株価暴落への備え、出来ていますか?
「あんまり縁起の悪いこと言わないでよ~」
という方もいるかもしれません。
もちろん、私も暴落が来て欲しいわけではありません。
でも、きっと暴落はやってきます。
10年に1度。
もしくはもっと多い頻度で訪れる暴落。
その時、いかに資産を守り、相場で生き残り続けるか。
株価が上昇している今だからこそ、暴落にも目を向けて、心の準備をしておきたいですね。
今日は暴落の歴史を少し学んでみましょう!
■日経平均、1日当たりの下落率ランキング!
日経平均が1日何%下落したらショックですか?
3%落ちたらニュースになりますね。
5%落ちたらショックで寝込んでしまいそうですね。
10%落ちたらもう気絶ですね。笑
まずは、日経平均の1日あたりの下落率ランキングを見てみましょう。
下落率1位は1987年10月20日の▲14.90%。
ブラックマンデーと言われる大暴落です。
下落率2位は2008年10月16日の▲11.41%。
リーマン・ショックによる大暴落です。
下落率3位は2011年3月15日の▲10.55%。
東日本大震災による大暴落です。
日経平均が1日で▲10%以上も下落・・・
もし投資資産が1,000万円だったら、1日で100万円資産が減ってしまう計算です。
考えるだけでぞっとしますね。
ランキング20位までのうち11日が2000年以降で、いずれも▲6%を超える下落です。
そのうちリーマン・ショックのあった2008年が7日と、いかに2008年秋口が厳しい相場環境であったかが想像できます。
■暴落時の下落期間と下落率は?!
もう少し長い目で暴落の歴史を学んでいきましょう。
主要な大暴落と、その際の下落率、下落期間は以下の通りです。
下落率が最も大きかったのはITバブル崩壊の2000年4月~2003年4月。
実に36ヶ月にわたり下落し、下落率は▲64%。
ここまで長期間下落が続くと、メンタル的にもかなりきつそうですね。
次に下落率が大きかったのはサブプライムローン危機とリーマン・ショックの2007年7月~2008年10月。
15ヶ月にわたり下落し、下落率は▲62%。
特に2008年10月は、上で紹介した1日の下落率ランキングのうち5日の下落が記録されています。
直近の暴落は、コロナショックの2020年2月~3月。
下落率は▲31%でした。
下落期間は1ヶ月と、下落は短期間で終わり、上昇に転じたことは記憶の新しいところなのではないでしょうか。
暴落期間が非常に短かったのが2011年3月の東日本大震災です。
下落率は▲18%で、下落期間は2日。
暴落によって期間も大きく異なるので、対応が難しいですね。
■暴落はいつ起きてもおかしくない!
暴落時の1日あたり下落率、主要な暴落時の下落率と下落期間をみてきました。
まず、1日に日経平均が▲6%~▲14%も下落する日が実際にあったということ。
そして、ITバブル崩壊の時のように3年間にもわたり暴落する時もあれば、東日本大震災の時のようにわずか2日の暴落で終わることもある、ということ。
なかなか対応が難しいですが、まずは歴史を知ることが大切ですね。
暴落はいつ来てもおかしくありません。
いつ暴落が来てもいいように、銘柄の分散や現金比率など、無理のない投資スタンスを決めていきたいですね。
本日紹介したデータは、『ど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた!月に18.5万円がオートモードで入ってくる「高配当」株投資』(長期株式投資氏著)からの抜粋です。
人気の本ですので、読んだことがある方も多いかもしれません。
高配当株投資に興味を持って読んだのですが、その中で暴落への心構えの重要性が書かれており、改めてその重要性を感じました。
そして、暴落の歴史を知っておくことの大切さを感じました。
高配当株投資に興味のある方、暴落に対する心構えを学びたい方には有益な本だと思いますので、興味のある方は読んでみて下さい。
本日もお読み頂きありがとうございました!
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