ビジネス会計検定3級基礎講座④~ROE

投資の考え方

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ビジネス会計検定3級に出てくる基礎的な財務諸表分析について、事例を交えて解説します。

今日解説するのは「ROE」です。

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■ROEとは?

「ROE」は、Return on Equity の略で、日本語では「自己資本利益率」と言います。

当期純利益を自己資本で割った値で、パーセントで表現され、投下した自己資本に対しどれだけ効率的に利益を稼いでいるかがわかる指標です。

数値が高いほど、効率的ということになります。

2014年8月に発表された「伊藤レポート」(「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」プロジェクト)最終報告書では、以下のように書かれていました。

最低限8%を上回るROEを達成することに各企業はコミットすべきである。
8%を上回ったら、また上回っている企業は、より高い水準を目指すべきである。

ROEの目安が示された点で、画期的なレポートであると思います。

■ROEの計算方法

ROEの計算方法は以下の通りです。

例えば、当期純利益が100億円、自己資本が500億円だとすると・・・

理解できましたか?

■日本企業と米国企業のROEを比べると・・

ここで、日米の代表的な企業(2023/1/13(金)終値時点での時価総額上位10社)のROEを比較してみましょう。

ROEが100%を超えるアップルを筆頭に、米国企業のROEが全体的に高いことがわかります。

日本企業に比べて米国企業の方が、投資家が投じた資本を効率的に利益に結びつけていると言えます。

これは主要10社だけに限らず日本株・米国株全体的な違いとして言えることです。

■おわりに

ROE、収益性を測る大変重要な指標となります。

日米比較の通り日本企業のROEは相対的に低く、投資家からもその点は指摘されています。
世界中の投資家の資金を集めるために、日本企業は今後ROEを高めていく努力が求められていきそうです。

なお、ツイッターで「投資対象に求めるROEの水準」についてアンケートをとったところ、結果は以下の通りでした。

私が思っていたほどROEは重要視されていない結果となりましたが、伊藤レポートの「8%」というのは投資家の皆さんにとっても一つの目安になっているのかもしれません。
(ちなみに、私は15%以上を意識しています。)

逆に言えば、今後ROEへの注目が高まれば、高ROE企業がより買われやすく、低ROE企業は売られやすくなる、といったことも起きうるかもしれません。

ご自身が保有している銘柄のROE、ぜひチェックしてみてください!

ビジネス会計検定3級の知識は、私の株式分析の基礎になっています。

合格に必要な勉強時間は50時間と言われます。

独学で十分に合格が狙え、得た知識をすぐ投資に活かすこともでき、学習のモチベーションを高く維持しやすい資格と言えると思います。

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