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あなたは会社四季報を読んでいますか?
各社のページにある、業績記事・材料記事を読んでいますか?
以下、③のところです!
各社の最近の業績、新規事業のトピックスなど、将来や株価に影響を与える重要事項について、会社四季報の記者が魂を込めて書いています。
どの会社もだいたい170文字程度。
1社1分もかからず読めますので、自身の投資対象企業については、目を通しておきたいところですね。
この業績記事・材料記事、時系列で見てみると、ビジネス環境の変化を感じられ、その会社の現在地をより正確に把握できるようになります。
今回は、私が注目している銘柄の1つ「エラン」の業績記事・材料記事を時系列で掲載します。
ぜひ変化を味わってみてください!
■会社四季報コメントを時系列で見てみよう!
・2019年12月号
【損害補償】タオル等レンタル利用者が備品などを破損したときの損害を補償する商品を拡販。インドの医療関連商品卸会社へ追加出資、デジタル技術の導入を狙う。
・2020年3月号
【拡 張】白衣等の製造・販売行うクラシコと資本業務提携、商品開発や販路拡大などシナジー追求。個人請求や回収代行、物流など入院セット周辺業務の受託事業開始。
・2020年6月号
【新需要】介護食品や歯磨き粉など衛生用品のオンライン販売強化。退院後や再入院時の需要獲得目指す。CSセットは内容見直し付加価値向上。スマホ申し込み可能に。
・2020年9月号
【新サービス】入退院に特化した電話相談サービス開始、新規顧客獲得狙う。AI開発会社と業務提携で3密予防アプリ開発。
・2020年12月号
【全国展開】沖縄県那覇市の新設営業所は県内全域の需要開拓企図。21拠点で全国をカバー。青森県弘前支店移転で顧客深耕。
・2021年3月号
【海外展開】インドの病院向け洗濯会社に出資。CSセットの海外展開企図。3密防止アプリは実証実験で普及に手応え。
・2021年6月号
【成長戦略】新卒採用人数を倍増し、将来的な営業力強化企図。オンライン診療関連システム開発にも着手。新事業展開を模索。
・2021年9月号
【退院支援】22年に消耗品などの退院セット展開。利用者の新需要取り込む。首都圏で自社配送拡大、災害時の欠品リスク分散。
・2021年12月号
【サポート】相談電話窓口の利用時間を拡大し顧客対応強化。利用申し込みの電子化で業務効率を改善。人件費抑制効果。
・2022年3月号
【新事業】中小病院向けの電子カルテ事業に着手。CSセットとのデジタル連携を模索。退院後支援事業は試験運用を継続。
・2022年6月号
【拡 充】入退院周辺支援は在宅介護や相続関連にも拡大。自社配送は23年に79から250施設へ。災害時等欠品リスクに対応。
・2022年9月号
【新中計】25年度売上680億円、営業利益70億円目標。利用者の生涯を通じた困り事解決プラットフォーム構築検討、参加企業からの広告収入など収益多様化を狙う。
・2022年12月号
【開 発】独自開発の患者衣を7施設に導入、今後も拡大狙う。自社物流施設を23年末に250に増加予定(22年9月末92施設)。
・2023年3月号
【患者衣】独自開発した患者衣の全国展開を開始、製品ラインナップを23年中に拡充。電話相談サービスの内容を整理・再検討。退院者向けなど在宅市場への進出模索。
・2023年6月号
【沖 縄】沖縄ツーリスト社の旅行代金積立金からCSセットの支払い可能に。電子カルテは病院経営支援システム企業と相互に紹介営業。インドの洗濯会社に追加出資。
・2023年9月号
【在宅市場】在宅看護中に使用する日用品などを日額プランで提供する実証実験を開始。感染緩和で電子カルテの販売に注力。
・2023年12月号
【電子カルテ】病院の種類に応じて電子カルテのラインナップ拡大。投資先のインドの病院向け洗濯会社で顧客開拓が順調。
・2024年3月号
【買 収】ベトナムの病院向けランドリーサービス企業を子会社化、将来的にCSセットの現地提供を視野。沖縄県内で入院患者のオンライン面会サービスを提供。
・2024年6月号
【営業強化】24年中に福島県に新支店開設、熊本県の支店も拡大移転。自社物流施設を24年末までに370(前期末247)に増やし、災害や欠品のリスクに備える。
■おわりに
いかがでしたか?
この会社が何に注目されているのかや、様々な変化を感じられたのではないでしょうか?
エランの場合、「最高益」という単語がタイトルに頻繁に登場します。
ストック型のビジネスで毎期着実に利益を伸ばしていることがタイトルからもうかがえます。
インドやベトナムなど、海外展開に向けたコメントも出てきていますので、今後の展開に注目しています。
業績記事・材料記事はを時系列で見ることは投資判断の参考になりますので、ぜひ活かしていきましょう!
あなたが興味のある銘柄がありましたら、ぜひ1回みて終わりではなく、ExcelやWordなどに業績記事・材料記事を蓄積していくと将来役にたつと思います。
興味があれば、ぜひやってみて下さい!
なお、四季報の業績記事・材料記事(=定性情報)に加えて、実際の業績数値(=定量情報)をあわせて企業を観察すると、さらに投資判断の質が高まります。
投資判断の質、一緒に高めていきましょう!
本日もお読み頂きありがとうございました!
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