【東レ】22/2/9決算発表内容と私の投資戦略

IR・決算

今日は東レの決算を
チェックしていきましょう♪

随分長く保有してるみたいだな~

来月で保有してから4年半になりますね。
その間ほぼずっと含み損(苦笑)

投資の腕がまだまだってことだな~

皆さんこんにちは。
個別株投資で毎年資産+10%を目指すサラリーマン投資家、かたつむり君です。
通勤時間や平日の夜、週末の時間を使って、売買候補となる銘柄の研究を行っています。
日々様々な情報が飛び交いますが、年に4回(四半期に1回)行われる決算発表は、企業の業績・状態を把握し、今後の投資戦略を考える上で特に重要な情報です。

この記事では、私が保有中 or 気になっている銘柄の決算発表内容をチェックし、今後の投資戦略について私なりの視点で書いていきます。

記載している銘柄を推奨しているわけではありませんが、私の視点や考え方が読者の皆さんの参考になれば嬉しいです。

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■本日のチェック銘柄

今日チェックするのは炭素繊維複合材で世界首位の東レ(証券コード:3402)です。
東証1部上場で、決算期は3月です。
4月からの新市場区分では「プライム市場」に区分されます。
直近の四季報より数値を抜粋すると、時価総額は1兆1,643億円、従業員数は連結で46,267名です。
繊維に関して様々な事業を展開していますが、衣料や産業用途が柱になっています。

私がこの会社に注目している理由は
①炭素繊維の分野で世界1位というポジションにいるから
②炭素繊維技術が自動車や航空機に導入されることにより、CO2削減、地球環境保護につながると考えているから
です。
現在私は東レの株を100株保有しています。

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■決算発表内容の概要

2022/2/9(水)に発表した2022年3月期第3四半期決算の主な内容は以下の通りです。

【主な決算発表内容】(単位:百万円)
売上高  :1,646,872(前年同期:1,364,206 前年同期比:  +20.7%)
営業利益 :   103,148(前年同期:     36,190 前年同期比:+185.0%)
純利益  :     89,306(前年同期:     27,899 前年同期比:+220.1%)
資産合計 :2,963,078(前期末:2,848,839)
自己資本 :1,344,606(前期末:1,237,851)
現金   :   200,372(前期末:   236,354)
有利子負債:   904,152(前期末:   933,286)
営業CF  :      61,482(前年同期: 124,602)
投資CF  :  ▲30,014(前年同期:▲72,062)
財務CF  :  ▲71,483(前年同期:  ▲6,278)

■決算発表内容分析のものさし

決算発表内容について、私は主に①成長性、②収益性、③安全性、④キャッシュ創出力、の4つの観点からチェックをしています。

それぞれの観点について、主な指標とその計算方法、優秀と認定する目安は以下の通りです。
優秀と認定する目安をクリアした項目が多い銘柄ほど、買いたい銘柄、保有し続けたい銘柄ということになります。

★成長性
【主な指標】
増収率、増益率(営業利益・純利益)

【計算方法】
増収率(%)=(今期の売上÷前期の売上-1)×100
増益率(%)=(今期の利益÷前期の利益-1)×100

【優秀と認定する目安】
増収率、増益率ともに+10%以上

★収益性
【主な指標】
売上高営業利益率、売上高純利益率、ROE(自己資本利益率)

【計算方法】
売上高営業利益率(%)=営業利益÷売上高×100
売上高純利益率(%) =純利益 ÷売上高×100
ROE(%)      =純利益÷自己資本×100
※四半期決算時は純利益を年換算し算定

【優秀と認定する目安】
売上高営業利益率:15%以上
売上高純利益率 :10%以上
ROE      :15%以上

★安全性
【主な指標】
自己資本比率、現金>有利子負債か

【計算方法】
自己資本比率(%)=自己資本÷資産合計×100

【優秀と認定する目安】
自己資本比率:30%以上80%以内
現金>有利子負債であること
※ただし、一概に自己資本比率が高ければいいというわけではなく、有利子負債が多いとダメでもなく、業態や企業の成長フェーズによって個別に評価する必要がある、と考えています。)

★キャッシュ創出力
【主な指標】
営業CFがプラスか、営業CF>営業利益か

【優秀と認定する目安】
営業CFがプラスであること
営業CF>営業利益であること

■決算発表内容分析

それでは、上記のものさしに沿って、実際に決算発表内容を分析していきます。

●成長性のチェック

売上高は前年同期比+20.7%でした。
営業利益は同+185.0%(約2.8倍)、純利益は同+220.1%(約3.2倍)でした。

前期は売上高・利益ともに落ち込んだ一年でしたので、対前年では大きく伸びました。
伸びたというよりも、2年前の水準に戻ってきた、と言った方が正しいかもしれません。
2年前と比べると、売上高が97.9%、営業利益が98.8%、純利益が135.0%です。

セグメント別の売上高構成比は以下の通りです。
「繊維」と「繊維化成品」が同社の売上の約8割を占めます。

安全認証を不正取得があった樹脂事業は
「機能化成品」だよな~
結構主力だけど、影響大丈夫か~

そうなんですよねぇ。
ブランドが毀損するリスク、怖いですね・・・

●収益性のチェック

売上高営業利益率は6.3%、売上高純利益率は5.4%、ROEは8.9%でした。
いずれも指標を下回りました。
売上高が1兆円を超えるような企業になると、利益率が10%を上回るのは厳しいのかもしれません。
なお、過去5年間の利益率の推移は以下の通りです。
売上高営業利益率:7.2%、7.1%、5.9%、5.9%、3.0%
売上高純利益率 :4.9%、4.4%、3.3%、2.5%、2.4%

●安全性のチェック

自己資本比率は45.4%でした。
現金200,372に対し、有利子負債は904,152と、有利子負債が現金を約4.5倍上回りました。

●キャッシュ創出力のチェック

営業CFは+61,482と、キャッシュインとなりました。
営業利益103,148は下回りました。
前年同期と比べると、営業CFは前期に比べてキャッシュインは弱まりました。(前期:124,602→今期:61,482)

■業績予想(会社発表)に対する進捗度

会社が発表した業績予想に対する進捗度は、年間の業績予想が妥当なものかを考える上で大切な指標です。
もし進捗度が高い場合は、業績予想の上方修正が発表される可能性もあります。
Q1は25%、Q2は50%、Q3は75%、Q4は100%を超えている場合を優秀と定義して、チェックしていきます。
もちろん企業によって季節波動がありますので、単純に数値だけをみるのではなく、前年度の四半期進捗を参考にするのも大事ですね。

売上高の進捗度は73.9%でした。
営業利益の進捗度は79.3%でした。(※)
純利益の進捗度は96.0%でした。
※会社として営業利益の予想は開示していないため、営業利益の今期数値は四季報予想数値に対する進捗度を記載しています。

進捗度の計算のもととなる通期予想ですが、Q3では売上高の予想が若干修正されました。

         期初予想 →  Q1時点予想   →   Q2時点予想 → Q3時点予想
売上高 :2,120,000 → 2,250,000(↑)→ 2,220,000(↓) → 2,230,000(↑)
事業利益:   120,000 →    130,000(↑)→   130,000(-)→       130,000(-)
純利益 :   80,000 →     90,000(↑)→      93,000(↑) →       93,000(-)

細かな範囲で上げたり下げたりしてます。

Q3のこの超プチ上方修正・・・
意味あんのかね~???

・・・・うん。
それは同感。。

■来期の業績予想(会社四季報情報)から見る将来成長性

会社四季報では、過去の業績に加えて、今期の業績予想、来期の業績予想が記載されています。
会社四季報の記者が会社に取材をし、分析した結果掲載されている予想値です。
会社が発表している業績予想と一致する場合もあれば、ずれることもあります。
このずれがある時は、注意が必要です。

※SBI証券お客様サイトより、同社の会社四季報情報を抜粋

今期の会社発表業績予想から、来期の四季報発表業績予想への成長性を見ていきます。
(営業利益は今期も来期も四季報情報から計算しています。)
売上高は+4.5%、営業利益は+7.7%、純利益は+7.5%です。

指標としている+10%は超えられない予想ですが、いずれも堅実に増加する予想になっています。
グングン成長していくようなベンチャー企業とは違いますので、この程度でも悪くはないかと思います。
前期は売上高・利益ともに大きく減速し、前期・今期と業績のブレがやや目立ちますので、来期以降安定的に成長していけるか、注目していきたいと思います。

■株価水準とチャートの動き

2/9(水)の終値は671円。PERは11倍です。

過去5年間の株価の動き(週足)は以下の通りです。

※SBI証券お客様サイトより、同社の株価チャートを抜粋

過去5年のチャートを見ると、株価は低迷していることがわかります。
19年3月期は増収減益、20年3月期は減収減益、21年3月期も減収減益と、近年は業績がふるわなかったことが、株価にも表れています。
業績の回復とともに株価も回復していくことを期待したいです。

■私の投資戦略

以上の分析内容を簡単に表に整理すると、以下のようになります。

過去3年業績がふるわなかった(19年3月期:増収減益、20年3月期:減収減益、21年3月期:減収減益)こともあり、低空飛行が続いている印象ですが、今期に入り、持ち直しの兆しも見えつつあります。
2008年3月期から15年にわたる長期の業績推移は以下の通りです。
直近4年間下落し続けていたEPSが今期になってグッと戻っています。

今後安定してEPSが上昇していくことを期待したいです。

同社がもつ世界屈指の炭素繊維技術は、CO2削減、地球環境保護につながると考えていますし、脱炭素は世界全体が抱える課題ですので、長期にわたって成長が期待できると考えています。

現在保有している100株は、基本的に長期保有のつもりですので、じっくり保有しながら成長を見守りたいと思います。
600円あたりまで下落することがあれば、追加で買付するのもありかと考えています。
あまり積極的に追加買付をしていこうとは考えていませんが、ポートフォリオ全体のバランスも見ながら、検討していきたいと思います。
以上が私の戦略です。

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■まとめ

私はだいたい25銘柄程度の注目銘柄を決めて、決算発表内容と会社四季報を見比べながら、上記のような観点で継続的に観察しています。
そして5年で株価2倍が期待できる銘柄を、いいタイミングで買うことを目指しています。
上記の銘柄を推奨するわけではありませんが、銘柄選択の視点や考え方など、読者の皆さんの参考になったのであれば嬉しいです。

私が銘柄選びの基準や、仕掛けるタイミング、投資に対する考え方について参考にしている書籍は以下の通りです。
よろしければ読んでみて下さい。

私の資産形成モチベーションの原点です!「自分のためにお金を働かせる」という思考を強烈に植え付けられました。

4人の著者の視点から、テンバガーが期待できる銘柄の選び方を学べました!

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長期投資家は暴落相場で買って買って買いまくる!

会社四季報は企業分析の大事なツール。掘り出し物のお宝探しは投資の醍醐味ですね!

毎年資産+10%達成を目指して、引き続き頑張ります!
ということで、本日は以上です!
お読み頂きありがとうございました!

■参考:同社に関する過去の記事

【東レ】21/11/9決算発表内容と私の投資戦略
※21/11/9(火)に発表した2022年3月期第2四半期決算についての記事です。

【銘柄研究!】本日の気になる銘柄~東レ
※21/8/4(水)に発表した2022年3月期第1四半期決算についての記事です。

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