三木谷さんは今回もスーツ姿!楽天G2024年12月期第2四半期決算!

決算分析

8/9(金)、楽天グループの2024年12月期第2四半期決算が発表されました。

その内容を見ていきます!

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■三木谷さんは今回もスーツ姿で登場

今回の決算会見でも三木谷さんスーツ姿で登場。

※同社の決算会見動画より抜粋

楽天Gで働く知人に聞いたところ、

モバイル事業が黒字化するまではスーツで会見する!

と宣言されているそうです!

果たして三木谷さんが以前のようにラフな格好で会見に臨む日はいつになるのか・・・

半年後か、1年後か、もっと先か・・・・ まずは、足元の業績をみていきましょう!

■2024年12月期第2四半期決算概要

2024年12月期第2四半期の決算概要は以下の通りです。

・PL

売上高は前年同期比8.0%の増収で、第2四半期としては過去最高でした。
営業利益は前年同期の▲125,087百万円から▲51,603百万円まで赤字幅が半減しました。
純利益は前年同期の▲139,985百万円から▲75,962百万円まで赤字幅が半減しました。

インターネットサービス、フィンテック、モバイルの3つのセグメントから構成されますが、それぞれの売上高の推移は以下の通りです。

※同社の決算説明資料から抜粋

各セグメント増収でしたが、特にモバイルが+18.6%、契約回線数の積み上げにより伸びました。

フィンテックも+12.0%楽天カード楽天証券などの取扱拡大が寄与しました。

セグメント別のNon-GAAP営業利益の推移は以下の通りです。

※同社の決算説明資料から抜粋

フィンテックは楽天銀行での金利収益伸長、楽天ペイメントの増益などにより+28.1%の大幅増益でした。

モバイルは赤字ながら、損益は+218億円改善しました。

2018年以来の四半期売上高、営業利益・純利益、利益率の推移は以下の通りです。

じわじわとではありますが、黒字化が近づいています。

今後も、売上高や利益の推移を長い目線で観察していきたいと思います。

・BS

総資産は前期末比+2,202,707百万円(2.2兆円)増加しました。
主な増加要因は、「現金及び同等物」+814,549百万円、「証券事業の金融資産」+728,771百万円、「銀行事業の貸付金」+352,257百万円です。
フィンテックセグメントにおける取扱拡大がBSの規模の拡大につながっています。

自己資本は前期末比+23,466百万円増加しました。
純利益が赤字にもかかわらず自己資本が増加したのは「その他の資本の構成要素」が+102,673百万円増加(174,958百万円→277,631百万円)したためで、これは為替が円安に振れたことによる為替換算調整勘定の変動によるものです。
実質的には自己資本は減少しています。

2018年以来の資産合計・自己資本・自己資本比率の推移、現金・有利子負債の推移は以下の通りです。

BSについても長期の視点で変化を観察していきましょう。

■おわりに

なんといってもモバイル事業に注目が集まる楽天グループ。

黒字化にはまだ時間がかかりそうではありますが、損益は着実に改善してきています。

黒字化のために必要な契約回線数800万回線以上と言われ、年内の達成を目指しています。

BtoC関連の契約回線数が大幅に増加しているようですので、非常に楽しみです。

※同社の決算説明資料より抜粋

足元の株価は、以下の通りです。

業績の改善と歩調を合わせるように、少しずつ底から上昇してきているように見えます。

モバイル事業を最も注目しつつ、本業の楽天経済圏の成長や社債償還のための財務戦略もとても気になる楽天グループ。

圧倒的な存在感を放つ企業として輝く日を楽しみに、今後の決算も継続的に観察していきたいと思います。

そして、三木谷さんがまた以前のようにラフな格好で会見に臨む日がくることを楽しみに、次回の決算も注目したいと思います!

本日もお読み頂きありがとうございました!

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