目標を達成するために大切なことは何でしょう?
まず、明確な目標を立てること。
そして、その目標に対する進捗状況を定期的に見直し、軌道修正をしていくこと。
であると私は考えています。
毎年資産+10%という目標達成を目指して、今日も1週間の株価の動きを振り返り、ポートフォリオの見直しを行います。
■今週末時点での最新株式投資ポートフォリオ
今週末時点での保有銘柄一覧は下記の通りです。
記載してある銘柄を推奨しているわけではありません。
(日本株で取得原価の大きい順、米国株で取得原価の大きい順に並べています。)
■先週末からの変化
資産総額は先週末から▲137,238円(▲4.9%)の2,686,977円でした。
南アフリカで発見された新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」による相場への影響を警戒して、今週は普段より多めにアクションおこしました。
暴落対策として、月曜日に以下の2つを行いました。
(1)まず、現金比率を高めるため、日本調理機を売却しました。
IPOに当選した銘柄ですが、上場初日から公開価格を割り、3週連続で週足陰線、含み損を抱えていましたが、自分の中で今後の成長をうまく描けなかったため、損切りしました。
取得原価から▲8.1%。収益は得られませんでしたが、IPOに当選しても実際に買うかどうか慎重に判断しないといけないなという教訓は得られました。
(2)次に、保有銘柄のうち、
①保有比率の高い銘柄(レノバ、チャームケア)と
②感染拡大懸念により業績や株価にネガティブな影響が出そうな銘柄(TKP)について、
保有株数と同数を空売りし、損益を固定する空売りヘッジ作戦を発動しました。
もちろん空売りにより多少の手数料は発生します。
また、リバウンドで上昇した場合に益を取り逃すことになりますが、「守り」を固めたいと思い、実行しました。
これにより資産全体のおよそ1/3に対してヘッジをかけました。
売却による現金比率の上昇と、資産の1/3に対する空売りで損益を固定したことにより、暴落に対する不安はだいぶ解消されました。
1~2週間ほどはネガティブなニュースが新たに出たり、市場もストレスに慣れておらずボラティリティの高い展開になると思いますので、来週いっぱいくらいまでは両建てをキープしながら様子を見つつ、空売りを外すタイミングを見極めたいと思います。
空売りヘッジ作戦の成否を語るのはまだ早いですが、株価の変動に一喜一憂するストレスがかなり軽減されるということはメリットとして実感しています。
なお、金曜日には決算発表後に大暴落(1日で株価▲42%!)したドキュサインを購入しました。
先週末比で大きく動いた銘柄(±5%)は以下の通りです。
【上昇】該当なし
【下落】ビヨンドミート:▲15.8%、ライオン;▲10.2%、ネットフリックス:▲9.5%、
アライドアーキテクツ:▲7.3%、テスラ:▲6.2%、エーアイ:▲5.8%
これだけ多くの銘柄が▲5%以上下げると、資産全体もやはり下がってしまいますね。
特に米国株の下げが目立ちました。
空売りヘッジ作戦の対象にしているレノバ、チャームケア、TKPは意外に下がっておらず、それ以外の銘柄が大きく下げた1週間でした(苦笑)
日本株ではライオンが▲10%の下落。ここまで下落するのは珍しいですね。
東海東京証券による投資判断引き下げが影響したようです。
「アウトパフォーム」から「ニュートラル」、目標株価は2,540円から1,750円に引き下げられました。
ライオンについては優待狙いの銘柄という位置づけですので、株価が下落しても気にしません。
アライドアーキテクツは2週連続で▲5%超で下落しました。
今月中旬発売の会社四季報で、来期業績予想がどのように示されるのか、注目しています。
年初(2,577,275円)からの成績は+109,702円(+4.3%)です。
年間+10%圏から随分遠ざかってしまいましたが、相場は上げることもあれば下げることもあるものですから、仕方ないですね。
一時的な上げ下げに一喜一憂せず、現金比率などの規律を意識しながら、将来の成長が期待できる銘柄を探し続ける、これに尽きるのかなと思っています。
年末に向けて復活してくることを期待しつつ、自分がやるべきこと、できることに集中して残り1ヶ月過ごしていこうと思います。
■ポートフォリオの観察
今週も、以下の指標に沿って、ポートフォリオを観察していきます!
・投資資産の10~30%は現金で保有する。
・銘柄の種類が偏りすぎないようにする & 国際分散の観点で、外国株(主に米国株)を10~30%保有する。
・同じ業界・ジャンルの保有は10~30%まで。
・1銘柄は投資資産の20%まで。
・投資銘柄数は25銘柄程度まで。
●投資資産の10~30%は現金で保有する。
現金比率は8.2%です。(信用建玉評価損益を加味すると8.6%)
月曜日の日本調理機売却により、現金比率は高まりました。
目安である10%以上に一旦したのですが、金曜日のドキュサイン購入により、8.2%で今週を終えました。
10%には届いていませんが、先週に比べて比率を高められたのは良かったです。
相場はいつ暴落するかわかりません。
常に10%くらいは現金を持っておき、暴落の際の空売りヘッジ資金、安くなった銘柄を買っていく資金、滅多に当選しませんがIPO資金として持っておきたいです。
●銘柄の種類が偏りすぎないようにする & 国際分散の観点で、外国株(主に米国株)を10~30%保有する。
「成長」銘柄の比率が47.9%です。
狙っているのは購入から5年で株価2倍を期待できる銘柄です。
四季報や財務諸表から成長が見込める銘柄を探し、割安になったタイミングでしっかり買えるように観察し続けます。
ポートフォリオ全体のバランスを考え、比率は50%程度までが目安ですが、多少のオーバーは許容しながら、保有銘柄の手仕舞いのタイミングや次の戦略を練りつつ観察を続けていきます。
「優待」銘柄は5.8%と10%以内なのでOKです。
「大型」銘柄も13.1%と、10~30%に収まっているのでOKです。
「海外」銘柄も24.7%と10~30%に収まっているのでOKです!
「海外」銘柄としてドキュサインを新たにポートフォリオに迎え入れました。
「海外」銘柄の比率は先週の23.4%からあまり増えてないように見えますが、もともと保有していた米国株3銘柄が今週軒並み下落したためです。
海外、特に米国には非常に成長性・収益性の高い企業も多く、配当等株主還元の意識も日本より高いため、今後強化していきたいところです。
将来的には、海外銘柄は40%くらいまで増やしてもいいかなと、考えています。
今後も銘柄の種類のバランスをチェックしながら、戦略を立てていきます。
(銘柄の種類についての考え方については8/1投稿の『投資対象ジャンル、どうやって決めてる? 私なりの分類の考え方。』をご参照ください。)
●同じ業界・ジャンルの保有は10~30%まで。
「環境」関連の比率は41.8%です。
30%をオーバーしていますが、レノバとテスラの株価が昨年秋口から大きく伸びたためです。
長い目で成長していくテーマだと思うので、多少のアンバランスは許容して持ち続けます。
「生産性向上」関連はドキュサインの購入によって8.1%まで比率が高まってきました。
(先週末の比率は5.5%でした。)
同社が展開する電子署名のサービスが、デジタル化の流れの中で、企業活動の生産性向上に貢献していくと考えていますので「生産性向上」関連として分類しています。
「グローバル」関連は現在保有がありませんが、狙っている銘柄はいくつかあるので、株価が下がってくるのを観察しながらじっくり待ちたいと思います。
「その他」が20.7%と多いです。
この分類は今年3月から始めたもので、それ以前に買った銘柄は分類にあてはまらないものもあるで、この銘柄群は今後少しずつ手仕舞っていき、比率は下がっていく予定です。
(銘柄の業界・ジャンルについての考え方については8/1投稿の『投資対象ジャンル、どうやって決めてる? 私なりの分類の考え方。』をご参照ください!)
●1銘柄は投資資産の20%まで。
現在の保有比率ベスト3は1位レノバ(19.4%)、2位テスラ(17.1%)、3位チャームケア(10.8%)です。
いずれの銘柄も保有比率が投資資産の20%を超えていないのでOKです。
1つの銘柄に資産が偏り過ぎないように、意識しながら観察し続けます。
●投資銘柄数は25銘柄程度まで。
現在、保有銘柄数は16銘柄です。
日本調理機の売却により▲1、ドキュサインの購入により+1、合計としては先週末から変わらずです。
25銘柄以内なのでOKです!
オミクロン株に対する懸念によって、大きく株価が調整する銘柄が出てきていますね。
将来有望な銘柄が大きく下げたら、積極的に狙っていきたいと思います。
ある程度大きく株価が調整したと感じたら、現金比率を一時的に下げてでも、新しい銘柄をつかみにいくことも大事だと思いますので、引き続きじっくり相場や個別銘柄の動きを観察したいと思います。
■まとめ
私はこのような感じで毎週保有銘柄のポートフォリオを見直して、バランスに異常がないかチェックしています。
目安にしているパーセンテージや銘柄分散の考え方については投資を続けながら色んな知識や考え方を吸収して、より良いやり方をどんどん取り入れていきたいと思っています!
投資のやり方・考え方は人それぞれです。
他人のことは気にしなくていいと思いますが、他の人のやり方・考え方に興味がある方は、一つのサンプルとして参考にして頂けますと幸いです。
うまくいくこともあれば、うまくいかないこともありますが、軌道修正をしながら目標(毎年資産+10%)にむかって前向きに頑張っていきたいと思います!
共に頑張りましょう!
本日もお読み頂きありがとうございました!
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