【四季報活用術】連続赤字からの黒字転換銘柄を狙おう!

投資の考え方

会社四季報・2022年4集秋号の発売(2022/9/16)から1ヶ月弱が経ちました。

お、これはお宝銘柄じゃん!


と思える銘柄は見つかりましたか?

私が狙っている銘柄の一つが、

『今は連続赤字だけど、数年後に黒字転換する会社』

です。

なぜあえて連続赤字企業を狙うのか?

数年後に黒字転換すると、何をみればわかるのか?

この記事が、会社四季報の目の付け所のヒントになれば嬉しいです。

■なぜ、あえて連続赤字の会社を狙うのか?

あなたは、赤字の会社の株を買いたいと思いますか?

普通は思いませんよね。

黒字の会社と赤字の会社があれば、当然黒字の会社を買いたいと思うものです。

黒字だからこそさらなる成長のために投資ができますし、黒字だからこそ配当や自社株買いといった株主還元も行えます。

赤字の会社は配当している余裕もありません。
資金繰りが厳しくなれば倒産してしまうかもしれません。
利益がでないので従業員の給料もモチベーションも上がらず、人材流出が起きているかもしれません。

つまり・・・
人気がないのです。

まして「連続」赤字の会社となれば、なおさらです。

人気がないということは、株価が安くなりやすいということです。

もし数年後、この会社が黒字を出す会社に変貌をとげたらどうでしょうか?

大きな利益が期待できそうですよね?

■テスラに見る、連続赤字から黒字転換の威力

連続赤字から黒字転換したことで株価が大きく上昇した最たる例は、米・電気自動車のテスラです。

テスラの2017年~2020年の四半期営業利益・純利益の推移は以下の通りです。

2017年以降は赤字が続いていましたが、18年Q3に2年ぶりに四半期利益が黒字転換しました。

19Q1、19Q2と一旦赤字に転落しましたが、19Q3に再び黒字転換すると、以降は2022年現在まで、四半期黒字を続けています。

では、この期間の株価の動きを見てみましょう。

※2017年~2020年のテスラのチャート。

1回目の黒字転換(18Q3)後も株価は上昇しましたが、その後赤字に転じたこともあり、株価の上昇は続きませんでした。

一方、2回目の黒字転換(19Q3)後は、株価は大きく上昇しました。

その後2020年3月のコロナショックをものともせず、大幅な上昇を続け、2020年1年間で株価が約8倍になったことは、皆さんよくご存じだと思います。

2017年から、現在(2022年10月4日時点)までの約6年間のチャートは以下の通りです。

※2017年~2022年のテスラのチャート。

2020年の上昇はコロナ禍での金余り相場の影響も大きいですが、もしテスラが赤字企業のままであれば、ここまで上昇しなかったのではないでしょうか。

チャートの景色がこれだけ劇的に変わった大きな要因に、連続赤字からの黒字転換があることは間違いありません。

テスラはかなり極端な例だとは思いますが、連続赤字からの黒字転換の威力を感じられる事例ではないでしょうか。

■会社四季報での目の付け所

投資対象の企業が赤字かどうか、
黒字転換しそうかどうか、
何をみればわかるんですか

これについては、会社四季報を活用することがオススメです。

会社四季報では過去数年の業績今期来期予想の業績一覧で見ることができます。

会社は通常当期予想までしか発表していません。

来期予想は四季報だからこその情報です。

例えば、トヨタ自動車の情報は以下の通りです。

※トヨタ自動車の四季報情報。SBI証券お客様サイトより抜粋。

「予」と書いているのは「予想」のことです。
今期(2023年3月期)の予想に加えて、来期(2024年3月期)の予想も掲載されています。

今期(2023年3月期)は増収減益予想ですが、来期(2024年3月期)は増収増益予想であることがわかります。

もちろんこの業績予想は四季報の発行ごとに更新されますので、定期的に観察するなど注意が必要ですが、投資家にとって大変有益な情報です。

■個人的な注目銘柄4選

連続赤字からの黒字転換が期待できそうな会社として私が注目している4銘柄を紹介します。
いずれも買付から「5年で株価2倍」を狙っています。

・サインポスト

まず1社目は、AIレジなどを展開するサインポストです。

最新の業績予想は以下の通りです。

※サインポストの四季報情報。SBI証券お客様サイトより抜粋。

20年2月期、21年2月期、22年2月期と連続赤字となっていますが、今期23年2月期は黒字転換が予想されています。

7月に発表された第1四半期決算では営業利益:▲35百万円、純利益:▲44百万円の赤字でした。
参考:【サインポスト】22/7/15決算発表内容と私の投資戦略

黒字になるのは早くても第3四半期以降であると予想していますが、今月14日には第2四半期決算もあり、注目しています。

同社の株価チャートは以下の通りです。

※サインポストの株価チャート。SBI証券お客様サイトより抜粋。

赤字が続いていますので大きく下げていますが、2021年にはニュースをきっかけに出来高が大きく増える場面もありました。

売上高も増加が見込まれていますので、利益も黒字転換すれば、株価が大きく跳ね上がる可能性もあるのではないかと、期待しています。

私は先月、サインポストの株を200株買付しました。

参考:【サインポストを新規買付!】今週の株式投資ポートフォリオ振り返り#220930

・マネーフォワード

続いて、家計簿アプリでおなじみのマネーフォワードです。

最新の業績予想は以下の通りです。

※マネーフォワードの四季報情報。SBI証券お客様サイトより抜粋。

表示されている17年11月期~21年11月期まで5年連続赤字で、今期22年11月期も赤字予想となっています。

7月に発表された第2四半期決算でも純利益は▲3,875百万円と、過去数年の通期赤字幅を超える赤字を記録しました。

参考:【マネーフォワード】22/7/13決算発表内容と私の投資戦略

さらに、来期23年11月期も赤字予想となっており、黒字化の兆しはまだありません。

赤字の主因は広告宣伝費や人件費の増加です。
成長分野であるBusinessドメインへ積極的に投資しており、その成果もあって売上高は順調に伸びています。

同社の株価チャートは以下の通りです。

※マネーフォワードの株価チャート。SBI証券お客様サイトより抜粋。

2021年までは連続赤字の中でも力強く上昇してきましたが、2021年9月以降は下落を続けています。

売上高が伸び続け、利益も黒字転換すれば、また株価も輝きを取り戻すのではないかと思っています。

私はマネーフォワードの株を持っていませんが、2,800円を割るあたりまで下がれば、狙っていきたいと思っています。

・楽天グループ

続いて、楽天経済圏でおなじみの楽天グループです。

最新の業績予想は以下の通りです。

※楽天グループの四季報情報。SBI証券お客様サイトより抜粋。

19年12月期、20年12月期、21年12月期と3期連続の赤字で、今期22年12月期も赤字予想となっています。

8月に発表された第2四半期決算では営業利益:▲197,075百万円、純利益:▲176,617百万円の赤字でした。

参考:【楽天グループ】22/8/10決算発表内容と私の投資戦略

赤字の要因はモバイルセグメントの大幅な赤字です。
無料キャンペーンの終了による課金ユーザーの増加など、今後収益の改善が期待されます。

来期23年12月期も赤字予想ですが、赤字幅が縮小しており、モバイルセグメントの収益さえ改善されれば数年後の黒字化も現実味を帯びてくるかもしれません。

同社の株価チャートは以下の通りです。

※楽天グループの株価チャート。SBI証券お客様サイトより抜粋。

現在の株価は2021年3月の高値から半分以下に落ち込んでおり、今年6月には直近5年間での安値も更新しました。

私は楽天グループの株を200株保有しています。

株価は十分に落ち込んでいますので、黒字転換が実現すれば大きく跳ね上がる余地があるように思いますし、期待しています。

・Chatwork

最後は、ビジネスチャット事業を展開するChatworkです。

最新の業績予想は以下の通りです。

※Chatworkの四季報情報。SBI証券お客様サイトより抜粋。

今期21年12月期は2年連続の赤字予想となっています。
赤字幅も前期から拡大予想です。

8月に発表された第2四半期決算では営業利益:▲248百万円、純利益:▲229百万円の赤字でしたので、まだまだ下期にむけて赤字幅は広がっていきそうです。

参考:【Chatwork】22/8/12決算発表内容と私の投資戦略



同社の中期経営計画でも、2024年までは投資フェーズと掲げており、赤字はまだ数年続きそうです。

今はシェア拡大を目指している投資フェーズですので、赤字であることは良いとして、売上高が伸び続けていくかに注目しています。


同社の株価チャートは以下の通りです。

※Chatworkの株価チャート。SBI証券お客様サイトより抜粋。

赤字が続いていく見込みですので当然株価は低迷しています。

来年・再来年も低迷が続くかもしれませんが、2025年以降黒字転換が実現すれば、その時は大きく株価が跳ね上がる可能性があるのではないかと、期待しています。

私は今年に入ってから、Chatworkの株を100株ずつ3回買付し、現在300株保有しています。

参考:【Chatworkを追加買付!】今週の株式投資ポートフォリオ振り返り#220527

今後も株価が低迷する可能性もあると思いますので、買付のマイルールを守りながら、割安と思えば小さく買い増ししていきたいと思います。

参考:★規律ある長期投資家を目指して★個別株投資8つのマイルール

■おわりに

『今は連続赤字だけど、数年後に黒字転換する会社』

いかがでしょうか?

投資の一つの切り口として、面白いのではないでしょうか?
連続赤字会社に投資をする上で、私が注意しているのは以下の5点です。

赤字の理由は何か?(成長フェーズの企業の赤字と成熟企業の赤字では意味が異なる)
売上高は伸びているか?(売上高が伸びていない会社の赤字低迷は危険)
・最悪倒産上場廃止もあり得ることを覚悟しているか?
無配企業が多く、インカムゲインは望めないがそれでもいいか?
・ポートフォリオにおける比率が高すぎないか?

メリットだけでなく、デメリットも認識した上で、それでもこの切り口が面白いと思えた方は、是非チャレンジしてみて下さい。

この記事は個別銘柄を推奨するのが目的ではありません。
投資の一つの切り口・考え方として、少しでもあなたの参考になったのであれば、嬉しいです。

本日もお読み頂きありがとうございました!


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