【ロッキード マーチン】22/1/25決算発表内容と私の投資戦略

決算と私の投資戦略

今日はロッキード マーチンの決算をチェックしていきましょう♪

軍事関連銘柄はなんか嫌だな~

わかります、それ。やっぱり平和が一番ですよね。

相変わらずきれいごと言ってんな~

皆さんこんにちは。
個別株投資で毎年資産+10%を目指すサラリーマン投資家、かたつむり君です。

通勤時間や平日の夜、週末の時間を使って、売買候補となる銘柄の研究を行っています。
日々様々な情報が飛び交いますが、年に4回(四半期に1回)行われる決算発表は、企業の業績・状態を把握し、今後の投資戦略を考える上で特に重要な情報です。

この記事では、私が保有中 or 気になっている銘柄の決算発表内容をチェックし、今後の投資戦略について私なりの視点で書いていきます。

記載している銘柄を推奨しているわけではありませんが、私の視点や考え方が読者の皆さんの参考になれば嬉しいです。

■本日のチェック銘柄

今日チェックするのは、米国の主要な軍事企業の一つであるロッキード マーチン(ティッカーシンボル:LMT)です。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場で、決算期は12月です。
SBI証券お客様サイト内の銘柄サマリー情報より数値を抜粋すると、時価総額は119億ドル、従業員数は114,000人です。

軍事関係には全く詳しくないのですが、今回のロシアによるウクライナ侵攻で注目を集めた銘柄でもありますので、勉強のために調べてみようと思いました。

古い記事になりますが、2015年東洋経済オンラインの記事『これがアメリカの「軍事企業」トップ10だ』に米国の主要な軍事企業について、取り扱っている事業も含めてわかりやすくまとまっていましたので抜粋します。

※2015/1/30 東洋経済オンライン『これがアメリカの「軍事企業」トップ10だ』より抜粋
※2015/1/30 東洋経済オンライン『これがアメリカの「軍事企業」トップ10だ』より抜粋

なお、現在私はロッキード マーチンの株は保有していません。

■決算発表内容の概要

2022/1/25(火)に発表した2021年10~12月期(第4四半期)決算の主な内容は以下の通りです。

【主な決算内容】(単位:百万ドル)
売上高 (Net sales):17,729(前年同期:17,032 前年同期比:+4.1%)
営業利益(Operating profit:2,455(前年同期:2,289 前年同期比:+7.3%)
純利益 (Net earnings):2,049(前年同期:1,792 前年同期比:+14.3%)
資産合計(Total assets):50,873(前期末:50,710)
自己資本(Total stockholders’ equity):10,959(前期末:6,015)
現金  (Cash and cash equivalents):3,604(前期末:3,160)
有利子負債(Current maturities of long-term debt, Long-term debt):11,676(前期末:12,169)
営業CF(Net cash provided by operating activities):+9,221(前年同期:+8,183)※通期
投資CF(Net cash used for investing activities):▲1,161(前年同期:▲2,010)※通期
財務CF(Net cash used for financing activities):▲7,616(前年同期:▲4,527)※通期

■決算発表内容分析のものさし

決算発表内容について、私は主に①成長性、②収益性、③安全性、④キャッシュ創出力、の4つの観点からチェックをしています。

それぞれの観点について、主な指標とその計算方法、優秀と認定する目安は以下の通りです。
優秀と認定する目安をクリアした項目が多い銘柄ほど、買いたい銘柄、保有し続けたい銘柄ということになります。

★成長性
【主な指標】
増収率、増益率(営業利益・純利益)

【計算方法】
増収率(%)=(今期の売上÷前期の売上-1)×100
増益率(%)=(今期の利益÷前期の利益-1)×100

【優秀と認定する目安】
増収率、増益率ともに+10%以上

★収益性
【主な指標】
売上高営業利益率、売上高純利益率、ROE(自己資本利益率)

【計算方法】
売上高営業利益率(%)=営業利益÷売上高×100
売上高純利益率(%) =純利益 ÷売上高×100
ROE(%)      =純利益÷自己資本×100
※四半期決算時は純利益を年換算し算定

【優秀と認定する目安】
売上高営業利益率:15%以上
売上高純利益率 :10%以上
ROE      :15%以上

★安全性
【主な指標】
自己資本比率、現金>有利子負債か

【計算方法】
自己資本比率(%)=自己資本÷資産合計×100

【優秀と認定する目安】
自己資本比率:30%以上80%以内
現金>有利子負債であること
※ただし、一概に自己資本比率が高ければいいというわけではなく、有利子負債が多いとダメでもなく、業態や企業の成長フェーズによって個別に評価する必要がある、と考えています。

★キャッシュ創出力
【主な指標】
営業CFがプラスか、営業CF>営業利益か

【優秀と認定する目安】
営業CFがプラスであること
営業CF>営業利益であること

■決算発表内容分析

それでは、上記のものさしに沿って、実際に決算発表内容を分析していきます。

●成長性のチェック

売上高は、Q4は前年同期比+4.1%、通期は前年比+2.5%でした。
営業利益は、Q4は同+7.3%、通期は同+5.5%でした。
純利益は、Q4は同+14.3%、通期は同▲9.4%でした。

通期では売上高は増収、純利益は減益となりました。
2010年12月期から2021年12月期までの12年間の業績推移は以下の通りです。
2016年12月期あたりから売上高はだんだんと増加していることがわかります。
ロシアによるクリミア併合が2014年3月、トランプ元大統領の就任が2017年1月ですので、そのあたりも影響があるのかもしれません。
軍事関連製品を売る先は国でしょうから、国の方針や外部環境が、売上高や利益を動かす大きな要素になると推測します。

営業利益・純利益・EPSの推移に絞ったグラフは以下の通りです。
営業利益は上昇基調にあります。
純利益は年によってムラがありますが、それでも赤字の年はなく、安定して利益を出し続けています。

セグメント別の売上高構成比、営業利益構成比は以下の通りです。
同社の事業セグメントは①航空(Aeronautics)、②ミサイル及び火器管制(Missiles and Fire Control)、③ロータリー及びミッションシステム(Rotary and Mission Systems)、④宇宙(Space)の4つに分かれます。

売上高、営業利益とも、4つの事業セグメントがバランスよく構成されていますが、中でもとくに航空セグメントが約4割と主力のようです。
航空セグメントの内容は、戦闘機や無人航空機などの軍用機の研修・設計・開発・製造・サポートです。

●収益性のチェック

Q4の売上高営業利益率は13.8%、売上高純利益率は11.6%でした。
通期の売上高営業利益率は13.6%、売上高純利益率は9.4%でした。
通期の利益率はいずれも指標(15%、10%)にはわずかに届きませんでした。

2010年12月期から2020年12月期までの11年間の利益率は以下の通りです。
売上高営業利益率:8.9%、8.6%、9.4%、9.9%、12.3%、11.6%、11.7%、13.5%、13.6%、14.3%、13.2%
売上高純利益率 :6.3%、5.7%、5.8%、6.6%、7.9%、8.9%、11.2%、3.9%、9.4%、10.4%、10.4%

ROEは57.6%でした。
投資家の資本を非常に効率的に利益に結びつけています。

●安全性のチェック

自己資本比率は21.5%でした。
現金は3,604、有利子負債は11,676と、有利子負債が現金を上回りました。
自己資本比率も低く、有利子負債が現金の3.2倍と大きいため、本業からキャッシュが創出できているかどうか、注意してみる必要があります。

●キャッシュ創出力のチェック

通期の営業CFは+9,221と、キャッシュインとなりました。
通期営業利益2,455を大きく上回りました。

投資CFは▲1,161で、これは固定資産に対する資本的支出(Capital expenditures:▲1,522)によるものです。

財務CFは▲7,616で、これは自社株買い(Repurchases of common stock:▲4,087)、配当金の支払い(Dividends paid:▲2,940)、借入金の返済(Repayments of long-term debt:▲500)、によるものです。

「営業CF:+ 投資CF:- 財務CF:-」と、株主還元を積極的に行いながらも健全な資金繰りパターンであることが見て取れます。
参考:危ない会社への投資を回避できる!キャッシュ・フロー8つのパターン!

■業績予想に対する進捗度

こちらは割愛します。

■来期の業績予想から見る将来成長性

SBI証券お客様サイト内の「財務詳細」情報より、来期の業績予想をチェックします。
今期の業績予想を起点に、来期の成長性を見ていきます。

※SBI証券お客様サイトより、同社の業績予想を抜粋

来期の売上高成長率は▲1.4%、来期の純利益成長率は+12.6%と予想されています。
ロシアによるウクライナ侵攻によって、上振れするかもしれません。

■株価水準とチャートの動き

3/16(水)の終値は421ドルです。PERは16倍です。
過去5年の株価の動き(週足)は以下の通りです。

※SBI証券お客様サイトより、同社の株価チャートを抜粋

ロシアによるウクライナ侵攻以降、株価が大幅に上昇していることがわかります。

■私の投資戦略

以上の分析内容を簡単に表に整理すると、以下のようになります。

2016年12月期以来6期連続で増収を続けています。
世界の地政学的な不安が高まり、米国を中心に軍事力強化の機運が高まることで、同社の業績も伸びていくのだと推測しています。
昨日投稿したノースロップ グラマンと、業績も株価も概ね似たような動きをしており、それが軍事関連銘柄の特徴なのだと感じています。

投資スタンスはノースロップ グラマンに対するものと同様です。
軍事関連銘柄ということで、あまり積極的に買っていきたいとは思いませんが、2つの観点で保有を検討するのも悪くないかなと考えています。

1つ目は、今回のロシアによるウクライナ侵攻を見て、国際的な秩序を保つため、武力による支配を進めようとする国に対抗する手段として、軍事関連の製品が貢献するという観点です。
同社の製品かはわかりませんが、アメリカがウクライナに提供した武器を使い、ロシアの侵攻に抵抗している面もありますので、今回その価値を初めて感じました。

2つ目は、平和産業である旅行業界・観光業界の銘柄のヘッジとして保有するという観点です。
エアビーアンドビーやエクスペディアといった旅行・観光に関する銘柄に興味を持っていますが、こうした銘柄の成長は平和な世界が大前提です。
今回のような戦争が起きればたちまち株価は急落する可能性が高く、もし今後これらの銘柄を保有することになった場合、株価の動きが正反対であろう軍事関連銘柄をヘッジの意味で保有するのもありではないかと考えています。

そもそも軍事関連の知識はほとんどなく、軍事関連銘柄の中でどこがより良い投資対象なのかもわからないため、すぐに何かに手を出そうというつもりありませんが、今後も世界で様々な紛争が発生するリスクがありますので、これから少し勉強してみようと思います。

以上が私の戦略です。

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■まとめ

私はだいたい25銘柄程度の注目銘柄を決めて、決算発表内容と会社四季報を見比べながら、上記のような観点で継続的に観察しています。
そして5年で株価2倍が期待できる銘柄を、いいタイミングで買うことを目指しています。
上記の銘柄を推奨するわけではありませんが、銘柄選択の視点や考え方など、読者の皆さんの参考になったのであれば嬉しいです。

私が銘柄選びの基準や、仕掛けるタイミング、投資に対する考え方について参考にしている書籍は以下の通りです。
よろしければ読んでみて下さい。

私の資産形成モチベーションの原点です!「自分のためにお金を働かせる」という思考を強烈に植え付けられました。

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毎年資産+10%達成を目指して、引き続き頑張ります!
ということで、本日は以上です!
お読み頂きありがとうございました!

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