晴れ風好調でキリンがくる?!三角持ち合いからの上放れに期待?!

投資の考え方

株価チャートの動きにワクワクを感じる銘柄、時々ありませんか?

私は今、キリンHDの株価チャートに注目しています。

キリンHDの株価を材料に、一般的な株価上昇のチャートの動きを紹介します。

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■上昇サイン①~三角持ち合いからの上放れ

上昇が期待できるサインとして「三角持ち合いからの上放れ」があります。

三角持ち合いとは、株価の上下動の幅がだんだんと狭まっていくことで、高値と安値を線で結んだときに、チャートの形が三角形になることからそのように呼ばれます。

※マネックス証券HPより抜粋

この三角持ち合いの形が崩れる時、株価が大きく動きやすいと言われます。

三角形の頂点に向けて溜め込まれたパワーが、一気に発散するイメージです。

キリンHDの直近2年の株価チャート(週足)は以下の通りです。

私は基本的に週足チャートを見ていますが、2022年後半からだんだんと値動きが狭くなってきていましたが、今年の4月以降の株価上昇で三角持ち合いから上放れしました。

■上昇サイン②~前の高値の上抜け

前の高値の上抜け」も上昇が期待できるサインです。

株価というのは上げ・下げを繰り返すもので、業績だけでなく、チャートの動きも売買の判断材料になります。

ですので、前の高値や、前の安値というのはとても意識されます。

この前はこの株価を抜けられなかったから、今回も抜けないかもしれない。そろそろ売って利益確定しようか。

と思う人が多ければ、株価は前の高値を上抜け出来ずに下落します。

こう考える人も当然多い中で、その株価を上抜けできれば、「以前とは評価が変わった!」ということであり、株価が1つ上のステージに上がることになります。

下値についても同じことが言えます。

この前はこの株価より下がらなかったから、今回もそろそろ底だろう。そろそろ買っていこうかな。

と思う人が多ければ、株価は前の安値を下抜けせずに上昇します。

こう考える人も当然多い中で、その株価を下抜けすれば、悪い意味で「以前とは評価が変わった!」ということであり、売りが売りを呼ぶ展開になる可能性が出てきます。

上記のチャートより少し長めに、直近3年のキリンHDの株価チャート(週足)は以下の通りです。

5/2(木)の終値は2,289でしたので、前の高値、2023/4/24の2,245は抜けました。

さらに、2022年8月29日につけた2,305.5を上抜けできるかが注目です。

前の高値を抜けるかも重要であるのに加え、金額の節目(2,300円)というのは意識されやすいため、ここをしっかり上抜けできたら、さらなる株価上昇も期待できるかもしれません。

前の高値だから、そろそろ売ろうか」「ちょうど株価も節目だし、売ろうか」と考える人も多い中での上抜けだからです。

■好調『晴れ風』がキリンHDの株価をさらに押し上げる?!

2022年8月の高値、節目の2,300円をしっかり抜けていけるかどうか、5/9(木)の決算発表が大きなカギになります。

南方(みなかた)新社長体制になって初めての決算発表、第1四半期ですので業績予想や配当予想の修正はないでしょうが、業績予測に対する進捗度は今後を占う重要な要素となります。

4月2日に発売された『晴れ風』、報道では品薄状態になるなど好調な出だしのようです。

第1四半期(1~3月)の業績は発売前のものですが、今後についてポジティブな見通しが示されるようであれば、株価の動きも楽しみですね。

通期の想定為替レートは140円/米ドル、93円/豪ドルですので、円安によって北米での種類の酒類事業や、豪・Lion、Blackmoresの業績に追い風が吹くかもしれません。

採算が悪化している協和発酵バイオがどのように扱われていくかなど、懸念もありますが、いずれにしても5/9(木)の決算発表からは目が離せませんね。

■おわりに

テクニカル分析の視点から、私が今注目しているキリンHDの株価の動きを見てきました。

もちろんこの銘柄を推奨するわけではありませんし、現時点で株を持っている人間の考察ですので、どうしても楽観的になりがちなところもあるでしょうから、そのあたりは差し引いて捉えて頂けますと幸いです。

株価は様々な要素で動きますが、本質的には好業績があってこそ上昇していきます。

株価の動きも重要ですが、値動きだけで投資判断するのではなく、企業の業績の推移を決算書からしっかり読み解いて、現状を理解した上で投資判断していきましょう。

本日もお読み頂きありがとうございました!


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