【クロロックス】22/2/3決算発表内容と私の投資戦略

決算と私の投資戦略

今日はクロロックスの決算を
チェックしていきましょう♪

聞いたことないわ~

アメリカの日用品大手です。
米国内ではシェアも大きいようですよ。

勉強すっかな~~

皆さんこんにちは。
個別株投資で毎年資産+10%を目指すサラリーマン投資家、かたつむり君です。

通勤時間や平日の夜、週末の時間を使って、売買候補となる銘柄の研究を行っています。
日々様々な情報が飛び交いますが、年に4回(四半期に1回)行われる決算発表は、企業の業績・状態を把握し、今後の投資戦略を考える上で特に重要な情報です。

この記事では、私が保有中 or 気になっている銘柄の決算発表内容をチェックし、今後の投資戦略について私なりの視点で書いていきます。

記載している銘柄を推奨しているわけではありませんが、私の視点や考え方が読者の皆さんの参考になれば嬉しいです。

■本日のチェック銘柄

今日チェックするのは米・日用品大手のクロロックス(ティッカーシンボル:CLX)です。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場で、決算期は6月です。
SBI証券お客様サイト内の銘柄サマリー情報より数値を抜粋すると、時価総額は173億ドル、従業員数は9,000人です。
日本人にとっては馴染みのない会社だと思います。
2020年4月に配信されていたバフェット太郎さんのYouTube動画で、米国の優良株として紹介されていたことが、この会社を知ったきっかけです。
動画の中で、同社は以下のように紹介されていました。

・1913年創業の老舗家庭用品メーカー
・洗濯用洗剤や漂白剤を製造
・8割以上の製品が米国内で1位~2位のシェア
・売上高に占める国内比率は8割強で米国の消費者になじみのあるブランド
・業績は景気に左右されにくい
・安定したフリーキャッシュフローが見込め、持続的な配当が見込める
・43年連続増配の配当貴族銘柄でバイ&ホールドに適している

高成長は期待できない業種かと思いますが、「連続増配の高配当銘柄」ということは非常に魅力的であり、注目しています。
なお、現在私はクロロックスの株を保有していません。

■決算発表内容の概要

2022/2/3(木)に発表した2021年10~12月期(第2四半期)決算の主な内容は以下の通りです。

【主な決算発表内容】(単位:百万ドル)

売上高 (Net sales):1,691(前年同期:1,842 前年同期比:▲8.2%)
営業利益(Earnings before income taxes):93(前年同期:332 前年同期比:▲72.0%)
純利益 (Net earnings attributable to Clorox):69(前年同期:259 前年同期比:▲73.4%)
資産合計(Total assets):6,190(前期末:6,334)
自己資本(Total stockholders’ equity):491(前期末:592)
現金  (Cash and cash equivalents):192(前期末:319)
有利子負債(Current maturities of long-term debt, Long-term debt):2,486(前期末:2,784)
営業CF: - (前年同期: - ) ※非開示
投資CF: - (前年同期: - ) ※非開示
財務CF: - (前年同期: - ) ※非開示

■決算発表内容分析のものさし

決算発表内容について、私は主に①成長性、②収益性、③安全性、④キャッシュ創出力、の4つの観点からチェックをしています。

それぞれの観点について、主な指標とその計算方法、優秀と認定する目安は以下の通りです。
優秀と認定する目安をクリアした項目が多い銘柄ほど、買いたい銘柄、保有し続けたい銘柄ということになります。

★成長性
【主な指標】
増収率、増益率(営業利益・純利益)

【計算方法】
増収率(%)=(今期の売上÷前期の売上-1)×100
増益率(%)=(今期の利益÷前期の利益-1)×100

【優秀と認定する目安】
増収率、増益率ともに+10%以上

★収益性
【主な指標】
売上高営業利益率、売上高純利益率、ROE(自己資本利益率)

【計算方法】
売上高営業利益率(%)=営業利益÷売上高×100
売上高純利益率(%) =純利益 ÷売上高×100
ROE(%)      =純利益÷自己資本×100
※四半期決算時は純利益を年換算し算定

【優秀と認定する目安】
売上高営業利益率:15%以上
売上高純利益率 :10%以上
ROE      :15%以上

★安全性
【主な指標】
自己資本比率、現金>有利子負債か

【計算方法】
自己資本比率(%)=自己資本÷資産合計×100

【優秀と認定する目安】
自己資本比率:30%以上80%以内
現金>有利子負債であること
※ただし、一概に自己資本比率が高ければいいというわけではなく、有利子負債が多いとダメでもなく、業態や企業の成長フェーズによって個別に評価する必要がある、と考えています。

★キャッシュ創出力
【主な指標】
営業CFがプラスか、営業CF>営業利益か

【優秀と認定する目安】
営業CFがプラスであること
営業CF>営業利益であること

■決算発表内容分析

それでは、上記のものさしに沿って、実際に決算発表内容を分析していきます。

●成長性のチェック

Q2の売上高は前年同期比▲8.2%でした。
営業利益は同▲72.0%でした。
純利益は同▲73.4%でした。

累計の売上高は前年同期比▲6.9%でした。
営業利益は同▲67.6%でした。
純利益は同▲68.7%でした。

Q2でも累計でも、減収減益となりました。
特に営業利益・純利益は非常に大きな減益となりました。
物流コストの増加などインフレが進み利益が圧迫されました。

製品別の売上構成比は以下の通りです。

Q2売上高の増収率を製品別に見ると以下の通りです。
・Health and Wellness ▲21%(817 → 648)
・Household      +3%(411 → 423)
・Lifestyle       +2%(317 → 324)
・International     ▲0%(297 → 296)

最も比率の高いHealth and Wellnessの売上高が大きく下落しました。

減収減益じゃん~
なしだな~

●収益性のチェック

Q2の売上高営業利益率は5.5%、売上高純利益率は4.1%でした。
累計の売上高営業利益率は7.9%、売上高純利益率は6.0%でした。
いずれも指標には届きませんでした。

過去3年(2019年6月期~2021年6月期)の利益率推移は以下の通りです。
売上高営業利益率:16.5%、17.6%、12.3%
売上高純利益率 :13.2%、14.0%、
9.7%

ROEは85.9%と非常に高くなっています。

●安全性のチェック

自己資本比率は7.9%でした。
保有している現金は192、有利子負債は2,486で、有利子負債が現金を大きく上回りました。

実に現金の約13倍もの有利子負債があるということになります。
自己資本比率の低さ、有利子負債の多さは不安材料です。

●キャッシュ創出力のチェック

キャッシュフロー計算書は非開示のため、割愛します。

■業績予想に対する進捗度

SBI証券お客様サイト内の「財務詳細」情報に記載されている今期業績予想に対する進捗度をチェックします。
業績予想に対する進捗度は、年間の業績予想が妥当なものかを考える上で大切な指標です。
もし進捗度が高い場合は、業績予想の上方修正が発表される可能性もあります。
Q1は25%、Q2は50%、Q3は75%、Q4は100%を超えている場合を優秀と定義して、チェックしていきます。
もちろん企業によって季節波動がありますので、単純に数値だけをみるのではなく、前年度の四半期進捗を参考にするのも大事ですね。

売上高の進捗度は49.2%でした。純利益の進捗度は33.4%でした。
(営業利益は予想がないため割愛します。)

■来期の業績予想から見る将来成長性

SBI証券お客様サイト内の「財務詳細」情報より、来期の業績予想をチェックします。
今期の業績予想を起点に、来期の成長性を見ていきます。

※SBI証券お客様サイトより、同社の業績予想を抜粋

来期の売上高成長率は+3.3%、純利益成長率は+26.2%と予想されています。
(営業利益は業績予想がないため割愛します。)

■株価水準とチャートの動き

2/4(金)の終値は141ドルです。PERは34~37倍程度になるかと思います。
(株価141.41ドル ÷ 予想1株利益3.80~4.05ドル)

※SBI証券お客様サイトより、同社の株価情報を抜粋

過去5年の株価の動き(週足)は以下の通りです。

※SBI証券お客様サイトより、同社の株価チャートを抜粋

コロナ禍での衛生意識の高まりもあり2020年の年初から前半にかけて株価は大きく上昇しましたが、その後は利益の伸び悩みもあり、株価は下落を続けています。
決算発表翌日の2/4(金)の株価は1日で▲14.5%と大きく下落しました。

■私の投資戦略

以上の分析内容を簡単に表に整理すると、以下のようになります。

減収減益、特に営業利益・純利益は前年同期比▲70%を超える下落と、弱さが目立ちました。
洗濯用洗剤や漂白剤など、家庭用品のメーカーであり、景気に左右されにくい会社だとは思うのですが、最近のコスト高の影響は大きいようです。
また、収益性も高くなく、有利子負債も多く、財務的にはあまり良い銘柄とは言えませんね。

決算発表後株価は大きく下げましたが、このコスト高の影響が2年も3年も続くわけではないと思いますし、8割以上の製品が米国内で1位~2位というシェアの強さを背景に値上げなどを行う余地もあると思いますので、今後も株価が軟調に推移すれば、安く仕込むチャンスではないかと考えています。

あまり株価が爆発的に成長することは期待できないと思いますが、連続増配企業という株主還元意識の高さがありますし、配当利回りは現時点でも3%を越えますので、長期保有を前提に保有するのも面白いかと考えています。
株価の目安は120ドルです。
ここまで下がれば配当利回り3.5%を越えます。

ウクライナ問題など、今後もインフレが懸念される材料はくすぶっていますので、もう一段下げるのをじっくり待ちたいと思います。
以上が私の戦略です。

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■まとめ

私はだいたい25銘柄程度の注目銘柄を決めて、決算発表内容と会社四季報を見比べながら、上記のような観点で継続的に観察しています。
そして5年で株価2倍が期待できる銘柄を、いいタイミングで買うことを目指しています。
上記の銘柄を推奨するわけではありませんが、銘柄選択の視点や考え方など、読者の皆さんの参考になったのであれば嬉しいです。

私が銘柄選びの基準、仕掛けるタイミング、投資に対する考え方について参考にしている書籍は以下の通りです。
よろしければ読んでみて下さい。

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毎年資産+10%達成を目指して、引き続き頑張ります!
ということで、本日は以上です!
お読み頂きありがとうございました!

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