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あなたは会社四季報を読んでいますか?
各社のページにある、業績記事・材料記事を読んでいますか?
以下、③のところです!
各社の最近の業績、新規事業のトピックスなど、将来や株価に影響を与える重要事項について、会社四季報の記者が魂を込めて書いています。
どの会社もだいたい170文字程度。
1社1分もかからず読めますので、自身の投資対象企業については、目を通しておきたいところですね。
この業績記事・材料記事、時系列で見てみると、ビジネス環境の変化を感じられ、その会社の現在地をより正確に把握できるようになります。
今回は、私が注目している銘柄の1つ「サインポスト」の業績記事・材料記事を時系列で掲載します。
ぜひ変化を味わってみてください!
■会社四季報コメントを時系列で見てみよう!
・2019年12月号
【体制整備】NSDと資本提携、簡易型AIレジのカスタマイズなどシステム開発で協力仰ぐ。J1大分の競技場グッズ販売ブースに同レジ設置。増産準備も本格化。
・2020年3月号
【JR高輪新駅】無人AI決済店舗1号店がオープン。ラボの位置づけで改良進め、他店舗開拓狙う。提携先のトッパンフォームズで簡易型AIレジ設置。提案力強化へ。
・2020年6月号
【費用先行】AIレジの大規模量産体制とシステム構築に費用投下。保守やバージョンアップ費用などが先行。3月始動のJR高輪新駅無人店舗は画像認識の向上進む。
・2020年9月号
【資金調達】新株予約権発行、当初行使価額で最大19億円調達。JR東日本との合弁へ出資、人材投資にも充当。サッカーJ1大分の飲食売店で簡易版AIレジ設置。
・2020年12月号
【コンビニ】JR東日本子会社との合弁がファミリーマートと業務提携。無人決済システム活用店舗が21年春開店へ。AIレジのセンサー技術が倉庫向けで引き合い増。
・2021年3月号
【TTG】合弁事業は無人オーダー決済端末が飲食店などで導入が進捗。ファミマとの提携店舗が春に開店。ソリューションは分散データ分析するツール開発、拡販へ。
・2021年6月号
【AIレジ】バーコード認識機能も追加、顧客の効率性向上訴求、地銀の顧客軸に地方拡販急ぐ。保険業界向け専門部署新設、コンサル深掘り。継続前提に重要事象。
・2021年9月号
【EZレジ】AIレジの機能応用し価格抑えたPOSセルフレジ開発、秋から販売。小規模店舗軸に開拓。合弁事業で東芝テックと提携し保守強化。継続前提に重要事象。
・2021年12月号
【AI事業】無人店舗合弁は時間かかる駅店舗よりファミマ向け優先。AIレジは顧客対応の追加開発一巡。継続前提に重要事象。
・2022年3月号
【書店向け】セルフレジツールは非接触で一度に複数書籍バーコード読み込む機能訴求し拡販。無人店舗合弁の一部株をファミマへ譲渡、連携強化。継続前提に重要事象。
・2022年6月号
【地方共創】プラットフォーム設けて地銀顧客のDX支援。25社参加のオープンイノベーション武器にアバター接客や高齢者見守りサービス展開。継続前提に重要事象。
・2022年9月号
【協 業】小売りサポートのLMIグループとリアル店舗のDX支援で業務提携。SDGs私募債を発行。再生可能な強化段ボール使用のレジ開発。継続前提に重要事象。
・2022年12月号
【協 業】大分銀行、大分県産品販売会社と物販連携等で協業開始、地方共創事業の第1弾。コンサル獲得競争激化で来期以降の採用費が増大。継続前提に重要事象。
・2023年3月号
【無人レジ】大垣書店向けセルフレジの2店舗目としてイオン京都桂川店22年12月導入。低廉タイプのEZレジは24時間無人営業古着販売店に設置。継続前提に重要事象。
・2023年6月号
【拡 充】書店向けセルフレジに書籍以外読み取り、現金釣銭機対応等新機能追加。コンサルはデジタルバンクや投資運用会社の開業向け照会増。継続前提に重要事象。
・2023年9月号
【提 携】無人古着屋と業務提携、セルフレジ店全国100店舗計画。スタンダード市場への選択申請。全社員に在宅・物価手当月1・5万円支給。継続前提に重要事象。
・2023年12月号
【攻 勢】書店向けセルフレジは明文堂の埼玉・越谷レイクタウン店に正式採用。低廉タイプのEZレジは職域売店で導入。経営企画機能を新設。継続前提に重要事象。
・2024年3月号
【健全化】繰越利益剰余金の欠損補填狙い6000万円に減資。総額2億円のSDGs推進私募債発行。セルフレジを化粧品販売無人店舗に初導入。継続前提に重要事象。
・2024年6月号
【DX支援】地銀と協働で地方中小事業会社のDX支援サービス開始、デジタルUX推進部新設。無人レジはファミリーマートの無人店舗をJR駅初出店(青梅線羽村)。
■おわりに
いかがでしたか?
この会社が何に注目されているのかや、様々な変化を感じられたのではないでしょうか?
業績記事・材料記事はを時系列で見ることは投資判断の参考になりますので、ぜひ活かしていきましょう!
サインポストの場合、長いこと継続前提に重要事象という文字がありましたが、直近の四季報からはその記載が削除されました。
2020年2月期から4期連続で赤字が続いていましたが、2024年2月期はついに黒字転換しました!
今後の反転攻勢が楽しみです!
あなたが興味のある銘柄がありましたら、ぜひ1回みて終わりではなく、ExcelやWordなどに業績記事・材料記事を蓄積していくと将来役にたつと思います。
興味があれば、ぜひやってみて下さい!
なお、四季報の業績記事・材料記事(=定性情報)に加えて、実際の業績数値(=定量情報)をあわせて企業を観察すると、さらに投資判断の質が高まります。
投資判断の質、一緒に高めていきましょう!
本日もお読み頂きありがとうございました!
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