが下期増勢。上期にIIJ株売却益。最高純益更新。増配。25年3月期はドコモの単価上向き連続増益。 |
【NTT法】当社縛るNTT法改廃へ自民議連が提言。実現なら研究成果開示義務やグループ再編等足かせ減少。ドコモがマネックス証券とインテージHDを子会社化。 |
・KDDI
【着 実】柱の通信は高価格の新プランが効き、下落続いた顧客単価が反転増へ。金融・法人ともに好伸し、楽天ローミング収入減をこなす。最高純益更新。増配。25年3月期は通信単価の上昇が続き連続増益。 |
【生成AI】23年10月からAWSと提携しAI開発支援を開始、自社商材と支援企業のAIサービス併売するモデル構築模索。メタバースのコンテンツ拡充で呼び込み。 |
・ソフトバンク
【後 退】柱の通信は契約数がワイモバ軸に着実増。新プラン奏功し顧客単価下げ止まる。法人堅調。が、前下期のペイペイ評価益ない。営業益反落。純益減でも86円配維持。25年3月期は通信が引っ張り反発。 |
【大 台】割安なワイモバが牽引し、23年11月にスマホ契約数が3000万件突破。23年10月始動のソフバン新プランはペイペイとの連携強化で訴求し顧客を囲い込む。 |
配当太郎さんは、半永久的に配当金が入ってくることを期待できるような優良大型株への投資が重要であると説いています。
誰もが名前を知る業界の第1位と第2位のといった企業が名を連ねています。
NTTやKDDIなど1株配当が右肩上がりで増配を続けている銘柄がある一方、ENEOSやソフトバンクなど高配当ではあるものの必ずしも増配はしていない銘柄も含まれていることがわかります。
■おわりに
配当太郎さん注目の15銘柄、いかがでしょうか?
いずれも業界の第1位や第2位といった大企業で、過去の配当実績、増配の推移からも魅力を感じる銘柄も多いのではないでしょうか?
私もこの中からいくつかの銘柄を注目しています。
ここで注意をして頂きたいことは「あの本で紹介されていたから」という理由で安易に投資に踏み切らない、ということです。
これまで成長してきた企業が今後も成長し続けるとは限りません。
過去の実績というのはとても参考にはなりますが、未来を100%保証するものではありません。
配当利回りだけでなく、企業の将来性など様々な要素をじっくり検討し、投資判断することが大切です。
もし株価が下がったり、減配や無配してしまっても、誰も責任はとってくれません。
自分の頭でじっくり考えましょう。
私もそうします。
配当金は真の不労所得です。
コツコツと資産を積み上げ、お金の悩みから解放されたいですね!
配当金に興味が湧いた方は、ぜひ配当太郎さんの本を手に取って、学んでみて下さい!
多くの発見があるはずです。
本日もお読み頂きありがとうございました!
【本記事はアフィリエイト広告を利用しています】
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