2023年、どの銘柄の株価が上がりそうですか?
皆さん知りたいですよね?
はい、私も知りたいです。
もちろん答えはありませんが、前年の株価の増減を見ることで、ヒントがつかめるかもしれない!と思い、2022年に私が保有していた銘柄の株価増減を振り返ります。
過去の株価の動きを把握して、今年の投資戦略に活かしていきましょう!
■2022年 年始から保有していた銘柄(14銘柄)
まず、2022年の年始から保有してた14銘柄について、年始から年末までの株価の増減は以下の表の通りです。
まず総額を見ると、年間で▲11.5%と、苦しい1年でした。
年初来で15%以上上昇した銘柄は、TKP、アライドアーキテクツ、みずほフィナンシャルグループの3銘柄です。
一方、年初来で15%以上下落した銘柄は、ビヨンドミート、テスラ、ドキュサイン、楽天グループ、ネットフリックスの5銘柄です。
米国株4銘柄はいずれもグロース系の銘柄ですが、大きく下落しました。
為替が円安ドル高に振れたにも関わらず、評価額は約▲60%下落しました。
・テスラ
米国株の中でも特に下落が大きかったのがテスラです。
株価は▲60%も下落しました。
為替が15%程円安ドル高に振れたにもかかわらず、評価額は48万円から19万円と、1銘柄で▲29万円も減少し、2022年の苦戦の最大の要因となりました。
過去5年の株価チャートは以下の通りです。
なお、2020年の株価は+743%(8倍超!)、2021年の株価は+50%と、大きく増加していました。
・TKP
厳しい相場環境の中で+109%と大きく伸びたのがTKPです。
コロナ禍で貸会議室の需要も激減し、2020年に株価は大きく下落しましたが、徐々に人流回復が進むにつれて、同社の業績も回復してきました。
過去5年の株価チャートは以下の通りです。
なお、2020年の株価は▲37%、2021年の株価は▲51%と、苦戦が続いていました。
・レノバ
2021年末の由利本荘市沖洋上風力発電事業の失注により、3日間で株価が▲55%と大暴落し、失意の中で始まった2022年でしたが、+13%で着地しました。
年初からマイナス圏で推移していましたが、6月にプラス圏に浮上すると、9月には一時年初来+77%まで上昇しました。
過去5年の株価チャートは以下の通りです。
なお、2020年の株価は再エネ普及期待の高まりによって+235%(3倍超!)と大幅高、2021年の株価は由利本荘市沖の失注によって▲47%でした。
■2022年 新たに買付した銘柄(13銘柄)
次に、2022年に新たに買付した13銘柄について、買付時から年末までの株価の増減は以下の表の通りです。
まず総額を見ると、▲3.1%と、こちらもマイナスとなりました。
ただ、株価が下落したところでエントリーしてきたため、年初から保有していた銘柄の下落率▲11.5%と比べると、悪くはない結果となりました。
買付以来15%以上上昇した銘柄は、シルバーライフ、Chatwork、ラクスの3銘柄です。
一方、年初来で15%以上下落した銘柄は、ビヨンドミート、アセンテック、ズーム、ペイパル、サインポストの5銘柄です。
・シルバーライフ
直近数年間は積極的な投資を行い、営業利益・純利益も減益が続いていましたが、投資もひと段落し、需要が拡大する2025年に向けてこれから果実を回収していくフェーズの入口にいます。
2023年7月期第1四半期決算の好業績を受けて株価は大きく上昇しましたが、その後数値に誤りがあることが発表され、上昇幅は縮小しました。
過去5年の株価チャートは以下の通りです。
なお、2020年の株価は▲19%、2021年の株価は▲39%と、下落が続いていました。
・Chatwork
現在300株保有していますが、2月・3月・5月と、タイミングを分けて100株ずつ買付しました。
2回目の買付株価は1回目の▲28%、3回目の買付株価は2回目の▲22%と、いずれもマイルールに沿って、下落率が▲15%(2回目)、▲10%(3回目)を下回ったタイミングで追加買付しました。
現在も営業損失・純損失が続いていますが、赤字幅縮小の業績予想修正があり、株価が上昇しました。
連続赤字からの黒字転換は、株価の大きく跳ね上がる可能性がありますので、期待しています。
過去5年の株価チャートは以下の通りです。
なお、2020年の株価は+23%、2021年の株価は▲26%でした。
・ビヨンドミート
年初の時点で保有していた10株に加え、3月に20株、9月に30株と追加買付しましたが、株価の下落が止まらず、含み損が拡大しています。
年初からの保有分の評価額は円安にも関わらず▲78%下落し、期中の追加買付分も▲48%下落しています。
業績と財務状況はかんばしくなく、これ以上の追加買付は見送っていますが、なかなか上昇の兆しを見つけるのが難しい、最悪倒産のリスクもありえる状態になっています。
もっとしっかり財務状況を理解して、株価が下がったからといって安易に買うべきではなかったと反省しています。
過去5年の株価チャートは以下の通りです。
なお、2020年の株価は+65%、2021年の株価は▲48%でした。
■2023年、狙うべき銘柄は・・?!
上昇幅・下落幅が特に大きい銘柄を中心に取り上げましたが、ここから見えてくる傾向があります。
今年大きく上昇したTKPは直近2年では、▲37%、▲51%と大きく下落していました。
同じくシルバーライフも、直近2年では▲19%、▲39%と下落が続いていました。
前年までに大きく下落した分、株価は割安になっており、業績回復局面では株価が上がりやすい
ということが言えるのかもしれません。
一方で、前年まで絶好調だったテスラは、年初来で▲60%と大きく下げました。
好調や不調はいつまでも続くわけではなく、流れが変わるタイミングがあります。
来年狙っていく銘柄のアイディアとしては、
「直近1~2年で株価が大きく下落しているが、今年業績が回復しそうな銘柄」
というのは面白いのではないでしょうか?
あなたが観察中の銘柄で、そのような銘柄はありそうですか?
ぜひじっくり探してみて下さい。
私が保有中の銘柄では、楽天グループやサインポストに注目しています。
どちらも純利益は赤字が続いており、株価も下落していますが、
黒字転換が見えてくれば、面白い展開になるのでは
と期待しています。
ただし、ビヨンドミートのように、業績が著しく悪化している場合、株価の回復・上昇も期待できませんので、業績の推移はしっかり見ていこうと思います。
なお、テスラの株価についてTwitterでアンケートを取ったところ、結果は以下の通りでした。
テスラ、連日の下落がひどいですね⤵️💦💦
— かたつむり君@個別株で毎年資産+10%目標 (@posikatatsumuri) December 27, 2022
今日の終値は109ドル💰
昨年11月に記録した上場来高値414ドルを塗り替える日はくると思いますか??
2021年11月に記録した上場来高値はもう更新しないという厳しいご意見の方が約4割。
時間はかかりますが、3年以内、5年程度で更新すると見ている方が約5割。
急回復して1年後には最高値を塗り替えるという方が1割弱でした。
どうなるかは神のみぞ知るところですが、その銘柄に対して市場参加者がどのように考えていかを知るのは、大事なことですね。
「人と違うことをやってこそ、人とは違う成果を得られる!」という視点から言えば、期待が低い今は狙い目なのかもしれません。
が、くれぐれも慎重にご判断ください!
いつの時代も「投資は自己責任」ですので。笑
■おわりに
2022年の株価の振り返り、いかがでしたでしょうか?
2023年の投資戦略に活かせることがあるのではないかと思っています。
1年の間には様々な出来事があり、
株価も上げ下げを繰り返します。
3年や5年といった長期スパンでみても、同じことが言えます。
一方的に上がったり、一方的に下がることは少なく、じっくり待って、上手く波に乗ったり、タイミング良く波から降りたりすることが大切になっていきますね。
大きな流れを意識しながら、2023年の相場の波を乗りこなしていきましょう!
本日もお読み頂きありがとうございました!
★★私が株式投資において参考にした書籍を以下の記事にまとめています!★★
よろしければご覧ください!
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