皆さんこんにちは。
個別株投資で毎年資産+10%を目指すサラリーマン投資家、かたつむり君です。
(TWITTER:@posikatatsumuri)
サラリーマン投資家ランキング
今日の記事では、米国株のうち私が有望だと感じる8銘柄について、直近の決算内容をランキング形式で比較していきます。
こんな悩みを解決できれば、
と思っています!
・米国の個別株を買いたいけど、どの会社が良いのかわからない。
・米国株の中でも、特に有望な銘柄が知りたい。
・色んな銘柄を比較した上で検討したい。
こんなお悩みをお持ちの方にとって有益な内容になっていると思います。
銘柄選定の参考にして頂けますと幸いです。
是非あなたが保有している銘柄、興味を持っている銘柄を頭に浮かべながら読んでみてください!
より多くの気づきが得られると思います!
ランキングですか!面白そうですね!
■有望8銘柄ってどこ?その選定条件は?
今回取り上げる8銘柄は、以下の通りです。
【有望銘柄8選】 ※五十音順
・アクセンチュア(ACN)
・コカコーラ(KO)
・コストコ(COST)
・ズーム(ZM)
・テスラ(TSLA)
・ビザ(V)
・マクドナルド(MCD)
・マスターカード(MA)
どうやってこの8社を選んだんですか?
選定条件は以下の通りです。
①直近四半期及び前年同期の純利益が「黒字」
②売上高、純利益が「増収増益」、かつ増収率・増益率が「10%」以上
③過去に決算分析記事を書いている企業である
(=私が保有しているor気になっている会社)
この記事では7つの切り口でランキングしていきます。
7つの切り口は以下の通りです。
①売上高ランキング(売上高規模が大きい企業がわかります)
②純利益ランキング(大きな利益を残している企業がわります)
③増収率ランキング(売上高の成長が著しい企業がわかります)
④増益率ランキング(純利益の成長が著しい企業がわかります)
⑤売上高純利益率ランキング(収益性が最も高い企業がわかります)
⑥自己資本比率ランキング(財務の安全性が最も高い企業がわかります)
⑦株価上昇率ランキング(過去1年の株価上昇率が高い企業がわかります)
■ランキング
それでは、早速各項目のランキングを見ていきます。
■①売上高ランキング(売上高規模が大きい企業がわかります)
1位.コストコ 50,904百万ドル(6兆5,157億円)
2位.テスラ 18,756百万ドル(2兆4,007億円)
3位.アクセンチュア 15,047百万ドル(1兆9,260億円)
※()内の日本円は1ドル128円で計算した概算額。
⇒前回1位のアルファベットが減益となりこのランキングの対象外になったことで、前回2位のコストコが1位、前回3位のテスラが2位になりました。
ドイツの工場も稼働を始めた2位のテスラが今後どこまで成長するか、楽しみです。
日本で時価総額No.1のトヨタ自動車の2022年3月期第4四半期の四半期売上高は8兆1,124億円でした。
なお、ランキング対象外ではありますが、アマゾンは116,444百万ドル、アルファベットは68,011百万ドル、マイクロソフトは49,360百万ドルと、GAFAMの売上規模の大きさは特筆すべきものがあります。
■②純利益ランキング(大きな利益を残している企業がわります)
1位.ビザ 3,647百万ドル(4,668億円)
2位.テスラ 3,318百万ドル(4,247億円)
3位.コカ・コーラ 2,781百万ドル(3,559億円)
※()内の日本円は1ドル128円で計算した概算額。
⇒前回1位のアルファベットが減益となりこのランキングの対象外になったことで、前回2位のビザが1位、前回3位のテスラが2位になりました。
日本で時価総額No.1のトヨタ自動車の2022年3月期第4四半期の四半期純利益は5,338億円でした。
なお、ランキング対象外ではありますが、マイクロソフトは16,728百万ドル、アルファベットは16,436百万ドルと、桁違いの利益を残しています。
■③増収率ランキング(売上高の成長が著しい企業がわかります)
1位.テスラ +80.5%
2位.ビザ +25.5%
3位.アクセンチュア +24.5%
⇒増収率No.1はテスラでした。
前回は+64.9%で2位でしたが、今回増収率はさらに上昇しました。上海工場での操業停止があったにもかかわらずの力強い増収でした。
2位のビザは、前回は惜しくもベスト3に入れませんでしたが、前回も+24.1%と、安定して高成長をしています。
■④増益率ランキング(純利益の成長が著しい企業がわかります)
1位.テスラ +657.5%
2位.ズーム +88.4%
3位.マスターカード +43.9%
⇒増益率No.1はテスラでした。なんと前期の7.5倍!すごいです。
2位のズーム+88.4%も十分にすごいですが、通期の増益率や前期までの増益率に比べると弱く、株価は下がっています。
株式投資においては、数字の大小だけでなく、過去からの推移を把握することも大切ですね。
■⑤売上高純利益率ランキング(収益性が最も高い企業がわかります)
1位.マスターカード 50.9%
2位.ビザ 50.7%
3位.ズーム 45.8%
⇒売上高純利益率No.1はマスターカードでした。
前回1位のビザに僅差で競り勝ちました。
利益率は驚異の50%超え!クレジットカード業界の収益性の高さがうかがえます。
■⑥自己資本比率ランキング(財務の安全性が最も高い企業がわかります)
1位.ズーム 73.3%
2位.テスラ 51.6%
3位.アクセンチュア 46.4%
⇒前回に続き、ズームが1位となりました。
ズーム、テスラと成長性の高い会社は自己資本比率が低いイメージがありましたが、意外にも安全性は高いです。
■⑦株価上昇率ランキング(過去1年の株価上昇率が高い企業がわかります)
1位.コカ・コーラ +11.2%
2位.コストコ +10.5%
3位.マクドナルド +9.0%
※2020年末の株価から、2022/5/20の株価までの上昇率にて算出
⇒1位はコカ・コーラで+11.2%でした。
今年に入り、インフレ懸念、ロシアによるウクライナ侵攻、急速な利上げなどにより多くの銘柄が下落していますが、その中でも強いブランド力を持った企業が強さを発揮しているように見えます。
株価の動きは水物ですから、3ヶ月後には随分変わった景色になっているのではないかと思います。
■まとめ
各ランキング、3位までを記載しました。
「これは意外だった」といった部分もあったのではないでしょうか?
全体データの一覧は以下の通りです。
このランキングを始めた前回(2022年2月)はちょうど北京オリンピック開催中でした。
前回同様、金メダル・銀メダル・銅メダルをイメージして色付けしてみました。
1位の獲得数が一番多かったのはテスラで、増収率・増益率で1位となりました。
金メダル2つ、銀メダル3つ、合計5つのメダルを獲得しました。
3つのメダルを獲得したのは、ビザ、ズーム、アクセンチュアの3社です。
ビザは純利益で1位をとるなど、金メダル1つ、銀メダル2つ、合計3つのメダルを獲得しました。
ズームは自己資本比率で1位をとるなど、金メダル1つ、銀メダル1つ、銅メダル1つ、合計3つのメダルを獲得しました。
アクセンチュアは売上高・増収率・自己資本比率で3位に入りました。
このように、複数の会社を同じものさしで比較することのメリットは以下の通りです。
・相対的にその企業の強みや競争優位性に気づける
・1社の決算書だけを見て、早とちりで投資することがなくなる
・世の中にはたくさんの会社がある、上には上がいると実感できる
一方で、上記のランキングを鵜呑みにして投資するのは危険なところがあります。
注意すべき点は以下の通りです。
・売上高や純利益はあくまで直近四半期決算の数値であり、一時的な要因で数値がブレることがある
・将来性、キャッシュ創出力、PERなどの観点には触れていない
・業績のいい会社の株価が今後も上がるとは限らない(すでに織り込まれている、期待が先行し過ぎている)
・条件を満たさずランキング対象に入っていない企業の中にも有望な企業は存在する
1社1社の決算発表を丁寧に観察しつつ、定期的に複数の会社の比較も行うことで、より精度の高い投資ができるようになると考えています。
まさに、「木も見て、森も見る」!
是非そのような観点で、今回のランキングを活用して頂けますと幸いです。
今回取り上げた会社については今後の決算発表も継続的に観察していきます。
1つでも興味のある銘柄がありましたら、是非今後の記事も楽しみにしていて下さい。
なお、直近決算についての記事は以下の通りですので、よろしければご参照下さい。
・【アクセンチュア】22/3/17決算発表内容と私の投資戦略
・【コカ・コーラ】22/4/25決算発表内容と私の投資戦略
・【コストコ】22/3/3決算発表内容と私の投資戦略
・【ズーム】22/2/28決算発表内容と私の投資戦略
・【テスラ】22/4/20決算発表内容と私の投資戦略
・【ビザ】22/4/26決算発表内容と私の投資戦略)
・【マクドナルド】22/4/28決算発表内容と私の投資戦略
・【マスターカード】22/4/28決算発表内容と私の投資戦略
最後に、銘柄選びの視点について、私がとても参考にした書籍を一冊紹介します!
よろしければ読んでみて下さい。
↓4人の著者の視点から、テンバガーが期待できる銘柄の選び方のヒントが学べます!
毎年資産+10%達成を目指して、引き続きいろんな角度で銘柄分析を続けていきます!
ということで、本日は以上です!
お読み頂きありがとうございました!
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