【ビヨンドミート】21/11/10決算発表内容と私の投資戦略

IR・決算

私は毎年資産+10%達成を目標に投資に励むサラリーマン投資家です。

通勤時間や平日の夜、週末の時間を使って、売買候補となる銘柄の研究を行っています。
日々様々な情報が飛び交いますが、特に年に4回(四半期に1回)行われる決算発表は、企業の業績・状態を把握し、今後の投資戦略を考える上でとても重要な情報です。

この記事では、私が保有中 or 気になっている銘柄の決算発表内容をチェックし、今後の投資戦略について私なりの視点で書いていきます。
記載している銘柄を推奨しているわけではありませんが、私の視点や考え方が読者の方の参考になれば嬉しいです。

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■本日のチェック銘柄

今日チェックするのは植物由来の肉を提供する食品会社であるビヨンドミート(ティッカーシンボル:BYND)です。
NASDAQ上場で、決算期は12月です。
SBI証券お客様サイト内の銘柄サマリー情報より数値を抜粋すると、時価総額は52億ドル、従業員数は700人です。

私がこの会社に注目している理由は、大豆ミート等の植物由来の肉の提供・普及により、消費者に近い目線で世界の脱炭素化を牽引できると考えているからです。

なお、現在私はビヨンドミートの株を10株保有しています。

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■決算発表内容の概要

2021/11/10(水)に発表した2021年7~9月期(第3四半期)決算の主な内容は以下の通りです。

【主な決算内容】(単位:百万ドル)

売上高 (Net revenues):106(前年同期:94 前年同期比:+12.7%)
営業利益(Loss from operations):▲54(前年同期:▲18 前年同期比: - )
純利益 (Net loss):▲55(前年同期:▲19 前年同期比: - )
資産合計(Total assets):1,432(前期末:468)
自己資本(Total stockholders’ equity):207(前期末:367)
現金  (Cash and cash equivalents):886(前期末:159)
有利子負債(Short-term borrowings under revolving credit facility、Convertible senior notes):1,129(前期末:25)
営業CF(Net cash used in operating activities):▲191(前年同期:▲43)※Q3累計
投資CF(Net cash used in investing activities):▲104(前年同期:▲40)※Q3累計
財務CF(Net cash provided by financing activities):+1,022(前年同期:+21)※Q3累計

■決算発表内容分析のものさし

決算発表内容について、私は主に①成長性②収益性③安全性④キャッシュ創出力、の4つの観点からチェックをしています。

それぞれの観点について、主な指標とその計算方法、優秀と認定する目安は以下の通りです。
優秀と認定する目安をクリアした項目が多い銘柄ほど、買いたい銘柄、保有し続けたい銘柄ということになります。

★成長性
【主な指標】
増収率、増益率(営業利益・純利益)

【計算方法】
増収率(%)=(今期の売上÷前期の売上-1)×100
増益率(%)=(今期の利益÷前期の利益-1)×100

【優秀と認定する目安】
増収率、増益率ともに+10%以上

★収益性
【主な指標】
売上高営業利益率、売上高純利益率、ROE(自己資本利益率)

【計算方法】
売上高営業利益率(%)=営業利益÷売上高×100
売上高純利益率(%) =純利益 ÷売上高×100
ROE(%)      =純利益÷自己資本×100 ※四半期決算時は純利益を年換算し算定

【優秀と認定する目安】
売上高営業利益率:15%以上
売上高純利益率 :10%以上
ROE      :15%以上

★安全性
【主な指標】
自己資本比率、現金>有利子負債か

【計算方法】
自己資本比率(%)=自己資本÷総資本×100

【優秀と認定する目安】
自己資本比率:30%以上80%以内
現金>有利子負債であること
※ただし、一概に自己資本比率が高ければいいというわけではなく、有利子負債が多いとダメでもなく、業態や企業の成長フェーズによって個別に評価する必要がある、と考えています。)

★キャッシュ創出力
【主な指標】
営業CFがプラスか、営業CF>営業利益か

【優秀と認定する目安】
営業CFがプラスであること
営業CF>営業利益であること

■決算発表内容分析

それでは、上記のものさしに沿って、実際に決算発表内容を分析していきます。

●成長性のチェック

売上高は前年同期比+12.7%でした。
営業利益は前期に続き赤字。▲18から▲54に赤字幅が拡大しました。
純利益は前期に続き赤字。▲19から▲55に赤字幅が拡大しました。

売上高は+10%超で成長しました。
なお、9カ月の累計でみると、売上高は前年同期比+19.4%、営業利益は前年同期の▲25から今期は▲97と赤字幅が拡大しました。
純利益は前年同期の▲28から今期は▲102と赤字幅が拡大しました。

●収益性のチェック

営業利益、純利益はいずれも赤字のため、収益性のチェックは割愛します。

●安全性のチェック

自己資本比率は14.5%でした。
保有している現金は886、有利子負債は1,129で、有利子負債が現金を上回りました。
前期末の自己資本比率は78.4%でしたので、大幅に悪化しました。

現金は前期末から727増えましたが、それ以上に有利子負債は1,104増えました。
転換社債(Convertible senior notes)という形で1,129を調達したことにより、財務体質が大きく変わりました。

●キャッシュ創出力のチェック

営業CFは▲191と、キャッシュアウトとなりました。
営業利益▲54の額を超えてのキャッシュアウトとなりました。

本業(営業CF:▲191)及び投資(投資CF:▲104)によってキャッシュアウトしてしまっている中、資金調達(財務CF:+1,022)によってキャッシュを増やしてるという現状です。
今後事業が成長していき、まずは本業からのキャッシュである営業CFがプラスになることを期待して見守りたいと思います。

■業績予想に対する進捗度

SBI証券お客様サイト内の財務詳細情報に記載されている今期業績予想に対する進捗度をチェックします。
業績予想に対する進捗度は、年間の業績予想が妥当なものかを考える上で大切な指標です。
もし進捗度が高い場合は、業績予想の上方修正が発表される可能性もあります。
Q1は25%、Q2は50%、Q3は75%、Q4は100%を超えている場合を優秀と定義して、チェックしていきます。
もちろん企業によって季節波動がありますので、単純に数値だけをみるのではなく、前年度の四半期進捗を参考にするのも大事ですね。

売上高の進捗度は77.1%でした。
営業利益は▲87の予想に対し、Q3累計で▲97でした。
純利益は▲115の予想に対し、Q3累計で▲102でした。

売上高は通期予想に対して順調に進捗しています。
営業利益はすでに通期予想の赤字幅を超えてしまいました。
純利益も通期予想の赤字幅を超える勢いで赤字を計上しています。

■来期の業績予想から見る将来成長性

SBI証券お客様サイト内の財務詳細情報より、来期の業績予想をチェックします。
今期の会社発表の業績予想を起点に、来期の成長性を見ていきます。

※SBI証券お客様サイトより、同社の業績予想を抜粋

来期の売上高成長率は+43.2%、純利益は赤字幅が縮小する予想となっています。
(営業利益は業績予想がないため割愛します。)

過去の実績を見ると、売上高は高い成長をしていることがわかります。
2018年度は+169%、2019年度は+238%、2020年度は+36%でした。
今期予想は+16%ですので成長ペースが落ちているように見えます。
来期は+43%の予想になっていますが、今回の決算で減速の懸念も示されましたので、来期の予想が今後どのように修正されるか、注目していきたいです。

営業利益・純利益は過去3年赤字が続いており、今期・来期の予想も赤字になっています。
今は売上高をしっかり伸ばすことに集中するフェーズだと思いますので、赤字であること自体は特に心配していません。
なんといっても売上高に注目して今後の決算も見ていきたいと思います。

■株価水準とチャートの動き

直近の株価は以下の通りです。純利益予想が赤字のため、PER情報はありません。

※SBI証券お客様サイトより、同社の株価情報を抜粋

上場来の株価の動き(週足)は以下の通りです。

※SBI証券お客様サイトより、同社の株価チャートを抜粋

2019年の上場後は投資家の期待を集め、株価も大きく上昇しましたが、その後大きく調整し、上げ下げを繰り返しています。
株価の値動きが大きいのも同社の特徴です。
今回の決算発表を受けて10%を越えて大きく下落しましたので、今後さらに下落が続くのか、注意しながら見守りたいと思います。

■私の投資戦略

以上の分析内容を簡単に表に整理すると、以下のようになります。

売上高の伸びの鈍化、営業利益・純利益の赤字拡大と、今回の決算発表はいい内容ではありませんでした。
翌日の大幅な株価下落が投資家の評価をよく示しています。
将来の成長性への不安もささやかれるなかではありますが、私はまだまだ成長性があると思っています。

先般のイギリスで開催されたCOP26でも牛などの家畜から吐き出されるメタンガスが話題になりましたが、同社が提供する大豆ミートが普及することによって脱炭素に大きく貢献すると考えています。
実質的な脱炭素効果もありますが、それ以上に大きいのは消費者の意識へのインパクトです。
「脱炭素」「CO2削減」といっても、なかなか一般消費者の目線ではイメージがしにくい、貢献しにくい部分がありますが、お肉の選択という身近なことによって脱炭素に貢献しているという実感を持てることは、消費者にとって今までにないかなり大きな変化になるのではないかと思っています。

企業も脱炭素が求められる、投資家も脱炭素が求められる、一般消費者も脱炭素に貢献したいというムーブメントが起きる余地は十分にある。
以上の時代背景は同社にとって間違いなく追い風になると感じています。

先日米・マクドナルドでのトライアル販売のニュースもありましたが、今後様々な企業と提携しながら同社の大豆ミートが普及していくことを期待しています。

現在保有している10株は、基本長期保有を考えています。
5年で株価2倍」を期待しており、2倍に達した時点で半分を利確し、残りは引き続き長期保有をと考えています。
以上が私の戦略です。

■まとめ

長くなりましたが、お読み頂きありがとうございました!

私はだいたい25銘柄程度の注目銘柄を決めて、上記のような観点で継続的に観察を続けています。
そして5年で株価2倍が期待できる銘柄を、いいタイミングで買うことを目指して日々観察をしています。
上記の銘柄を推奨するわけではありませんが、銘柄選択の視点や考え方など、読者の皆さんの参考になったのであれば嬉しいです。

毎年資産+10%達成を目指して、引き続き頑張ります!

ということで、本日は以上です!
お読み頂きありがとうございました!

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