【楽天グループ】会社四季報の業績記事・材料記事を時系列で見てみよう!

業績図解・四季報記事

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あなたは会社四季報を読んでいますか?

各社のページにある、業績記事材料記事を読んでいますか?

以下、③のところです!

※東洋経済STORE 初心者講座「3分でわかる四季報の読み方」より抜粋

各社の最近の業績新規事業のトピックスなど、将来や株価に影響を与える重要事項について、会社四季報の記者がを込めて書いています。

どの会社もだいたい170文字程度。

1社1分もかからず読めますので、自身の投資対象企業については、目を通しておきたいところですね。

この業績記事・材料記事、時系列で見てみると、ビジネス環境の変化を感じられ、その会社の現在地をより正確に把握できるようになります。

今回は、私が注目している銘柄の1つ「楽天グループ」の業績記事・材料記事を時系列で掲載します。

ぜひ変化を味わってみてください!

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■会社四季報コメントを時系列で見てみよう!

・2020年3月号

【続 落】ECの流通拡大、クレカなど決済手数料収入伸びる。が、物流網整備への先行投資続く。携帯事業本格開始で宣伝費、基地局償却負担急増。持分リフトの投資損失1000億円超消滅前提で税前は黒字化。
【携帯事業】楽天回線エリア内ならデータ利用無制限・月額2980円の単一プランで4月提供開始。300万人対象に1年無料施策も実施、数年間は事業赤字継続公算

・2020年6月号

一転大赤字】新型コロナでECの伸び加速、クレカ等決済手数料収入順調。が、物流網の整備費用重い。携帯事業の基地局設置前倒しで進め、償却負担が前号想定大幅超、宣伝費も膨張。持分リフトの投資損失減る。
【攻 守】携帯事業は独自スマホ端末を一時無料化、他社ローミング地域の無料データ容量5ギガに引き上げるなど攻勢。物流施設は、自動化加速し3密の回避を徹底。

・2020年9月号

【費用増大】EC成長加速、クレカも好調。が、携帯事業は基地局設置前倒しで償却費が前号想定超。上期の米国電子図書館事業子会社売却益400億円食い潰す。リフト非持分会社化の持分損250億円。21年12月期もEC続伸、携帯事業で先行費用
【開 拓】携帯基地局は21年3月に人口カバー率7割達成が射程。東急電鉄と合弁設立、沿線のリアル店舗活用の新事業育成。

・2020年12月号

【赤字拡大】ECやクレカ順調だが携帯事業先行投資が前号比さらに膨張。21年12月期は市場拡大背景にEC伸長。が、携帯事業の費用大、子会社売却益400億円もなくなり営業赤字拡大。前期の米リフト非持分化損失250億円なく税前赤字抑制。
【広げる】米ウォルマートから西友株20%取得、集客・店頭施策で協業推進。携帯は契約事務手数料とMNP転出手数料無料化。

・2021年3月号

【費用増大】EC続伸。クレカ着実増。が、携帯事業基地局償却負担増で3000億円超の赤字。子会社売却益400億円なくなり営業赤字拡大。前期の米リフト非持分化損失250億円等なく、税前赤字は縮小。
【携 帯】4G人口カバー率は今夏にも96%に。既存地域の基地局高密度化も進め投資額は当初想定から3割超拡大へ。データ使用量に応じた段階的料金プランに移行。

・2021年6月号

【赤字継続】市場が牽引しEC続伸。クレカ、証券軸に金融好調。投資事業で上場益貢献。が、携帯事業基地局償却費、マーケ費負担大きい営業赤字拡大。前期の米リフト非持分化損失等なく、税前赤字縮小。
【資金調達】日本郵政、中国テンセント、ウォルマート、創業家親族から計2400億円超調達、携帯事業投資に充当。郵政と物流合弁立ち上げ、新拠点構築など模索。

・2021年9月号

【赤字拡大】EC続伸。クレカ、証券など金融堅調。だが携帯基地局償却費、ローミング費が想定超、赤字幅拡大。米リフト非持分化損失等なく税前赤字縮小。22年12月期は携帯課金増、ローミング減で赤字縮小。
【モバイル】通信仮想化プラットフォーム独新興通信事業者から大型受注。国内通信事業に並ぶ収益基盤に育成。仮想化技術持つ米アルティオスターを完全子会社化。

・2021年12月号

【赤字縮小】EC続伸。金融底堅い。ただ携帯の赤字大幅拡大。米リフト非持分化損失なく営業外改善。22年12月期もEC増勢、クレカなど金融堅調。携帯は課金客増、ローミング減で赤字縮小。物流採算も改善。
【銀行上場】メイン口座利用増える楽天銀行の上場準備を開始、モバイル投資資金を確保へ。通信仮想化基盤の外販事業を法人化、投資拡大に向け外部資本受け入れ検討。

・2022年3月号

【赤字縮小】EC続伸。クレカ拡大が追い風、金融堅調。携帯はローミング費や償却費負担で赤字続くが課金客増、インフラ販売貢献。子会社の段階取得差益剥落でも営業赤字幅縮小。営業外の株評価損益見込まず。
【モバイル】KDDI回線のローミングが4月以降順次減少、第1四半期が赤字ピークの公算。楽天証券の一部サービスでポイント付与厳格化、費用対効果見直し進む。

・2022年6月号

【赤字拡大】EC続伸。クレカ牽引し金融堅調。ただ携帯は課金客やインフラ販売増えるも、ローミングや店舗運営、償却など費用が想定以上に膨張。子会社の段階取得差益剥落もあり、前号から営業赤字幅拡大。
【収益重視】モバイル1ギガバイト以下ゼロ円を7月廃止、代わりに楽天市場でのポイント付与倍率を追加。楽天経済圏での客単価増に邁進。銀行に続き傘下の証券も上場検討

・2022年9月号

【赤字ピーク】EC続伸、旅行回復。クレカ牽引し金融堅調。携帯は課金客、インフラ外販増でも、ローミング・償却費膨張。子会社の段階取得差益剥落、営業赤字幅拡大。23年12月期は携帯課金客増で赤字縮小
【携帯純減】7月開始のモバイル1ギガバイト以下有料化で契約者数が初の純減、解約の8割は未課金客。課金客誘引に向け通信品質向上は急務。楽天銀行が7月に上場申請

・2022年12月号

【赤字幅縮小】EC・金融は好調。が、携帯は基地局償却費やローミング費用増が重く、営業赤字幅拡大。23年12月期は携帯が契約回線数純増し、顧客単価が上昇。EC・金融の拡大も寄与し、赤字幅大幅減へ。
プラチナバンド】総務省は携帯通信に最適な周波数帯の当社割り当てについて移行期間5年で可能提示。楽天証券株2割をみずほ証券に譲渡、楽天証HD上場は23年か。

・2023年3月号

【赤字減る】ECは楽天市場の取扱高伸びる。金融はカード牽引。赤字主因の携帯は契約数やや上向く。下期にかけ基地局整備が一巡しローミング費用減。販促費抑制も効く。ただ償却費増で赤字幅半減止まり
【携 帯】純減していた月間契約数は22年12月以降に純増基調にようやく転換。ショップ閉鎖や社員配置転換など月間150億円規模のコスト削減が今下期にも本格化

・2023年6月号

【赤字幅縮小】EC・金融は楽天市場とカード軸に順調増。大赤字の携帯は契約数が下期にかけて増加しコスト削減徹底でも基地局償却費等なお高水準。ただKDDIローミング活用で前号比営業赤字幅縮小へ。
【携 帯】目標だった23年度中の単月営業黒字化を断念KDDI連携に方針転換し膨張する設備投資を抑制。公募増資など約3000億円調達し社債償還と投資充当。

・2023年9月号

【大幅赤字】EC快走。金融もカード軸に増勢。が、大赤字の携帯は基地局償却等の費用が依然多いKDDIローミング等のコスト削減が想定下回り、営業赤字幅拡大。24年12月期は金融続伸、携帯も改善進む。
【大 台】携帯契約数は8月下旬に500万を回復、法人など取り込み加速へ。25年までに約9000億円償還の社債・劣後債は資産売却や借り換えで返済原資手当て。

・2023年12月号

【赤字残る】EC、金融は好調だが赤字元凶の携帯は経費削減幅が想定以下。前号より営業赤字幅拡大。24年12月期はEC、金融がカード軸に好伸。携帯は契約数が順調増。経費削減も進むが、なお営業赤字残る。
【携 帯】つながりやすい電波、プラチナバンド割り当て受け、24年にも利用開始で通信品質向上。楽天証券にみずほ証券が追加出資、楽天証券HD上場はいったん中止。

・2024年3月号

【赤字減る】ECは流通額拡大がやや鈍化だが、ポイント還元抑制で採算改善。金融はカード軸に快走。赤字元凶の携帯は契約数が順調増、単価も後半に上向く。経費削減も加速し、営業赤字が大幅減。無配継続。
【夜明け前】携帯の契約数は法人軸に急拡大、家族割引等開始で個人も開拓。楽天市場の月額出店料を6月に3割値上げ。社債型種類株発行し最大1000億円調達へ。

■おわりに

いかがでしたか?

この会社が何に注目されているのかや、様々な変化を感じられたのではないでしょうか?

業績記事・材料記事はを時系列で見ることは投資判断の参考になりますので、ぜひ活かしていきましょう!

あなたが興味のある銘柄がありましたら、ぜひ1回みて終わりではなく、ExcelやWordなどに業績記事・材料記事を蓄積していくと将来役にたつと思います。

興味があれば、ぜひやってみて下さい!

なお、四季報の業績記事・材料記事(=定性情報)に加えて、実際の業績数値(=定量情報)をあわせて企業を観察すると、さらに投資判断の質が高まります。

投資判断の質、一緒に高めていきましょう!

本日もお読み頂きありがとうございました!

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