【銘柄研究!】本日の気になる銘柄~TKP

決算分析

株式投資をしていると、やはり気になるのが決算発表!
特に自分が保有している銘柄の決算発表は気になりますよね!
今週は私が保有している銘柄の直近決算の内容をチェックしたいと思います!
(※記載してある銘柄を推奨しているわけではありません。)

第3回の今日は、貸会議室ビジネスを展開するTKPです。
人が集まる空間を提供することを基本にしている会社で、コロナウイルス感染症拡大により大きな打撃を受けた会社の一つです。2019年末には4,455円であった株価は2020年3月には915円まで、実に80%近く下落しました。
現在も株価は1,600円台で推移し低迷が続いていますが、今後の復活が楽しみな銘柄です!
では、決算発表内容を見ていきましょう!

7/15(木)に発表した2022年2月期第1四半期決算の主な結果は以下の通りです。

【主な決算内容】(単位:百万円)
売上高 :10,272(前年同期:10,447  前年同期比:▲0.4%)
  今期業績予想:48,000 進捗率:21.4%
営業利益: ▲829(前年同期:▲964  前年同期比:▲→▲)
純利益 :▲1,878(前年同期:▲1,464 前年同期比:▲→▲)
資産合計:107,443
自己資本: 35,159

売上高は前期比▲0.4%の102億円、営業利益、純利益は赤字ということで苦戦が続いていますね。
つい先週も感染者数が過去最多を更新するなどコロナの感染はいまだに収まりませんので、人が集まることを生業にしている同社としては厳しい経営環境が続いていますね。

ただ、その売上の内訳をみると、回復の兆しを感じることもできます。
(決算説明資料P29「サービス別売上高推移」参照)アパホテル事業は前期4億円に対し、今期は8.7億円で、GoToトラベルの影響もあった前期Q3の8.3億を上回ってきました。
今後コロナ感染が収まってくれば、順調に伸びていくのではないかと期待しています。
前期は会議室の予約取り消しに伴うキャンセル料を26億円計上しましたが、今期のキャンセル料は3億円程度でしたので、確実に会議室利用が増えています。
2Q、3Qと感染状況がどうなるかによって不確実な要素は大きいですが、本業である室料売上の回復状況は今後も注視していきたいと思います。
2年前に買収した日本リージャスは、前期から▲5.5%と売上高は減少したものの、コロナ禍によっても大きな悪影響はでていないようです。
コロナ禍による働き方改革の促進、オフィスの縮小に伴うサテライト化というのは間違いなく追い風で、レンタルオフィスを展開するリージャスの業績は今後伸びていくと期待しています。

決算発表の動画も見ましたが、河野社長がもっともアツく語っていたのは、新型コロナワクチン接種会場の提供についてでした。
TKPの本業である会議室の利用が増えていくためには感染者数が減っていくことが大事、感染者数が減るためにはワクチン接種が進むことが大事、ということでTKPの会議室をワクチン接種会場用に無償提供しているそうです。
もちろん同社のビジネスにつながるからという側面はあるのですが、社会のためになるような動きができる会社というのはやはり素晴らしいなと思います。

コロナ禍によって、色々なことがオンラインに置き変わっていっていますが、オフライン・対面の価値がなくなることはないと思いますし、オンラインが増えたからこそ、オフライン・対面のコミュニケーションの価値は今後高まってくると思っています。
その時にTKPの会議室が社会に必要とされ、業績もまた力強く伸びていくと思っています。

あと1年2年は株価も低迷してしまうかもしれませんが、私が投資の時に期待している「5年で株価2倍」というのは十分に狙える銘柄だと思いますし、河野社長の思い切った判断力や人間性が好きですので、気長に応援し続けたいと思います!

ということで、本日は以上です!
本日もお読み頂きありがとうございました!

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