先週は米国の主力ハイテク銘柄の決算発表が相次ぎましたね。
そして今週、来週は日本の多くの会社が決算を発表します。
株式投資をしていると年に4回の決算発表、特に保有している銘柄の決算発表は気になりますよね!
今日から5日間、私が保有している銘柄の直近決算の内容をチェックしたいと思います!
(※記載してある銘柄を推奨しているわけではありません。)
第1回の今日は、米・電気自動車メーカーのテスラです。
昨年の株価爆上がりや、イーロンマスクCEOの暗号通貨をめぐる発言、自動運転での事故など、たびたびニュースに名前が出てくる同社ですが、環境にやさしい電気自動車でかつ自動運転の技術は未来の移動の形を大きく変えるのだろうと期待しています!
では、決算発表内容を見ていきましょう!
7/26(月)に発表した2021年4~6月期決算の主な結果は以下の通りです。
【主な決算内容】(単位:百万ドル)
売上高(Total revenues):11,958(前年同期:6,036 前年同期比: +98.1%)
営業利益(Income From Operations):1,312(前年同期:327 前年同期比:+301.2%)
最終利益(Net income):1,142(前年同期:104 前年同期比:+998.1%)
資産合計(Total Assets):55,146
自己資本(Total stockholders’ equity):24,804
営業CF(Net cash provided by operating activities):+3,765 ※Q1,Q2合算値
投資CF(Net cash used in investing activities):▲4,097 ※Q1,Q2合算値
財務CF(Net cash provided by financing activities):▲2,565 ※Q1,Q2合算値
ドルなのでわかりにくいですが、売上高を円換算すると、約1兆3200億円です。
四半期でこれだけの売上をあげるのはやはりすごいですね!
金額もさることながら、前期からの伸び率が驚異的です。
売上高は前年同期比で2倍、営業利益は4倍、最終利益は11倍と、いずれも四半期ベースで過去最高と、文句のない決算でした。
こんな業績が伸びている会社、日本ではなかなかないですよね。
3ヶ月前の1~3月期決算も最終損益は黒字でしたが、温室効果ガス排出権の売却収入を除くと最終損益は赤字でした。
しかし今回の決算では温室効果ガス排出権の売却収入を除いても最終黒字で、本業の自動車販売の強さが示されました。
売上高営業利益率は11.0%、売上高純利益率は9.6%と、GAFAに比べたら特筆するほどではありませんが、テスラは製造業ですし、投資対象としてはまずまずなのではないでしょうか。
自己資本比率は45.0%。1年前の時点では25.8%でしたので、財政状態も大きく改善していますね。
キャッシュフローをみても、本業である営業CFがしっかりプラスで、その上で積極的に投資をしていることがわかります。
昨年までは財務CFはプラス(つまり積極的に借入をしていた)でしたが、Q1、Q2と財務CFはマイナスです。
本業でしっかり稼げるようになってきたため、借入を減らしていっているのが表れているのかと思います。
財務的にはより安定しますね。
なお、テスラといえば多額のビットコインを保有していることでも有名ですが、貸借対照表を見ると、資産の部に「Digital assets:1,311」というのが計上されています。
13億ドル、日本円に換算すると約1,400億円ものビットコインを保有しています!
これだけの額を持っていると当然時価の変動で世間が騒ぐ(株価にも影響する)のはわかりますね。
ということで、非常に力強いテスラの決算発表を紹介しました!
冒頭に書いたように、私自身は環境にやさしい電気自動車でかつ自動運転の技術は未来の移動の形を大きく変えるのだろうと期待しています!
ビットコインの時価の変動やらのニュースもよく耳にしますが本業とは関係ない部分の話ですのであまり気にしていません。
半導体不足問題は本業に関わるので気になりますが、いずれ解消していくと思っています。
今後も本業の動向をしっかり注視しながら、長い目で保有し続けていきたいと思っています。
いかがでしたでしょうか?
もし投資をやっている読者の方がいましたら、共に頑張っていきましょう!
本日もお読み頂きありがとうございました!
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