チャンスが来るまでじっくり待つ!【投資と孫子の兵法⑦軍争篇】

投資の考え方

こんな方に読んで頂きたい記事です。

孫子の兵法』の内容に興味がありま~す!

守りに強い投資家」になりたいです!

長期投資に必要な心構えを学びたいです・・・

この記事は、世界最古の兵法書孫子の兵法』に書かれたエッセンスを株式投資、特に現物株の長期投資に活かすポイントについて書いています。

「『孫子の兵法』?聞いたことありません。」という方でも、「戦わずして勝つ」というフレーズは聞いたことがあるかもしれません。

株式投資で成功するために、守りに強い投資家になるために、長期投資家として投資の世界で長く生き残るために、『孫子の兵法』のエッセンスを一緒に学んでいきましょう!

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■『孫子の兵法』とは?

今から約2,500年前、紀元前500年前後の中国の兵法家・孫武(そんぶ)が書き残した世界最古の兵法書で、戦争での心構え戦略が13編にわたって書かれています。

その考え方は現代ビジネスにも応用できるということで、ソフトバンク創業者の孫正義氏やマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏にも愛読されています。

『孫子の兵法』全体に貫かれたポイントは以下通りです。

× ガンガン戦って勝ち続けよ!
× 強い気持ちがあれば必ず勝てる!
○ 極力戦うな!戦わずに勝てる方法を探るべし!
○ 戦う前の準備が大事!情報が大事!
○ 勝てる勝負だけ戦うべし!勝てない戦いには挑むな!
○ 勝てるかどうかは相手次第!相手のミスを待て!
 
『孫子の兵法』は以下の13編で構成されています。
①計篇  ②作戦篇 ③謀攻篇
④形篇  ⑤勢篇  ⑥虚実篇
⑦軍争篇 ⑧九変篇 ⑨行軍篇
⑩地形篇 ⑪九地篇
⑫火攻篇 ⑬用間篇

■第7篇「軍争篇」の内容は?

第7篇「軍争篇」は軍の運用方法、特に先に主導権を握ることの大切さについて書かれています。

第7篇の中で、投資に活かせるフレーズは以下の通りです。

・窮冦(きゅうこう)には迫ることなかれ。
・その疾(はや)きこと風のごとく、その徐(しず)かなること林のごとく、侵掠(しんりゃく)すること火のごとく、動かざること山のごとし。
・善(よ)く兵を用いる者は、その鋭気を避けて、その惰帰(だき)を撃つ。

これらの言葉がどういう意味なのか、そこに含まれるエッセンスをどのように株式投資に置き換えて活かしていくのか、見ていきましょう!

■窮冦(きゅうこう)には迫ることなかれ。

窮地に陥った敵は、深追いしてはならない。
逃げ場を失った敵の必死の反撃に思わぬ損害をこうむる恐れがある。

株式投資に置き換えると・・・

深追いしすぎないこと欲を出し過ぎないことが大切です。

「頭と尻尾はくれてやれ。」という格言もありますが、最安値で買い、最高値で売れるとは考えるべきでありません。

ある程度割安と思える価格まで下落したら買い、ある程度満足できるリターンが得られたら売る。

このくらいのスタンスで株価と付き合うのが賢明です。

少しでも高くなるように欲を出して待ち続けた結果、ある日一つのニュースによってストップ安、なんてことも起こり得るのが相場です。

ある程度満足できるリターンを得られたら利益確定し、現金比率を高め、次の下落・暴落に備えるといった心構えが大切です。

■その疾(はや)きこと風のごとく、その徐(しず)かなること林のごとく、侵掠(しんりゃく)すること火のごとく、動かざること山のごとし。

攻めに転じた時は疾風のごとくのごとく迅速に行動し、守りに回った時にはのごとくのごとく微動だにしない。

武田信玄の「風林火山」の語源がこのフレーズです。

株式投資に置き換えると・・・

待つこと、動かないことの大切さは、株式投資でも共通します。

じっくりと相場を観察し、割安といえる水準まで株価が下がってくるのを待つ姿勢が大切です。

そして、ここぞ!の勝負所では思い切って投資に踏み切ることも大切です。

現金比率を高め、ここぞ!のチャンスを待ちましょう!

■善(よ)く兵を用いる者は、その鋭気を避けて、その惰帰(だき)を撃つ。

巧みに軍を運用するものは、敵兵の鋭い気力を避けて、だらけたりしぼんだりしている時に攻撃する。

株式投資に置き換えると・・・

株価が最高値圏にある時(相場が元気な時)に買っても、そこから利益を出すことは難しく、安易に手を出すべきではありません。

一方、暴落相場(相場に元気がない時)にエントリーすれば、将来的に利益を上げられる可能性は高まります。

仕掛けるタイミングは極めて重要ということです。

■おわりに

孫子の兵法、いかがでしょうか?

『孫子の兵法』は戦い・戦争について書かれた書物ですが、株式投資に活かせるエッセンス、共通する考え方が詰まっていると感じませんでしたか?

私は非常に多くの学びがあると感じています。

戦争でも株式投資でも、まず大事なことは「守り」を固めることです。

『孫子の兵法』のエッセンスを学び、マイルールに落とし込み、守りに強い長期投資家を目指していきましょう!

参照:★規律ある長期投資家を目指して★個別株投資8つのマイルール

この記事が、株式投資に取り組む読者の方、長期投資を志す読者の方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。

本日もお読み頂きありがとうございました!


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