4月の訪日外客数は195万人!注目のインバウンド関連3銘柄

投資の考え方

外国人が増えてきた!

そう感じませんか?!

5/17(水)、日本政府観光局(JNTO)から2023年4月の訪日外客数が発表されました。

コロナ禍では水際対策を徹底的に強化し、世界から「鎖国」とまで揶揄された日本ですが、いよいよ訪日客数も本格的に戻ってきて、経済への好影響が期待されます。

4月の訪日外客数の内容とともに、私が注目するインバウンド関連3銘柄を紹介します。

インバウンド関連銘柄への投資に興味のある方の参考になれば幸いです。

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■4月の訪日外客数は195万人!

日本政府観光局(JNTO)が5/17(水)に発表した4月の訪日外客数は195万人1,949,100人)でした。

2019年同月比で66.6と、まだまだコロナ前の水準には届きませんが、昨年10月の個人旅行再開以降で最高となりました。

2013年以降の月別の訪日外客数の推移は以下の通りです。

まだまだ完全回復とはいきませんが、だんだんと回復が鮮明になってきています。

それにしても、コロナ禍の約2年間のグラフは、改めて衝撃的ですね。
ピタッと海外からの往来が止まりました。

こんなにも劇的に変わってしまうことがあるので、売上や利益の大部分をインバウンド需要に依存していた会社は相当打撃を受けたことが容易に想像できます。

■国・地域別の内訳は?

195万人の国・地域別の内訳は以下の通りです。

一番多かったのは24.0%韓国で全体の約1/4を占め、15.0%台湾が続きました。

3位には9.4%米国が入り、上位3カ国・地域で48.4%と約半数を占めます。

比較対象として、コロナ禍前の2019年4月の国別内訳を見てみましょう。

1位は中国24.8%でした。
2位に19.4%韓国、3位に13.8%台湾と、距離的にも近いアジア3カ国・地域で58.0%を占めました。

米国5.8%です。

2019年と比べると、中国からの来日者数の比率が圧倒的に少ないことがわかります。

最近は、「以前より、欧米の人が多いなぁ」と感じている方もいるかもしれません。

両国の比率を比べると、その違いが明らかですね。

【中国】
2019年4月:24.8% 
2023年4月:5.6%

【米国】
2019年4月:5.8%
2023年4月:9.4%

ドル・円の為替相場で、円安が進んでいることも、米国からの訪日客数増加を後押ししています。

主要国・地域の訪日外客数を19年4月と比べると以下の通りです。

各国だんだんと19年に近い水準に回復してきており、米国は2019年同期を上回りました。(8.0%

一方で、中国は2019年の15%ほどにとどまっています。

(2019年4月:726,132人 2023年4月:108,300人、▲85.1%)

■注目3銘柄

訪日外客数が回復する中、私が注目するインバウンド関連3銘柄を紹介します。

・ビジョン≪9416≫

1社目は、グローバルWiFi事業を展開するビジョンです。

外国での旅行を快適に過ごす上で重要なのが、通信環境

日本は通信環境の整備が世界水準で不十分と言われる中、その環境を提供するのが同社のサービスです。

インバウンド、アウトバウンド、両方に対してサービスを提供しており、訪日外国人需要の回復は同社にとって追い風です。

2023年5月12日に発表した2023年12月期第1四半期決算の概要は以下の通り、好調な滑り出しとなりました。

【売上高】8,347百万円 前年同期比+48.8%  業績予想進捗率:31.4%
【営業利益】1,382百万円 前年同期比+243.3%  業績予想進捗率:46.1%
【純利益】940百万円 前年同期比+282.4%  業績予想進捗率:47.2%

今後の上方修正も期待されます。

・手間いらず≪2477≫

2社目は、ホテルや旅館向けに、客室在庫やプランの販売価格、宿泊者の予約情報などをまとめて管理するシステムを提供している手間いらずです。

ホテルや旅館の生産性向上に貢献するシステムを提供しており、訪日外客数増加によりホテル・旅館の稼働が高まることで、ニーズがさらに高まることが期待されます。

2023年4月28日に発表した2023年6月期第3四半期決算の概要は以下の通りです。

【売上高】1,350百万円 前年同期比+11.3%  業績予想進捗率:78.9%
【営業利益】995百万円 前年同期比+14.8%  業績予想進捗率:87.7%
【純利益】644百万円 前年同期比+13.4%  業績予想進捗率:86.0%

注目頂きたいのは利益率の高さです。

売上高営業利益率は73.7%
売上高純利益率は47.7%

驚異的な利益率の高さです!

キャッシュフローの動きからも、積極的な投資をするわけではなく、従業員も33名(2022年6月30日時点)と少なく、売上高・純利益が爆発的に増加することを期待するタイプの会社ではない印象ですが、高い利益率で毎期着実に利益を残し続けることは大いに期待できそうです。

8月の期末決算発表時に、どのような翌期予想が発表されるか注目です。

・JR東海≪9022≫

3社目は、皆さんよくご存じのJR東海です。

訪日外国人が増加すると、人気の観光地に人が一極集中してしまう「オーバーツーリズム」の問題もあり、様々な新ルートの開発が模索されていますが、何といってもまだまだ目玉は東京・関西をつなぐ「ゴールデンルート」です。

そして、そのゴールデンルートをつなぐのが、JR東海が運営する東海道新幹線です。

同じJRでも、不採算な在来線を抱えるJR東日本と比べて、JR東海の収益性は圧倒的に高いです。

2023年4月26日に発表した2023年3月期決算の概要は以下の通りです。

【売上高】1,400,285百万円 前年比+49.7%
【営業利益】374,503百万円 前年1,708百万円から大幅増加
【純利益】219,417百万円 前年の赤字から黒字転換

また、2024年3月期の予想は以下の通りです。

【売上高】1,556,000百万円 前年比+11.8%
【営業利益】430,000百万円 前年比+14.8%
【純利益】250,000百万円 前年比+13.9%

中期的には中央リニア新幹線の開発に関する自治体との合意など問題も抱えていますが、目先は訪日外国人増加の恩恵を受けることになるでしょう。

なお、JR東海とJR東日本の期末決算の比較については、以下の記事にまとめています。
投資対象として興味のある方はご参照下さい。

【決算書比較】JR東日本JR東海、あなたはどちらがお好み?(2023年3月期)

■おわりに

国・地域ごとの動きは2019年と異なるものの、全体としては、訪日外客数は増加しています。

今回紹介した3社が関わるサービス、WiFi、宿泊、移動(新幹線)は、訪日外客数増加によって利用増加が見込まれますので、注目に値すると考えています。

観光産業の活況・好業績はコロナ禍の一時的な反動、という面も少なからずあるとは思いますが、一方で、島国かつ人口減少が今後進む日本にとって、『観光業』は国が成長していくために重要な産業だと考えています。

国の成長を牽引するような会社を見つけ出し、応援しながら投資していきましょう!

本日もお読み頂きありがとうございました!

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