【TKP】22/10/13決算発表内容と私の投資戦略

決算分析

個別株投資で毎年資産+10%を目指し、気になっている銘柄の決算発表内容を分析し、今後の投資戦略について私なりの視点で書いていきます。

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■本日のチェック銘柄

今日チェックするのは貸会議室ビジネスを展開するTKP(証券コード:3479)です。
東証グロース市場上場で、決算期は2月です。

直近の四季報より数値を抜粋すると、時価総額は978億円、従業員数は連結で1,425名です。


Anytime, Anywhere, for All workers ~いつでも、どこでも、すべての働く人たちに
のキャッチコピーを掲げる同社。

ビジネスの3つの柱は、
①貸会議室のTKP
②レンタルオフィスのリージャス
アパホテル
です。

社名の由来はもともと創業者の河野社長のイニシャルからつけた「Takateru Kawano Partners」に由来しています。

私がこの会社に注目している理由は、

①困難な状況に対して素早く方向転換を図れる経営の柔軟性スピード感が素晴らしいから
オフィス機能の縮小働き方改革という時代背景を受けて、同社の持つ空間が顧客企業の生産性向上に貢献していくだろうと考えているから


です。


なお、現在私はTKPの株を100株保有しています。

■決算発表内容の概要

2022/10/13(木)に発表した2023年2月期第2四半期決算の主な内容は以下の通りです。

■決算発表内容分析のものさし

決算発表内容について、私は主に①成長性、②収益性、③安全性、④キャッシュ創出力、の4つの観点からチェックをしています。

それぞれの観点について、主な指標とその計算方法、優秀と認定する目安は以下の通りです。

優秀と認定する目安をクリアした項目が多い銘柄ほど、買いたい銘柄、保有し続けたい銘柄ということになります。

■決算発表内容分析

それでは、上記のものさしに沿って、実際に決算発表内容を分析していきます。

●成長性のチェック

売上高は前年同期比+16.9%でした。
営業利益は前期の赤字▲498百万円から1,928百万円黒字転換しました。
純利益は前期の赤字▲2,1338百万円から▲102百万円と、前期に続き赤字でしたが、赤字幅は大幅に縮小されました。

コロナ前の2020年2月期第2四半期の売上高は24,272百万円でしたので、コロナ前の売上高を上回りました。

純利益は法人税、住民税及び事業税が増加したため今期も赤字でしたが、純利益を除く段階利益で黒字化となり、回復が数字に表れてきました。

四半期売上高の推移は以下の通りです。

※同社の決算説明資料より抜粋。

TKP単体の売上高は前期比+19.5%となりました。
夏期講習や宿泊の需要を取り込み、新型コロナワクチンセンター特需のあった前年同期を上回りました。

売上高が伸びると経費も増えがちですが、経費をコントロールできていることも、営業利益の黒字拡大につながりました。

※同社の決算説明資料より抜粋。TKP単体の業績。

レンタルオフィスのリージャスの売上高は+10.8%となりました。
四半期売上高はQ1に続き、過去最高を更新しました。

※同社の決算説明資料より抜粋。日本リージャスの業績。

施設稼働率の改善も好材料です。

※同社の決算説明資料より抜粋。

●収益性のチェック

売上高営業利益率は7.5%でした。
目安の15%には届きませんでした。

過去7年(2016年2月期~2022年2月期)と今期Q2の利益率推移は以下の通りです。

10%を超えていたコロナ禍前の水準にはまだ届きませんが、確実に改善に向かっています。


TKP単体の営業利益率は17.2%と、高い収益性を示しました。

●安全性のチェック

自己資本比率は35.8%でした。
保有している現金は12,361百万円、有利子負債は49,581百万円と、有利子負債が現金を大きく上回りました。

過去4年間(2019年2月期~2022年2月期)と今期Q2のBSの推移は以下の通りです。

2019年2月期から2020年2月期にかけてBSが大きくなっているのは、リージャス買収によるものです。
固定資産では、リージャスの買収によりのれん+39,559百万円(112百万円→39,671百万円)と大幅に増加しました。
固定負債では、長期借入金+27,037百万円(24,826百万円→51,863百万円)と大幅に増加しました。

短期的な安全性を示す流動比率(流動資産÷流動負債)は、コロナ禍の2020年2月期:83.3%、2021年2月期:79.3%と、安全の目安とされる100%を割りましたが、前期末の2022年2月期には113.1%と100%を超えるまでに回復しました。

●キャッシュ創出力のチェック

営業CFは+4,544百万円と、キャッシュインとなりました。
営業利益1,928百万円を上回りました。

前年同期の営業CFは▲3,028百万円とキャッシュアウトでしたので、本業での回復ぶりがキャッシュの動きにも表れています。

キャッシュフローの概要を図にすると以下の通りです。

キャッシュフロー計算書は非開示のため、割愛します。

■業績予想(会社発表)に対する進捗度

業績予想に対する進捗度は、売上高:50.3%、営業利益:96.4%です。
純利益400百万円の黒字予想に対し、Q2はまだ赤字▲102百万円です。

営業利益はすでに業績予想達成間近です。

業績予想の修正は未整理事項の精査終了後、速やかに開示予定です

とのことですので、今後の業績修正情報が楽しみです。

■来期の業績予想(会社四季報情報)から見る将来成長性

会社四季報から、来期の業績予想を見ていきます。

※SBI証券お客様サイトより、同社の会社四季報情報を抜粋

今期の会社発表業績予想から、来期の四季報発表業績予想への成長性を見ていきます。

来期は、売上高+2.0%、営業利益:+25.0%、純利益:+200.0%(3倍増!)と予想されています。

2021年2月期、2022年2月期と2期連続の赤字でしたが、いよいよ回復のフェーズに入っていきます。

今期の業績が上方修正されれば、来期の業績も改めて精査されるでしょうから、次回の四季報にも注目です。

■株価水準とチャートの動き

10/14(金)の終値は2,796円です。PERは97倍です。
過去5年間の株価の動き(週足)は以下の通りです。

※SBI証券お客様サイトより、同社の株価チャートを抜粋

2017年3月の上場以来上昇をしてきましたが、2020年のコロナ拡大により急降下。

その後は低迷が続いていましたが、前回(7月)の決算発表以降、移動平均線を上に抜け、上昇しました。

このまま一本調子で上昇することはないでしょうが、人流や需要の回復は今後ますます進んでいきますので、株価の上昇に期待しています。

■私の投資戦略

以上の分析内容を簡単に表に整理すると、以下のようになります。

2021年2月期、2022年2月期と、2期連続の赤字でしたが、いよいよ回復が顕在化し始めた今期。

決算記者会見で河野社長は現在の時刻を「8時30分」と表現しました。

コロナ禍先の見えない暗闇のような時間帯もありましたが、いよいよ朝を迎え、これから人々が活発に動き出す時間になりました。

売上高は前期比+16.9%の増収で、コロナ前2020年2月期第2四半期の売上高を上回りました。
営業利益は通期予想に対して進捗度96.4%と、業績予想の大幅上方修正が期待されます。

過去7年間(2016年2月期~2022年2月期)と、今期予想の売上高・営業利益・純利益・EPSの推移は以下の通りです。

売上高の回復、営業利益・純利益の黒字化によるEPSの改善が見て取れます。
営業利益・純利益・EPSはさらなる上方修正も期待できます。

投資方針はこれまでと変わらず、1,100円あたりまで下がってくれば、追加買付をしたいと考えています。

利益確定については、「5年で株価2倍」の水準である3,500円を一つの目安として考えています。

河野社長の人柄経営手腕ビジネスモデルなど、とても好きな銘柄ですし、需要の回復はまだまだこれからですので、じっくり応援を続けたいと思います!

以上が私の戦略です。

■おわりに

私はだいたい25銘柄程度の注目銘柄を決めて、決算発表内容と会社四季報を見比べながら、上記のような観点で継続的に観察しています。

そして5年で株価2倍が期待できる銘柄を、いいタイミングで買うことを目指しています。

上記の銘柄を推奨するわけではありませんが、銘柄選択の視点や考え方など、読者の皆さんの参考になれば嬉しいです。

毎年資産+10%達成を目指して、引き続き頑張ります!
ということで、本日は以上です!

お読み頂きありがとうございました!


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■参考:同社に関する過去の記事

【TKP】22/7/14決算発表内容と私の投資戦略
※22/7/14(木)に発表した2023年2月期第1四半期決算についての記事です。
【TKP】22/4/14決算発表内容と私の投資戦略
※22/4/14(木)に発表した2022年2月期第4四半期決算についての記事です。
【TKP】22/1/13決算発表内容と私の投資戦略
※22/1/13(木)に発表した2022年2月期第3四半期決算についての記事です。
【TKP】21/10/14決算発表内容と私の投資戦略
※21/10/14(木)に発表した2022年2月期第2四半期決算についての記事です。
【銘柄研究!】本日の気になる銘柄~TKP
※21/7/15(木)に発表した2022年2月期第1四半期決算についての記事です。

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