【ナイキ】22/3/21決算発表内容と私の投資戦略

決算分析

今日はナイキの決算をチェックしていきましょう♪

ナイキのシューズいいよな~!走りたくなるよな~

鳥は空飛べるんだからシューズいらないですよね!
私は日本人としてアシックスを応援したいです!

は~ うるせーなー
アシックス応援したいならナイキの記事書いてんじゃねーよ~

皆さんこんにちは。
個別株投資で毎年資産+10%を目指すサラリーマン投資家、かたつむり君です。

通勤時間や平日の夜、週末の時間を使って、売買候補となる銘柄の研究を行っています。
日々様々な情報が飛び交いますが、年に4回(四半期に1回)行われる決算発表は、企業の業績・状態を把握し、今後の投資戦略を考える上で特に重要な情報です。

この記事では、私が保有中 or 気になっている銘柄の決算発表内容をチェックし、今後の投資戦略について私なりの視点で書いていきます。

記載している銘柄を推奨しているわけではありませんが、私の視点や考え方が読者の皆さんの参考になれば嬉しいです。

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■本日のチェック銘柄

今日チェックするのは米・スポーツ用品大手のナイキ(ティッカーシンボル:NKE)です。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場で、決算期は5月です。
SBI証券お客様サイト内の銘柄サマリー情報より数値を抜粋すると、時価総額は2,058億ドル、従業員数は73,300人です。

多くのスポーツ選手に愛されている世界的なブランドです。
スポーツをしている方に限らず、私たちの生活にとても馴染みのある企業ですね。
3ヶ月前に続き、継続して決算内容をチェックしていきます。

なお、現在私はナイキの株を保有していません。

■決算発表内容の概要

2022/3/21(月)に発表した2021年12~2022年2月期(第3四半期)決算の主な内容は以下の通りです。

【主な決算内容】(単位:百万ドル)
売上高 (Revenues):10,871(前年同期:10,357 前年同期比:+5.0%)
営業利益(”Gross profit” - “Total selling and administrative expense”):1,629(前年同期:1,678(前年同期比:▲2.9%)
純利益 (Net income):1,396(前年同期:1,449 前年同期比:▲3.7%)
資産合計(Total assets):38,577(前年同期:36,185)
自己資本(Shareholders’ equity):14,809(前年同期:11,931)
現金  (Cash and equivalents):8,704(前年同期:8,516)
有利子負債(Long-term debt):9,418(前期末:9,412)
営業CF: - (前年同期: - ) ※非開示
投資CF: - (前年同期: - ) ※非開示
財務CF: - (前年同期: - ) ※非開示

■決算発表内容分析のものさし

決算発表内容について、私は主に①成長性、②収益性、③安全性、④キャッシュ創出力、の4つの観点からチェックをしています。

それぞれの観点について、主な指標とその計算方法、優秀と認定する目安は以下の通りです。
優秀と認定する目安をクリアした項目が多い銘柄ほど、買いたい銘柄、保有し続けたい銘柄ということになります。

★成長性
【主な指標】
増収率、増益率(営業利益・純利益)

【計算方法】
増収率(%)=(今期の売上÷前期の売上-1)×100
増益率(%)=(今期の利益÷前期の利益-1)×100

【優秀と認定する目安】
増収率、増益率ともに+10%以上

★収益性
【主な指標】
売上高営業利益率、売上高純利益率、ROE(自己資本利益率)

【計算方法】
売上高営業利益率(%)=営業利益÷売上高×100
売上高純利益率(%) =純利益 ÷売上高×100
ROE(%)      =純利益÷自己資本×100
※四半期決算時は純利益を年換算し算定

【優秀と認定する目安】
売上高営業利益率:15%以上
売上高純利益率 :10%以上
ROE      :15%以上

★安全性
【主な指標】
自己資本比率、現金>有利子負債か

【計算方法】
自己資本比率(%)=自己資本÷資産合計×100

【優秀と認定する目安】
自己資本比率:30%以上80%以内
現金>有利子負債であること
※ただし、一概に自己資本比率が高ければいいというわけではなく、有利子負債が多いとダメでもなく、業態や企業の成長フェーズによって個別に評価する必要がある、と考えています。

★キャッシュ創出力
【主な指標】
営業CFがプラスか、営業CF>営業利益か

【優秀と認定する目安】
営業CFがプラスであること
営業CF>営業利益であること

■決算発表内容分析

それでは、上記のものさしに沿って、実際に決算発表内容を分析していきます。

●成長性のチェック

Q3の売上高は前年同期比+5.0%でした。
営業利益は同▲2.9%でした。
純利益は同▲3.7%でした。

Q3累計の売上高は前年同期比+7.1%でした。
営業利益は同+3.6%でした。
純利益は同+9.2%でした。

Q3は増収減益、累計では増収増益となりました。
いずれも指標の+10%には届きませんでした。
累計に比べるとQ3は弱い結果となりました。

売上高の95%はNIKEブランドの売上で、残りの5%はConverseの売上です。
NIKEブランドの売上を地域別に見ると以下の通りです。

主力は、NIKEブランドの売上の40%を占める北米(North America)です。
北米市場は、Q3は前年同期比+8.9%、Q3累計は同+12.2%と成長しました。

売上の28%を占めるヨーロッパ・中東・アフリカ(Europe, Middle East & Africa)は、Q3は同+6.5%、Q3累計は同+8.8%でした。

一方で、中華圏(Greater China)は、Q3は同▲5.2%、Q3累計は▲5.8%と、減速しました。
Q2でも書きましたが、中華圏と距離的にも近いベトナム工場が数カ月にわたって閉鎖したこと、供給制約や、世界的なサプライチェーン問題といったことが影響しているようです。

製品別の売上高構成比は以下の通りです。

運動靴(Footwear)が全体の65%を占めています。

直販(NIKE Direct sales)は+15%増加、ネット販売(NIKE Brand Digital sales)は+19%増加となりました。

Q3の営業利益は▲2.9%と四半期では減益でした。
同社のPLに「営業利益(Operating Income)」の表示はないため、売上総利益(Gross profit)から、販売費及び一般管理費(Total selling and administrative expense)を差し引いて算出しています。

売上総利益は増加したものの、販管費増加により、減益となりました。
売上高が+5.0%増収したのに対して、売上原価(Cost of sales)は+2.9%の増加にとどめ、、売上総利益は前期比+7.4%増加しました。

販管費は需要創出のための費用(Demand creation expense)が+20.1%と大幅に増加しました。
広告宣伝費等のプロモーションの費用でしょうか。 結果、営業利益は▲2.9%の減益となりました。

●収益性のチェック

売上高営業利益率は14.9%、売上高純利益率は12.8%でした。

売上高営業利益率は目安としている指標にわずかに届きませんでしたが、それでも10%を超える利益率を残しました。

特筆すべきはROEの高さです。
41.5%と、株主資本を効率的に利益に結び付ける経営ができていることを示しており、投資家からの人気があるのもうなずけます。

過去3年の利益率の推移は以下の通りです。
売上高営業利益率:12.2%、7.2%、15.5%
売上高純利益率 :10.3%、6.8%、12.9%
2年前の2020年5月期は減収減益と苦しい年度でしたが、それ以外の年は十分に高い利益率を残しています。

●安全性のチェック

自己資本比率は38.4%でした。
保有している現金は8,704、有利子負債は9,418と、有利子負債が現金を上回りました。
自己資本比率は、前年同期は33.0%でしたが、利益の積み上げにより改善しています。

●キャッシュ創出力のチェック

キャッシュ・フロー計算書は開示がないため、割愛します。

■業績予想に対する進捗度

SBI証券お客様サイト内の「財務詳細」情報に記載されている今期業績予想に対する進捗度をチェックします。
業績予想に対する進捗度は、年間の業績予想が妥当なものかを考える上で大切な指標です。
もし進捗度が高い場合は、業績予想の上方修正が発表される可能性もあります。
Q1は25%、Q2は50%、Q3は75%、Q4は100%を超えている場合を優秀と定義して、チェックしていきます。
もちろん企業によって季節波動がありますので、単純に数値だけをみるのではなく、前年度の四半期進捗を参考にするのも大事ですね。

売上高の進捗度は73.6%でした。純利益の進捗度は78.2%でした。
売上高は目安の75%に届いていませんが、純利益は順調に進捗しています。
昨今のサプライチェーン問題、原油価格高騰によるコスト増など、利益を圧迫する不安材料が多くありますので、今後の業績を注視していきたいです。

■来期の業績予想から見る将来成長性

SBI証券お客様サイト内の「財務詳細」情報より、来期の業績予想をチェックします。
今期の業績予想を起点に、来期の成長性を見ていきます。

※SBI証券お客様サイトより、同社の業績予想を抜粋

来期の売上高成長率は+12.9%、純利益成長率は+25.5%と予想されています。
売上高、純利益とも指標の+10%を上回っての成長が予想されています。
特に純利益の伸びが非常に大きいですね。
過去の増益率・減益率をみても、利益率は年によってブレがあることがわかります。

■株価水準とチャートの動き

3/23(水)の終値は133ドルです。PERは35倍です。
過去5年の株価の動き(週足)は以下の通りです。

※SBI証券お客様サイトより、同社の株価チャートを抜粋

過去5年、右肩上がりで株価は上昇してきました。
昨年11月以来株価は調整局面に入り、現在の株価は昨年11月の最高値179ドルから▲25%ほど下落した水準です。
PERは3ヶ月前の45倍から、現在は35倍まで落ちてきています。

■私の投資戦略

以上の分析内容を簡単に表に整理すると、以下のようになります。

Q3累計では増収(+7.1%)増益(純利益+9.2%)でしたが、Q3四半期では増収(+5.0%)減益(純利益▲3.7%)となり、直近の弱さを感じる決算でした。

ベトナム工場の数カ月にわたる閉鎖があったQ2の売上高(+1.0%)に比べると改善していたり、主力の北米市場が好調だったり、プラスの材料がある一方、サプライチェーン問題による中国市場での減速、資源高に伴うインフレの加速など、今後の懸念材料も多くあります。
今後も売上高と利益の推移を継続して観察したいと思います。

ROEをはじめ収益性は高く、世界的なブランドをもっていることからも、今後株価が調整することがあれば、狙っていきたい銘柄です。
3ヶ月前同様、ターゲットはPERが30倍を切る110ドル(現在の株価▲17%ほどの水準)です。
円安が進んでしますので、現在の1ドル120円台の円安水準が続くようであれば、100ドルあたりまで待ちたいとも思っています。

以上が私の戦略です。

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■まとめ

私はだいたい25銘柄程度の注目銘柄を決めて、決算発表内容と会社四季報を見比べながら、上記のような観点で継続的に観察しています。
そして5年で株価2倍が期待できる銘柄を、いいタイミングで買うことを目指しています。
上記の銘柄を推奨するわけではありませんが、銘柄選択の視点や考え方など、読者の皆さんの参考になったのであれば嬉しいです。

私が銘柄選びの基準や、仕掛けるタイミング、投資に対する考え方について参考にしている書籍は以下の通りです。
よろしければ読んでみて下さい。

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ウォーレン・バフェットが味わった数々の教訓(苦みも含めて)は、長期投資を志す方には有益な学びがあります!

毎年資産+10%達成を目指して、引き続き頑張ります!
ということで、本日は以上です!
お読み頂きありがとうございました!

■参考:同社に関する過去の記事

【ナイキ】21/12/20決算発表内容と私の投資戦略
※21/12/20(月)に発表した2021年9月~11月期(第2四半期)決算についての記事です。

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