【TKP】会社四季報の業績記事・材料記事を時系列で見てみよう!

業績図解・四季報記事

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あなたは会社四季報を読んでいますか?

各社のページにある、業績記事材料記事を読んでいますか?

以下、③のところです!

※東洋経済STORE 初心者講座「3分でわかる四季報の読み方」より抜粋

各社の最近の業績新規事業のトピックスなど、将来や株価に影響を与える重要事項について、会社四季報の記者がを込めて書いています。

どの会社もだいたい170文字程度。

1社1分もかからず読めますので、自身の投資対象企業については、目を通しておきたいところですね。

この業績記事・材料記事、時系列で見てみると、ビジネス環境の変化を感じられ、その会社の現在地をより正確に把握できるようになります。

今回は、私が注目している銘柄の1つ「TKP」の業績記事・材料記事を時系列で掲載します。

ぜひ変化を味わってみてください!

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■会社四季報コメントを時系列で見てみよう!

・2019年12月号

【出店攻勢】買収の国内、台湾貸オフィス上乗せ。貸会議室は高単価の上位グレード牽引、貸オフィスとの共同出店寄与。ホテルも高稼働で営業益続伸。償却費こなす。21年2月期も国内軸の新規出店で拡大続く。
【台 湾】貸会議室・貸オフィスは台北中心に25年までに50拠点へ拡大(現在14拠点)。公募増資等で約240億円調達、優先株買い戻しや短期借入金返済に充当へ。

・2020年3月号

【伸び盛り】21年2月期は買収の国内、台湾貸オフィス通期寄与。貸会議室は室数純増、高単価の上位グレードが牽引。料飲や宿泊など付帯サービス力点。貸オフィスも会議室と相互送客寄与し高稼働。利益続伸。
【貸オフィス】新規出店は都心に重点、開業から8~12カ月で黒字化見込む。計250億円のシンジケートローン締結、貸オフィス買収の際の短期借入金を期間長期化。

・2020年6月号

【暗 転】新型コロナで貸会議室が大苦戦。稼働低迷で新規出店は当面凍結。宴会や料飲など好採算の付帯サービス需要も霧散。前期買収の貸オフィスがテレワーク需要受け手堅く稼ぐが補えず。営業益大幅減。
【急旋回】貸会議室は付帯サービスから室料重視に軸足、一部施設は貸オフィス仕様に転換へ。融資枠設定や優先株発行などで手元資金手当て。前期公表の新中計は撤回。

・2020年9月号

【大幅減益】貸会議室はコロナの影響でキャンセル続出。下期軸に持ち直すが、宿泊や宴会など付帯サービスの利用落ち込み、単価軟調。貸オフィスは新規出店もあり、利用料伸びるが補えず。大幅営業減益。
【遊休利用】ブライダル大手エスクリと資本業務提携、平日空き枠を法人向けに貸し出しへ。貸会議室でのライブ配信サービスを加速、Webセミナーや会議需要に照準。

・2020年12月号

【減益幅拡大】貸会議室は春期の需要が霧散。下期はライブ配信や試験会場需要開拓するが埋めきれず。長期契約の貸オフィスが粘るも、前号比で営業減益幅拡大。22年2月期は貸会議室の利用が戻り基調に。
【選 別】アパホテルや研修施設、人材派遣など周辺事業を平常運転に舵。ただ都市型ホテルは再開に時間。貸オフィスは代理店経由での営業を強化、中長期利用を訴求。

・2021年3月号

【浮 上】22年2月期は試験会場やオフィス利用を訴求し貸会議室稼働が底打ち、月貸し転用も効く。貸オフィスも長期契約奏功し稼働高水準。料飲や宴会、ホテルの復調緩やかだが営業黒字転換。特損和らぐ。
【調 達】大和証券に新株予約権割り当て、当初行使価額で最大212億円調達。有利子負債返済や出店費用に充当。貸会議室はサテライトオフィス仕様へ転用加速。

・2021年6月号

【浮 上】貸会議室は宴会需要の低迷続くも、試験会場やライブ配信など新規需要創出し稼働底打ち。貸オフィスは新規出店継続、大型顧客の退店一服し既存店の稼働持ち直す。ホテル稼働底入れで営業黒字化。
【選 別】需要縮小の料飲部門は内製から外注に切り替え。宴会場併設の大型店は撤退か貸オフィスへの切り替えを推進。宿泊需要の回復見据えて、ホテルの拡大に舵。

・2021年9月号

【黒字化】貸会議室は宴会や料飲厳しいが、研修や試験会場需要で底入れ。貸オフィスは既存店の大型顧客退去が一服し稼働堅調、新店開業も寄与。ホテルはコロナ療養者向け1棟貸し奏功、営業黒字浮上。減損。
【献 身】ワクチン接種会場として貸会議室を無償提供、企業との接点増やし得意客を開拓へ。面接会場やテストセンターなど付帯サービス付きの貸会議室利用を訴求。

・2021年12月号

【連続赤字】コロナ影響長期化で貸会議室の戻り鈍い。料飲や宴会低迷。ワクチン接種会場需要沸騰や貸オフィス堅調でも補えない。一転営業赤字だが赤字幅は縮小余地。減損。23年2月期は貸会議室稼働が復調。
【資金調達】新株予約権の行使が進む。21年9月までに83億円調達、貸オフィスの出店費用に充当へ。コロナ軽症者向けに保有ホテル1棟貸しが進捗、部門損益が黒字化。

・2022年3月号

【均衡圏】23年2月期は貸会議室稼働がやや復調。料飲の低迷続くが、研修や試験、ワクチン接種会場の利用が伸長。貸オフィスは出店費先行するも稼働堅調。ホテルのコロナ療養者向け1棟貸しも奏功。均衡圏。
【ワクチン】3回目接種会場として貸会議室を提供、室料や運営手数料に照準。外資系企業念頭に貸オフィスの最上級ブランドを立ち上げ、六本木ヒルズに1号店開業。

・2022年6月号

【黒字化】柱の貸会議室は研修やセミナー軸に需要回復、付帯サービスも料飲やや復調。稼働堅調な貸オフィスは前期出店がフル寄与、ホテル徐々に戻る。コスト抑制で出店費増を吸収し、営業黒字化。特損縮小。
【拡大戦略】貸会議室を名古屋駅直結の名鉄百貨店に出店、駅近商業施設での展開急ぐ。貸オフィスはサブFC展開し出店費抑制図る。兵庫県神戸市に宿泊研修施設開設。

・2022年9月号

【増 額】柱の貸会議室は研修、採用関連軸に出足好調。付帯サービスも料飲やや戻る。貸オフィスは前期出店が通期貢献。ホテル復調。出店費増こなし営業黒字化。先行き慎重視の会社計画保守的。特損縮小。
【準備着々】法人営業の進捗をシステム管理、提案力強化し大口顧客軸に深耕。貸オフィスは静岡と福島でサブFC契約締結。河野社長の資産管理会社が支配株主に。

・2022年12月号

【再増額】柱の貸会議室が想定超の勢いで回復、付帯サービスも料飲復調。貸オフィス増勢。出店費増こなす。営業益再増額。先行き慎重視の会社計画慎重。特損減。24年2月期も稼働向上進む貸会議室が牽引。
【大型化】貸会議室はMICE需要見据え、大型施設への出店に集中。東京ベイ幕張ホール(千葉県千葉市)の既存施設は約4100坪に増床、ブライダル会場等を新設。

・2023年3月号

【最終黒字】24年2月期はシェアオフィス子会社売却で減収。ただ柱の貸会議室は大口顧客軸に需要堅調、既存施設の稼働率向上。付帯サービスも料飲の回復進む。出店費増こなし営業増益。減損減り最終黒字化。
【回 帰】子会社売却資金で買収向けに調達した協調融資を期限前返済。貸会議室出店は23年中に3・3万平方m増床。識学へ10%弱出資、研修サービスとベンチャー投資拡充。

・2023年6月号

【回復続く】シェアオフィス子会社売却で減収。ただ、コロナ影響薄れて、柱の貸会議室は既存施設の稼働率向上。付帯サービスの料飲復調、ホテルも需要回復。出店費増こなし営業益回復続く。税効果で純益膨らむ。
【続々出店】東京都心のターミナル駅軸に貸会議室を積極出店。東京駅周辺で大幅増床、港区赤坂では大型施設開業。福岡の大型ホール運営受託。リリカラ持分会社化。

・2023年9月号

【回 復】シェアオフィス子会社売却で減収。が、柱の貸会議室は稼働施設増え拡大。付帯サービスが料飲尻上がり。ホテルも需要回復。営業益大幅増。リリカラ持分化で営業外にのれん益。税効果で純益膨らむ。
【連 携】三菱地所のワーケーション施設の窓口対応や旅行代理店業務受託。識学とはベンチャーファンドで連携しノウハウ吸収、M&Aへ活用。東京・品川で出店強化。

・2023年12月号

【着実増】シェアオフィス子会社売却で減収。ただ柱の貸会議室の稼働向上、稼働施設増え伸びる。付帯サービスも料飲が後半にかけ回復。需要回復のホテル好調。営業益好伸。税効果で純益膨らむ。25年2月期は前期出店も貢献し貸会議室の拡大続く。
【効率化】貸会議室の室料適正化システム活用し稼働状況に応じて室料変動、採算向上図る。需要見据え料飲は東名阪で内製化

・2024年3月号

【続 伸】25年2月期は柱の貸会議室が大手法人顧客軸に需要旺盛。稼働率、室料ともに上昇。前期稼働施設も通期貢献し伸び続く。付帯サービスは料飲拡大、ホテル好調。内製化進み外注費抑制、人件費や出店費の増加こなし営業益続伸。税効果消える。
【ホテル】リゾート立地の宿泊型研修施設の一部をホテルに改修、訪日客需要開拓し単価引き上げ狙う。京都タワーホテル増床。

・2024年6月号

【大幅増益】柱の貸会議室は稼働率、室料ともに上昇。前期稼働施設も通期貢献し伸び続く。付帯サービスは料飲拡大、徐々に内製化効き採算改善。システム投資費も剥落し営業益1・6倍増。税効果消える。
【アパマン】APAMANの株式取得、法人向け賃貸住宅サービスで相互送客などの連携図る。料飲の内製化率は6割に引き上げ。貸会議室の出店は都心大型物件に集中。

■おわりに

いかがでしたか?

この会社が何に注目されているのかや、様々な変化を感じられたのではないでしょうか?

TKPの場合、何といっても新型コロナウイルスによる大打撃が大きな出来事でしたね。
そんな中、発表していた中期経営計画を一旦撤回し、柔軟に方針転換をしながら様々な需要(ワクチン接種会場、コロナ療養者向けのホテル1棟貸し、など)を取りにいく姿勢とその成果が、記事からも伝わってきます。
シェアオフィス事業を行うリージャスを買収し、数年で売却したことも、大きなトピックスと言えます。

最近では内製化に力を入れていることもわかりますね。
利益率の上昇に期待です。

業績記事・材料記事はを時系列で見ることは投資判断の参考になりますので、ぜひ活かしていきましょう!

あなたが興味のある銘柄がありましたら、ぜひ1回みて終わりではなく、ExcelやWordなどに業績記事・材料記事を蓄積していくと将来役にたつと思います。

興味があれば、ぜひやってみて下さい!

なお、四季報の業績記事・材料記事(=定性情報)に加えて、実際の業績数値(=定量情報)をあわせて企業を観察すると、さらに投資判断の質が高まります。

投資判断の質、一緒に高めていきましょう!

本日もお読み頂きありがとうございました!


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