勝つことより生き残ることが大切!【投資と孫子の兵法⑫火攻篇】

投資の考え方

こんな方に読んで頂きたい記事です。

『孫子の兵法』の内容に興味がありま~す!

「守りに強い投資家」になりたいです!

長期投資に必要な心構えを学びたいです・・・

この記事は、世界最古の兵法書『孫子の兵法』に書かれたエッセンスを株式投資、特に現物株の長期投資に活かすポイントについて書いています。
「『孫子の兵法』?聞いたことありません。」という方でも、「戦わずして勝つ」というフレーズは聞いたことがあるかもしれません。
株式投資で成功するために、守りに強い投資家になるために、長期投資家として投資の世界で長く生き残るために、『孫子の兵法』のエッセンスを一緒に学んでいきましょう!

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■『孫子の兵法』とは?

今から約2,500年前、紀元前500年前後の中国の兵法家・孫武(そんぶ)が書き残した世界最古の兵法書で、戦争での心構えや戦略が13編にわたって書かれています。
その考え方は現代ビジネスにも応用できるということで、ソフトバンク創業者の孫正義氏やマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏にも愛読されています。

『孫子の兵法』全体に貫かれたポイントは以下通りです。

× ガンガン戦って勝ち続けよ!
× 強い気持ちがあれば必ず勝てる!
○ 極力戦うな!戦わずに勝てる方法を探るべし!
○ 戦う前の準備が大事!情報が大事!
○ 勝てる勝負だけ戦うべし!勝てない戦いには挑むな!
○ 勝てるかどうかは相手次第!相手のミスを待て!
 
『孫子の兵法』は以下の13編で構成されています。
①計篇  ②作戦篇 ③謀攻篇
④形篇  ⑤勢篇  ⑥虚実篇
⑦軍争篇 ⑧九変篇 ⑨行軍篇
⑩地形篇 ⑪九地篇
⑫火攻篇 ⑬用間篇

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■第12篇「火攻篇」の内容は?

第12篇「火攻篇」は特殊な戦い方火攻めについて書かれています。
第12篇の中で、投資に活かせるフレーズは以下の通りです。

・主は怒りをもって師を興(おこ)すべからず、将はいきどおりをもって戦いを致すべからず。
・利に非(あら)ざれば動かず、得(う)るに非ざれば用いず、危うきに非ざれば戦わず。
・亡国はもってまた存(そん)すべからず。死者はもってまた生(い)くべからず。
・火を発するに時あり。火を起こすに日あり。

これらの言葉がどういう意味なのか、そこに含まれるエッセンスをどのように株式投資に置き換えて活かしていくのか、見ていきましょう!

■主は怒りをもって師を興(おこ)すべからず、将はいきどおりをもって戦いを致すべからず。

君主や将軍は、一時の怒りの感情から軍事行動を起こしてはならないのだ。感情に突き動かされると冷静な判断ができなくなるからである。

株式投資に置き換えると・・・

感情ではなく、冷静な観察・ルールに従って投資判断を行うことが大切です。
そのための一つのアプローチが、「場中は見ない」をマイルールとすること。

場中に株価を見てしまうと、ついつい買ったり売ったりしたくなってしまうものです。
普段日中仕事があるサラリーマン投資家であればなおさら徹底すべきです。
有給休暇だからと言って、ルールを破ることは厳禁です。
普段やらないことをやって、いつもと同じ冷静な判断ができるはずがないからです。
有給休暇の場中相場チェックは失敗の元ですのでご注意ください。

■利に非(あら)ざれば動かず、得(う)るに非ざれば用いず、危うきに非ざれば戦わず。

国家の戦争目的達成に寄与しない武力行使は行ってはならない。他に対応の手段・方法がない危急存亡の時でなければ、武力行使を行ってはならない。

株式投資に置き換えると・・・

あなたは、自身の投資の目標に沿った投資行動ができていますか?
配当金をコツコツ増やしたいのに、話題になってるグロース株(配当なし)に投資をしていませんか?
今検討している投資が、あなたの目標達成に近づける投資でない場合、その投資は一旦ストップするべきです。

自分の投資の目標を見失わないために、紙に書いて定期的に見直してみましょう。
投資スタンスが安定してくるはずです。

■亡国はもってまた存(そん)すべからず。死者はもってまた生(い)くべからず。

一度滅んだ国を再興させることや、死者を生き返らせることは不可能である。

株式投資に置き換えると・・・

相場で戦い続けること、生き残り続けることは、勝つことよりも大切なことです。
コントロールできないほどのレバレッジをかけたトレードをしたり、投資資産の全てを投じて1銘柄にかけたり、そういった投資は感心しません。
相場から退場させられてしまったら、金銭的にも、精神的も、また戻ってくるのは困難です。
まずは生き残り続けること。
それを念頭に置いて、自身のポートフォリオを見つめなおしましょう。

■火を発するに時あり。火を起こすに日あり。

火を放つには適当な時節があり、放火後、火勢を盛んにするには適切な日がある。

株式投資に置き換えると・・・

投資において、タイミングはとても重要です。
それをやるのに適切な時、適切な日があります。
相場全体の動きや、観察銘柄の動きをじっくり観察し、投資をすべき有利なタイミングがくるのをじっくり待ちましょう。

■まとめ

いかがでしょか?
『孫子の兵法』は戦い・戦争について書かれた書物ですが、株式投資に活かせるエッセンス、共通する考え方が詰まっていると感じませんでしたか?
私は非常に多くの学びがあると感じています。

『孫子の兵法』について学ぶため、10冊ほど関連書籍を読みましたが、その中でオススメの本を2冊紹介します。

1冊目は、テレビにもよく出演されている齋藤孝さん著の『1分間孫子の兵法』(SBクリエイティブ)です。
『孫子の兵法』のエッセンスが9章77項目にわたって書かれています。
1項目が1ページでコンパクトに要点がまとめられていて、気軽に『孫子の兵法』のポイントを理解したい初心者の方にオススメの一冊です。

2冊目は、杉之尾宜生さん著の『[現代語訳]孫子』(日経ビジネス人文庫)です。
『孫子の兵法』と同じく13章にわたり、原文、現代語訳、解説が書かれています。
各篇の体系表が掲載されており、各篇がどのような構成で書かれているのか、とてもわかりやすくまとめられています。
一つ一つの原文の内容やその意味など、より踏み込んで『孫子の兵法』を理解したい中級者の方にオススメの一冊です。

戦争でも株式投資でも、まず大事なことは「守り」を固めることです。
『孫子の兵法』のエッセンスを学び、マイルールに落とし込み、守りに強い長期投資家を目指していきましょう!
参照:★規律ある長期投資家を目指して★個別株投資8つのマイルール

この記事が、株式投資に取り組む読者の方、長期投資を志す読者の方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
本日もお読み頂きありがとうございました!

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