【ビジョン】会社四季報の業績記事・材料記事を時系列で見てみよう!

業績図解・四季報記事

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あなたは会社四季報を読んでいますか?

各社のページにある、業績記事材料記事を読んでいますか?

以下、③のところです!

※東洋経済STORE 初心者講座「3分でわかる四季報の読み方」より抜粋

各社の最近の業績新規事業のトピックスなど、将来や株価に影響を与える重要事項について、会社四季報の記者がを込めて書いています。

どの会社もだいたい170文字程度。

1社1分もかからず読めますので、自身の投資対象企業については、目を通しておきたいところですね。

この業績記事・材料記事、時系列で見てみると、ビジネス環境の変化を感じられ、その会社の現在地をより正確に把握できるようになります。

今回は、私が注目している銘柄の1つ「ビジョン」の業績記事・材料記事を時系列で掲載します。

ぜひ変化を味わってみてください!

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■会社四季報コメントを時系列で見てみよう!

・2019年12月号

【最高益】Wi‐Fiレンタルは渡航者向けが販路拡大で高成長。訪日客向けも好調続く。大幅増益。20年12月期は渡航者向けが高単価プラン比率増加寄与し好伸。訪日客向けも東京五輪で勢い加速。連続最高純益。
【無制限】Wi‐Fiレンタルは無制限プラン販促強化、複数人でのシェア需要等狙う。無人店は2号店をみやこ下地島空港に新設、今後も地方に続々設置し販路拡大へ。

・2020年3月号

【続 伸】柱のWi‐Fiレンタルが渡航者、訪日客向け共にリピーター着実増と新規増で順調拡大。高単価プラン比率向上や仕入れ原価軽減で採算改善も続く。利益続伸。新型肺炎影響拡大すれば表記下振れも。
【影響度】Wi‐Fiレンタルは世界200カ国・地域で展開し、特定エリアの病気流行のダメージ小さいが、海外渡航者激減なら悪影響。端末の充電整備の効率化推進。

・2020年6月号

【急 落】柱のWi‐Fiレンタルは3月以降、コロナ影響による国外渡航者や訪日客激減で急降下、夏場以降の戻りも鈍い。国内法人用は体制強化で在宅勤務需要取り込み堅調も補えず。大幅減益。減損特損。
【在宅需要深耕】在宅勤務拡大受けオフィスの電話応答代行開始、Wi‐Fiレンタルと相乗効果狙う。契約書捺印などの機能備えるビデオ会議システム販売にも注力。

・2020年9月号

【厳しい】Wi‐Fiは海外用が秋以降も渡航者低水準で利用減が想定超。国内は法人リモート需要受け堅調も及ばず。減額で営業赤字転落。減損特損。21年12月期は海外用戻り鈍く、販促費圧縮でも赤字脱せず。
【スリム化】空港のWi‐Fi受け渡し店舗はコスト圧縮と非接触の推進で無人化を一層加速。国内向けはオンライン授業等の需要狙い、教育機関や自治体への販促強化。

・2020年12月号

【底打ち】柱のWi‐Fiが海外用激減で大幅後退。ただ国内順調と販促費圧縮想定超で一転、小幅営業黒字に。21年12月期は夏前から渡航者回復に伴いWi‐Fi海外用の利用徐々に戻し営業益底打ち。減損ない。
【多様化】Webや電話会議の翻訳や吹き替えサービス開始のほか、渡航者数に左右されない新事業開発に注力。Wi‐Fiはセブン‐イレブン店頭での受け取り開始。

・2021年3月号

【底打ち】情報通信は月額制HP作成等ストック順調増だが獲得費用重く後退。ただ、Wi‐Fiは国内堅調に加え海外利用が秋以降緩く回復、償却費減も寄与し黒字回復で押し上げ。営業益底打ち。減損特損減る。
【堅 持】Wi‐Fiは販管費抑制しつつ空港内カウンター等設備は堅持し海外利用回復に備え。国内向け自社WiMAXは3年契約の長期プラン開始し囲い込み強化。

・2021年6月号

【増 額】情報通信は月額制HP作成顧客順調増でも獲得費重く部門益軟調。が、Wi‐Fiは国内用が在宅需要で想定超。コロナ収束遅れ海外渡航用は戻らぬ前提でも償却減り部門黒字化。営業益増額。減損軽減。
【新事業】Wi‐Fiの顧客基盤生かしアウトドア宿泊施設事業に22年参入へ。コロナの空港検疫で、アプリ使う接触確認等の業務を厚労省から受託し当面貢献見込む。

・2021年9月号

【再増額】情報通信は電力小売り開始の人件費増重く後退。が、Wi‐Fiは海外用回復鈍調も国内外兼用の法人向け想定超や検疫受託の貢献で反発大。営業益再増額。22年12月期は海外用徐々に回復し上向く。
【電力小売り】電力は従来の取次販売に加えて小売りに8月参入。法人顧客との直接契約増やし安定化図る。中小法人向けに市場調査や顧客対応の代行サービスも開始。

・2021年12月号

【回復続く】Wi‐Fiは海外利用厳しいが国内利用は法人、個人向け好調。検疫受託想定超も寄与し急反発。22年12月期はWi‐Fiの国内利用堅調や検疫受託増加に加え、海外利用が段階的に戻り押し上げ大。
【eSIM】通信事業の知見生かし120カ国以上で利用可能なeSIMサービス21年9月開始。貸会議室運営のあどばる21年12月子会社化、情報通信と相乗効果狙う。

・2022年3月号

【戻り歩調】Wi‐Fiは海外利用の需要が後半若干戻るが対応費用重荷。国内教育向け特需剥落。が、国内法人向けが拡大し補う。情報通信が月額制サービス件数着実増や電力改善寄与して伸長。営業増益。
【新事業着々】新規事業グランピングの施設は第1弾を霧島、第2弾を山中湖に順次開業、新用地選定も推進。OA機器販売は仕入れ先メーカー多様化し調達難影響緩和。

・2022年6月号

【独自増額】Wi‐Fiは海外向けが後半から急回復。国内はテレワークや入院時利用伸びる。情報通信はHP保守等の月額制サービス契約積み増す。新規事業のグランピング寄与。前号より営業益大幅増額。
【効率化】海外Wi‐Fiの空港自動受取機を増設。チャットボット利用も拡大し、待ち時間や人件費縮減狙う。PCR検査と会議室など利用込みのプラン提供開始。

・2022年9月号

【大幅増益】Wi‐Fiは渡航制限緩み海外向けが下期に急回復。大容量プラン増え単価上昇。国内はテレワーク追い風。上方修正の会社計画なお保守的。営業益大幅増。23年12月期は海外旅行再開進み、連続増益。
【グランピング事業】国内第2のグランピング施設を今秋、山中湖畔に新設。首都圏の既存Wi‐Fiユーザーの送客図る。帰国時のコロナPCR検査免除で渡航者増か。

・2022年12月号

【復調続く】Wi‐Fiは海外渡航客増え急回復。国内はテレワーク需要取り込む。営業増益。23年12月期はWi‐Fi躍進。上期軸に好採算の空港受託業務寄与。撤退した電力販売の赤字ない。営業益復調続く。
【電力販売】原価高騰で赤字続く法人向け電力販売事業から22年12月末撤退、採算改善図る。同じ新宿区内で本社移転、別拠点所在だった管理部門集約等の効率化加速。

・2023年3月号

【大幅増益】柱のWi‐Fiは海外渡航客・訪日外国人の需要が急回復。大容量プラン契約伸び、顧客単価上向く。空港受託業務減るが、電力販売の赤字ない。新規事業のグランピングも寄与。営業益大幅増。
【海外5G】海外用Wi‐Fiの5G無制限プランが利用できる国・地域を2から10へ拡大。グランピングはWi‐Fi顧客基盤多い関東・関西圏などへ新規展開意欲。

・2023年6月号

【独自増額】主力のWi‐Fiは海外渡航用途が急回復、テレワーク向けも伸びる。採算よい空港受託業務は上期中に終了でも想定超。新規事業のグランピングは稼働率高く好調。前号から大幅増額、会社営業益を上回る。最高純益更新だが、無配継続。
【新店舗】Wi‐Fiは関西国際空港、阿蘇くまもと空港で新店開業(関空は2店舗目)。経産省が定めるDX事業者へ認定。

・2023年9月号

【絶好調】空港受託業務は上期に終了だが柱のWi‐Fiは海外渡航需要が下期にかけ急拡大。グランピングも高稼働続き貢献。前号比増額。最高純益更新も無配継続。24年12月期は海外渡航回復が追い風で快走。
【C M】8月からANA・JAL国際線で機内CMを4年ぶり放映始め、ビジネス需要狙い撃ち。下期に光回線販売を取次から卸売りへシフトし定額収入増目指す。

・2023年12月号

【続 伸】上期に採算よい空港受託業務寄与。柱のWi‐Fiが海外渡航者、訪日客向けとも件数急回復。24年12月期は受託業務ないが、Wi‐Fi利用件数の伸び続く。情報通信堅調。最高純益更新。無配継続。
【新商材】海外約180カ国で使えるeSIM選べるアプリを23年11月から提供開始。外国人を中心に開拓目指す。24年3月末まで上限67万株・10億円で自己株取得。

・2024年3月号

【絶好調】好採算の空港受託業務剥落。ただ柱のWi‐Fiが渡航者増加で拡大し牽引。法人主体の情報通信は営業人員増で光回線など拡販。会社計画はWi‐Fi伸び前提が保守的。最高純益更新でも無配継続。
【新商材】鹿児島の温泉水使ったスキンケア商品を発売へ。株主優待にも加える。社外取締役が構成員の過半を占める指名報酬委員会を新設し、ガバナンス体制を強化。

■おわりに

いかがでしたか?

この会社が何に注目されているのかや、様々な変化を感じられたのではないでしょうか?

ビジョンの場合、新型コロナウイルスによって訪日客が激減し大打撃を受けたことがコメントの端々から感じられます。
国内需要の取込や、新規事業のグランピング事業の開始、空港での受託業務の受注など、稼ぎ頭の海外利用が戻らない中での奮闘ぶりが感じられます。
今後訪日外客数が完全復活した時にどのようなポジティブな記事が見られるのか、楽しみです。

業績記事・材料記事はを時系列で見ることは投資判断の参考になりますので、ぜひ活かしていきましょう!

あなたが興味のある銘柄がありましたら、ぜひ1回みて終わりではなく、ExcelやWordなどに業績記事・材料記事を蓄積していくと将来役にたつと思います。

興味があれば、ぜひやってみて下さい!

なお、四季報の業績記事・材料記事(=定性情報)に加えて、

実際の業績数値(=定量情報)をあわせて企業を観察すると、さらに投資判断の質が高まります。

投資判断の質、一緒に高めていきましょう!

本日もお読み頂きありがとうございました!

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