【オイシックス・ラ・大地】22/2/10決算発表内容と私の投資戦略

IR・決算

今日はオイシックス・ラ・大地の決算を
チェックしていきましょう♪

社名長いな~
「ラ」ってなんだよ~

3つの会社がくっついたのでね。
「ラ」は「らでゅっしゅぼーや」の「ラ」ですね。

「らでゅっしゅぼーや」ってなんだよ~
名前かわいいじゃねーか~

皆さんこんにちは。
個別株投資で毎年資産+10%を目指すサラリーマン投資家、かたつむり君です。
通勤時間や平日の夜、週末の時間を使って、売買候補となる銘柄の研究を行っています。
日々様々な情報が飛び交いますが、年に4回(四半期に1回)行われる決算発表は、企業の業績・状態を把握し、今後の投資戦略を考える上で特に重要な情報です。

この記事では、私が保有中 or 気になっている銘柄の決算発表内容をチェックし、今後の投資戦略について私なりの視点で書いていきます。

記載している銘柄を推奨しているわけではありませんが、私の視点や考え方が読者の皆さんの参考になれば嬉しいです。

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■本日のチェック銘柄

今日チェックするのはミールキット事業等を展開するオイシックス・ラ・大地(証券コード:3182)です。
東証一部上場で、決算期は3月です。
4月からの新市場区分では「プライム市場」に区分されます。
直近の四季報より数値を抜粋すると、時価総額は1,311億円、従業員数は連結で915名です。
同社の経営理念は「これからの食卓、これからの畑」です。
食に関する社会課題をビジネスの手法で解決することを目指しています。
Oisix、らでぃっしゅぼーや、大地を守る会の3事業が柱です。
私がこの会社に注目している理由は
①フードロス削減など、SDGsの観点で優れたビジネスモデルであると感じるから
②共働き・単身世帯の増加によりミールキットの利用者は今後も伸びていくと期待できるから
です。

現在私はオイシックス・ラ・大地の株は保有していません。

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■決算発表内容の概要

2022/2/10(木)に発表した2022年3月期第3四半期決算の主な内容は以下の通りです。

【主な決算発表内容】(単位:百万円)
売上高  :87,400(前年同期: 74,790 前年同期比:+16.9%)
営業利益 :  4,979(前年同期:   6,131 前年同期比:▲18.8%)
純利益  :  3,294(前年同期:   3,900 前年同期比:▲15.5%)
資産合計 :56,761(前期末:38,360)
自己資本 :22,592(前期末:19,090)
現金   :13,071(前期末:15,580)
有利子負債:  1,266(前期末:  1,294)
営業CF  :  - (前年同期: - ) ※非開示
投資CF  :  - (前年同期: - ) ※非開示
財務CF  :  - (前年同期: - ) ※非開示

■決算発表内容分析のものさし

決算発表内容について、私は主に①成長性、②収益性、③安全性、④キャッシュ創出力、の4つの観点からチェックをしています。

それぞれの観点について、主な指標とその計算方法、優秀と認定する目安は以下の通りです。
優秀と認定する目安をクリアした項目が多い銘柄ほど、買いたい銘柄、保有し続けたい銘柄ということになります。

★成長性
【主な指標】
増収率、増益率(営業利益・純利益)

【計算方法】
増収率(%)=(今期の売上÷前期の売上-1)×100
増益率(%)=(今期の利益÷前期の利益-1)×100

【優秀と認定する目安】
増収率、増益率ともに+10%以上

★収益性
【主な指標】
売上高営業利益率、売上高純利益率、ROE(自己資本利益率)

【計算方法】
売上高営業利益率(%)=営業利益÷売上高×100
売上高純利益率(%) =純利益 ÷売上高×100
ROE(%)      =純利益÷自己資本×100
※四半期決算時は純利益を年換算し算定

【優秀と認定する目安】
売上高営業利益率:15%以上
売上高純利益率 :10%以上
ROE      :15%以上

★安全性
【主な指標】
自己資本比率、現金>有利子負債か

【計算方法】
自己資本比率(%)=自己資本÷資産合計×100

【優秀と認定する目安】
自己資本比率:30%以上80%以内
現金>有利子負債であること
※ただし、一概に自己資本比率が高ければいいというわけではなく、有利子負債が多いとダメでもなく、業態や企業の成長フェーズによって個別に評価する必要がある、と考えています。)

★キャッシュ創出力
【主な指標】
営業CFがプラスか、営業CF>営業利益か

【優秀と認定する目安】
営業CFがプラスであること
営業CF>営業利益であること

■決算発表内容分析

それでは、上記のものさしに沿って、実際に決算発表内容を分析していきます。

●成長性のチェック

売上高は前年同期比+16.9%でした。
営業利益は同▲18.8%でした。
純利益は同▲15.5%でした。

売上高は10%超で成長したものの、営業利益・純利益はともに15%超で減益となりました。
Oisixを中心に会員数がQ3累計で4万人増加しました。(Q2累計で約3.9万人増だったので、Q3は微増)
セグメント別の売上高構成比は以下の通りです。

営業利益・純利益は宅配3事業の新規PR費やOisix新物流センター(新海老名ステーション)への移行費の増加により減益でした。
新海老名ステーション移転は①出荷キャパシティの拡張と②出荷業務の全体最適によるコスト削減が目的です。
2024年に移転する予定でしたが、コロナによる宅配需要の大幅な伸長に対応するため約2年前倒し、今年1月16日~17日に移転しました。
ところが、商品の納品遅れなどによりオペレーションに混乱が生じ、商品を届けられないといったトラブルが発生しました。
1月25日にはトラブルは解消し、遅延なく出荷しているようですが、ドタバタの中での稼働開始となりました。

※同社の決算説明資料より抜粋

コロナ後は宅配需要一気に減っちゃうんじゃないのかね~

●収益性のチェック

売上高営業利益率は5.7%、売上高純利益率は3.8%でした。
指標には届きませんでした。
過去5年間の利益率の推移は以下の通りです。
売上高営業利益率 3.3%、2.2%、3.6%、3.5%、7.5%
売上高純利益率  2.2%、0.6%、3.7%、1.1%、5.0%

ROEは19.4%と指標を上回りました。

●安全性のチェック

自己資本比率は39.8%でした。
現金13,071に対し、有利子負債は1,266と、現金が有利子負債を上回りました。

●キャッシュ創出力のチェック

キャッシュ・フロー計算書は非開示のため割愛します。

■業績予想(会社発表)に対する進捗度

会社が発表した業績予想に対する進捗度は、年間の業績予想が妥当なものかを考える上で大切な指標です。
もし進捗度が高い場合は、業績予想の上方修正が発表される可能性もあります。
Q1は25%、Q2は50%、Q3は75%、Q4は100%を超えている場合を優秀と定義して、チェックしていきます。
もちろん企業によって季節波動がありますので、単純に数値だけをみるのではなく、前年度の四半期進捗を参考にするのも大事ですね。

今回の決算発表と同時に業績予想の修正が発表されました。
売上高は上方修正、営業利益・純利益は下方修正でした。

従来の予想  :売上高105,000 営業利益5,000             純利益3,000
今回の修正予想:売上高113,000 営業利益3,500~4,000 純利益2,500

営業利益が下方修正した原因は新海老名ステーションのトラブルによる損失のためです。

修正後の業績予想に対する進捗度は以下の通りです。
売上高の進捗度は77.3%でした。
営業利益の進捗度は142.3%でした。(下限の3,500に対する進捗度で計算)
純利益の進捗度は131.8%でした。

営業利益・純利益の進捗度は100%を越えてしまっています。
新海老名ステーションのトラブルは今年1月でしたので、Q3決算には反映されず、次のQ4決算に損失が計上されることになります。

あ~あ、年度の最後にもったいないな~

■来期の業績予想(会社四季報情報)から見る将来成長性

会社四季報では、過去の業績に加えて、今期の業績予想、来期の業績予想が記載されています。
会社四季報の記者が会社に取材をし、分析した結果掲載されている予想値です。
会社が発表している業績予想と一致する場合もあれば、ずれることもあります。
このずれがある時は、注意が必要です。

※SBI証券お客様サイトより、同社の会社四季報情報を抜粋

今期の業績予想(今回修正後)から、来期の四季報発表業績予想への成長性を見ていきます。
売上高は+2.7%、営業利益は+120.0%、純利益は+116.0%と、小幅な増収、大幅な増益が予想されています。
新海老名ステーションのトラブルが一時的なものなのか、今後も影響が出るのかによって来期の見通しも変わってくるのかなと思っています。
3月の会社四季報のコメントに注目しようと思います。

■株価水準とチャートの動き

2/10(木)の終値は2,560円。下方修正後の純利益で計算するとPERは37倍です。
過去5年間の株価の動き(週足)は以下の通りです。

※SBI証券お客様サイトより、同社の株価チャートを抜粋

昨年のコロナショック以降、株価は大きく上昇しました。
一時951円まで下がりましたが、昨年9月には5,220円まで上昇しました。
実に5倍以上の上昇です。
非対面、デリバリー等のニーズへの期待が高まったこと、前期は業績が爆発的に良化したことも要因かと思います。
しかしその後株価は下落し、現在は昨年9月の最高値の半分ほどの水準です。

■私の投資戦略

以上の分析内容を簡単に表に整理すると、以下のようになります。

増収減益の決算となりました。
PR費や新海老名ステーションへの移行費など、今後の売上高増加につながる投資を積極的にしていることは好感が持てます。
フードロス削減など、SDGsの観点でも優れたビジネスモデルであると感じますし、共働き世帯・単身世帯の増加によりミールキットの利用者は今後も伸びていくと期待しています。
一方で、今回の新海老名ステーションのトラブルで、「商品が届かない」「空箱が届いた」といった報道も見ましたので、オペレーションの質やチェック機能の面で今後に向けて不安も感じました。
誰か一人でも、空箱であることに気づいたり、違和感を抱いた社員はいなかったのでしょか?
さすがに空箱なら、いつもと重さが全然違うから気づくと思うのですが・・・。
となると・・・
色々勘ぐってしまいますが、社員の意識や内部統制の仕組みには少なからず課題がありそうです。

3ヶ月前の記事では「2,000円」を買付の目安にしていましたが、業績予想の下方修正もありPER水準も変わりましたし、来期の見通しを見てから判断したいので、しばらく手を出すのは控えます。
来期予想を発表する5月の決算発表をみて、将来に期待が持てる内容であれば、その時にいくらで仕掛けるか考えます。

以上が私の戦略です。

待つのも相場ってやつだな~

そうですね。
しばし様子見しようと思います。

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■まとめ

私はだいたい25銘柄程度の注目銘柄を決めて、決算発表内容と会社四季報を見比べながら、上記のような観点で継続的に観察しています。
そして5年で株価2倍が期待できる銘柄を、いいタイミングで買うことを目指しています。
上記の銘柄を推奨するわけではありませんが、銘柄選択の視点や考え方など、読者の皆さんの参考になれば嬉しいです。

私が銘柄選びの基準や、仕掛けるタイミング、投資に対する考え方について参考にしている書籍は以下の通りです。
よろしければ読んでみて下さい。

私の資産形成モチベーションの原点です!「自分のためにお金を働かせる」という思考を強烈に植え付けられました。

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長期投資家は暴落相場で買って買って買いまくる!

毎年資産+10%達成を目指して、引き続き頑張ります!
ということで、本日は以上です!
お読み頂きありがとうございました!

■参考:同社に関する過去の記事

【オイシックス・ラ・大地】21/11/11決算発表内容と私の投資戦略
※21/11/11(木)に発表した2022年3月期第2四半期決算についての記事です。

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