『日経マネー』でも紹介!サインポストの将来性は?!

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7/21(金)に発売された『日経マネー』2023年8月号の特集に、無人決済レジ事業を展開するサインポスト≪3996≫が掲載されていました。

直近の決算発表や導入状況などとあわせて、同社の将来性を見ていきます。

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■「グローバルニッチトップ株30」として、『日経マネー』で紹介!

『日経マネー』2023年8月号の中で、このような特集が組まれていました。

どんな相場でも強い“隠れたチャンピオン”
5人のプロが注目するグローバルニッチトップ株30

グローバルニッチトップ企業とは・・・

「世界市場のニッチ分野で高いシェアを確立している企業」や「国際情勢が大きく変化する中でサプライチェーン上の重要性を増す部素材を扱う企業

と説明されていました。

気になるタイトルでしたので読み進めると、サインポストが紹介されていました。

今現在高いシェアを確立しているわけではありませんので、上記の定義でいう後者として注目、ということでしょう。

※『日経マネー』8月号より抜粋

本文中では以下のように紹介されていました。

サインポストは世界初の設置型AI(人工知能)搭載セルフレジ「ワンダーレジ」を展開する。
入店した客が手に取った商品やその数量をAIが画像認識装置として重量センサーで把握し、自動的に購入金額の計算も行う。
決済にはクレジットカードや電子マネーに加え現金も利用できる。
ファミリーマートの無人レジ店舗に採用され、店舗数を増やしている。

■期待はしているが、上がらない株価・・・

世界初」「AI」「無人レジ

なんともワクワクを感じる言葉が並んでいますが、それとは対照的に株価はさえません。

過去5年の株価推移は以下の通りです。

2017年11月に上場し、2018年11月には上場来高値5,620円をつけましたが、その後下落が続き、2023年7月21日(金)の終値は470円。
最高値から1/10以下になり、上場来安値圏で推移しています。

2021年9月には、出来高を伴って一時的に上昇しました。
同社とJR東日本スタートアップ(株)によって設立された(株)TOUCH TO GOが東芝テックと資本業務提携することが発表されたことがきっかけでした。

今後も様々な提携や、無人レジの導入事例のニュースなどで大きく上がる可能性は秘めているのではなないかと考えていますが、いかんせん業績がよろしくないのが現状です。

■直近の業績は??4期連続最終赤字・・・

過去7年(2017年2月期~2023年2月期)の業績(売上高・営業利益・純利益・EPS)は以下の通りです。(単位:百万円、EPSは円)

ご覧の通り、営業利益・純利益は4期連続で赤字です。

売上高も上場直後の2018年2月期に届いていません。

図解すると以下の通りです。

いくら将来性を感じるビジネスでも、業績が伴わなければ株価が低迷するのは当然です。

上場直後の成績を超えられていませんが、売上高は徐々に増加傾向にあり、赤字幅も徐々に縮小されていますので、今後の展開に注目しています。

2024年2月期は黒字予想にはなっていますが、7月14日に発表された第1四半期決算では営業利益・純利益ともに赤字で、前年同期からの改善はみられませんでした。

※同社の決算抜粋により抜粋

前年も当初は黒字転換予想を発表していたものの、業績予想を下方修正し、赤字で着地した前科がありますので、予想を鵜呑みにせずに見守る必要がありそうです。

■最近の導入事例

同社のニュースリリースから、最近の導入事例を抜粋して紹介します。

・ファミリーマートニュウマン横浜/S店に無人決済システム導入!(6月28日リリース)

同社とJR東日本スタートアップ(株)が設立した(株)TOUCH TO GO(TTG)が開発した無人決済システムが、JR横浜駅に直結する商業施設「ニュウマン横浜」の従業員休憩室において6月28日にオープンした「ファミリーマートニュウマン横浜/S店」に導入されたことを発表しました。

・営業時間:9:00~21:00
・支払方法:バーコード決済、交通系電子マネー、クレジットカード。現金
・店舗面積:約22㎡
・取扱品目:約450種類

・HOTEL K3 asakusaにTTG導入!(7月11日リリース)

(株)TOUCH TO GO(TTG)が開発した無人決済システムがHOTEL K3 asakusa内の無人コンビニに採用されました。

HOTEL K3 asakusaは「旅を楽しむシンプル・スマートカジュアルホテル」をコンセプトに、2023年4月に浅草にオープンしたホテルです。

・営業時間:24時間
・支払方法:バーコード決済、交通系電子マネー、クレジットカード。現金
・店舗面積:約15㎡
・取扱品目:約350種類(地場の特産品、軽食、飲料<アルコール含む>)

今後も新しい導入事例が次々に増えていくこと、そして業績の改善につながることを期待したいですね。

『日経マネー』の記事にもあるように、人手不足人件費削減は、間違いなく今後日本の小売企業が長く抱え続ける課題です。

日本はすでに人口減少が始まっていますし、企業のコスト削減は永遠のテーマです。

その課題を解決しうる同社のビジネスには将来性がある、と感じています。

短期的には業績もかんばしくなく、株価も低迷が続いていますが、5年後10年後の未来を思い描きながら、今後の投資判断(追加買付or保有継続or売却)をしていいきたいと思います。

■『日経マネー』は投資のヒントの宝庫♪

今回は『日経マネー』8月号から、サインポストを紹介しました。

『日経マネー』では、この他にも様々な切り口から投資のヒントがたくさん掲載されてます。

気になる方はぜひ書店で手に取ってみて下さい。

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本日もお読み頂きありがとうございました!

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